世界を変えた10冊の本

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163743905

感想・レビュー・書評

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  • いまやすっかり常識となっているものだから、今更全部読むのもなぁと思える本たち。沈黙の春や、種の起源、資本主義のらへんなんかは特に。だから、どういう背景でこのような本が生まれて、どういう風に世界を変えていったのかを知る方が意義があると思う。この本はそれを知れる本!これを読んでから各本を読むのがいいかも。

    以下メモ

    ○アンネの日記
    ○聖書
    ○コーラン
    ○プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神
    ○マルクスの資本論
    使用価値と交換価値
    商品は抽象的な人間労働を受肉しているから価値がある
    商品が貨幣へ、貨幣が資本になる
    ○道標
    ○沈黙の春
    ○種の起源
    ○雇用、利子および貨幣の一般理論
    ○資本主義と自由

  • 池上さんの話し方がそのまま本になった感じ。「こういう順番に疑問がわくだろうな」と見越したように解説が入るので、とても分かりやすい。10冊のチョイスもバラバラではなくて、ああ、だからこの10冊でこの順番なんだなって分かる。経済学部なのに、マルクスもケインズもフリードマンもロクに読んでなくてマジすまんかった。。

  • 何かモヤモヤしていた謎が少しわかってきた感じがした。
    わかりやすく解説出来る池上さんはすごい。

  • 混沌とした現代社会の歴史的背景、問題点などを多面的に知り得る最良の書。

  • 池上彰氏が、独断で選ばれた10冊に限って取り上げた本です。
    普段、宗教の持つ力を感じてはいながら、読むことのない本。
    池上氏にかかると、すべてが必要不可欠に思われます。
    「アンネの日記」・・正直驚きましたが、なるほど・・本当に一人の少女の日記が、国際社会を動かした・・と言えそうです。
    出版に至るまでと、父親や出版社による検閲の為、オリジナルの日記が出版されていました。13歳~15歳までの日記・・知れば知るほど、アンネの短かった命が、いとおしく思われます。

  • 世界を変えた10冊の本=世界を変えた10の思想

  • なんだか色んな知識がぎゅっと詰まってておもしろかった。
    もっと社会の事知らなきゃ。

  • 10冊の名著が分かりやすく解説されています。名著に挫折した人はこれを読んでからもう一度挑んでみましょう。(Sh)

  • 池上さんの書く本は、いつも、何も知らない人でも読めるように書いてあるのが好きです。
    紹介されている本の分野がさまざまだったのも興味がわいた。

    聖書、コーランの中に、仏典が入っていなかったのも面白かった。
    仏教は侵略の歴史があまりないからかな?仏教徒が軍隊作ったとかテロしたとか、そういえば知らないなぁ。

  • 宗教や経済学などの名著から今の世界を読み解く素晴らしい一冊だった。選ばれた10冊を取り上げる順序が理路整然としていて理解しやい。

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著者プロフィール

池上彰(いけがみ・あきら):1950年長野県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、73年にNHK入局。記者やキャスターを歴任する。2005年にNHKを退職して以降、フリージャーナリストとしてテレビ、新聞、雑誌、書籍、YouTubeなど幅広いメディアで活躍中。名城大学教授、東京工業大学特命教授を務め、現在9つの大学で教鞭を執る。著書に『池上彰の憲法入門』『「見えざる手」が経済を動かす』『お金で世界が見えてくる』『池上彰と現代の名著を読む』(以上、筑摩書房)、『世界を変えた10冊の本』『池上彰の「世界そこからですか!?」』(以上、文藝春秋)ほか、多数。

「2023年 『世界を動かした名演説』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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