はなちゃんのみそ汁

  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163749303

感想・レビュー・書評

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  • 「はなちゃんのみそ汁」を一気に読みました。 感動しました。 本に出会えて良かったと読書に感謝しており、今後も読書で感動を味わいたい。

  • 1998年初夏    安武信吾さん(34)と松永千恵さん(23)出会い
    1999年3月    付き合い始め
    2000年1月    結婚申し込み
    2000年7月    千恵さんに乳がん発覚 左乳房全摘出手術
    2001年3月    千恵さん抗がん剤治療終了
    2001年8月5日  結婚
    2001年8月16日 信吾さん糸球体腎炎で入院 9月15日退院
    2003年2月    安武はなちゃん誕生
    2003年12月   千恵さん左肺に転移がん
                早寝早起き玄米生活スタート
    2004年10月   はなちゃん(1)高取保育園入園
    2004年11月26日千恵さんの再発がん消滅
    2006年1月    千恵さん肺、骨、肝臓、全身にがん再発
    2008年2月    はなちゃん5歳の誕生日を機に千恵さんから料理を教わり朝ご飯の支度を任される
    2008年6月    信吾さんが医師から千恵さんの余命宣告を受ける 
    2008年6月26日 千恵さん初めてモルヒネを飲む
    2008年7月11日 最期までがんと闘い千恵さん(33)逝く
    2008年8月    はなちゃんの朝食みそ汁作り再開

    千恵さんはDNAをはなちゃんに託し逝きました。
    千恵さんははなちゃんに食の大切さを普段の生活の中で自然に刷り込みました。 はなちゃんの中に千恵さんが生きています。   

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「DNAをはなちゃんに託し」
      泣けてきます。
      きっと、さらにバトンタッチされていくんだろうなぁ。。。
      「DNAをはなちゃんに託し」
      泣けてきます。
      きっと、さらにバトンタッチされていくんだろうなぁ。。。
      2013/08/02
  • 人の悪口を言わない。笑顔を忘れない。全部、ママが教えてくれたこと…
     最初に乳がんが見つかったのは、千恵さんが25歳の時。手術、結婚、出産、子育て…そして全身への転移。その頃5歳だったはなちゃんは、現在、小学校4年生。ママに向けたはなちゃんの手紙が最初にあり、千恵さんのブログの記事を間にはさみながら、夫の信吾さんが文章を書くという形の親子の合作の本。
     幼い娘を残して自分は死んでしまう、娘に遺してやれることは?「食べることは生きること」千恵さんは、まだ幼いはなちゃんにみそ汁の作り方を教えた。ちゃんとはなちゃんの中に、ママの思いが残っている。はなちゃんの手紙を読んで、そう感じた。

  •  たまたまテレビをつけた時に紹介されていて、その日たまたま用があって図書館へ行ったら見つけたご縁本。
     幼い我が子を残して、30代の若さで逝かねばならなかった女性が我が子に遺したのは、「食べること」。なぜなら「食べること = 生きること」だから。
     4歳にして娘・はなちゃんは、かつおぶしを削るところから始まるみそ汁作りをマスターするのです。

     3児の母として、考えさせられました。
     そう、生まれてきてくれた時は、「ただ元気でいてくれれば」と思ったはず。なのに、気がつけば小言の毎日。
     大切なのは、とってもシンプルなことなのかも。

  • 食べることは、生きること!!
    この大事なこと。忘れてました。

    癌で、闘病中。
    抗がん剤治療を続けている母と重ねながら
    読み涙しました。

    千恵さんに はなちゃんに 信吾さんに
    元気もらいました

    私も母を支えてがんばります。

  • ずっと読みたくて、やっと読めたけど、期待してたのとはちょっと違ってそこは残念。
    オーガニックとか食の大事さに焦点をあてた本かと思っていたら、旦那さんと乳がんを患った奥さんの紆余曲折闘病記。
    娘のはなちゃんがでてくるシーンも少ないかな。

    夫婦げんかもよくあったりして、ある意味そこがリアル。
    奥さんが亡くなる前の描写は、リアルすぎて、怖いくらいだった。
    少し奥さんのブログも読ませていただきましたが、あんなにポジティブオーラを発している人も、こんなに大変なこともあったんだな、と。

    あと、ブラックジャックに、ほんとにそんな人いるんだ、ヲイ!て思ったり。(助けてあげてほしかった)
    食の乱れが、病気の温床を作っていたんだということがわかったり(ご本人たちが若い頃の食の反省をしきりにされていたので…自分もどきっ)


    娘のはなちゃんの「おっぱい買ってあげるね」という言葉は涙もの。

    娘さんが、お二人の心からの支えになっていたことがよく伝わってきた。

    はなちゃん、これからもっと大きくなるけど、きっと大丈夫。

  • 自然を美味しく戴く
    家族と楽しく
    生きていくってホントはこういうシンプルなことなのかもしれない
    難しいけど、、、、
    母を早くに亡くしてしまったことはとても悲しいことだけど、こういうお別れの仕方(準備)を出来たことははなちゃんにとってとても大きな財産だと思います。そして、千恵さんはステキなお母さんです。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「こういうお別れの仕方(準備)を」
      昔観た「暑い夏の影」と言う映画で、死を覚悟した父親が息子に、仕事の細々したコトを伝えるのですが、それを思...
      「こういうお別れの仕方(準備)を」
      昔観た「暑い夏の影」と言う映画で、死を覚悟した父親が息子に、仕事の細々したコトを伝えるのですが、それを思い出しました。
      私が当事者だったら、自分自身のコトで精一杯で見苦しいコトになりそうで、、、
      この本は、辛いけど素敵です。。。
      2012/11/30
    • マヨたま♪さん
      @ nyancomaruさん
      自分のお別れの仕方
      ・・・・ちょっと考えちゃいますね。(^^;
      今は想像しにくいです。
      大切なコトだけど・・・...
      @ nyancomaruさん
      自分のお別れの仕方
      ・・・・ちょっと考えちゃいますね。(^^;
      今は想像しにくいです。
      大切なコトだけど・・・。

      2012/11/30
  • 916/ハ

  • がんで亡くなった母から5歳のはなちゃんに遺したもののひとつ、みそ汁つくり。ママとの約束だというはなちゃんに元気をもらえる。凄いなあ、はなちゃん。

  • 2022.4.14読了

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著者プロフィール

【原作】安武信吾・千恵・はな
安武信吾さんは1963年、福岡県生まれ。大学を卒業後、西日本新聞社に入社し、千恵さんと出逢って交際を始めるが、千恵さんから乳がんの告知を受けたことを打ち明けられる。その後、彼女と結婚を約束。それに勇気づけられた千恵さんは手術を受けることを決意した。結婚後、千恵さんは、がんが再発する危険性が高まることを覚悟したうえで出産を決意し、 はなちゃんが生まれる。がんは肺に転移し、はなちゃんが5歳のとき、千恵さんは33歳という若さで逝去。現在、信吾さんとはなちゃんは、父娘ふたりで福岡で暮らしている。

「2015年 『絵本 はなちゃんのみそ汁』 で使われていた紹介文から引用しています。」

安武信吾・千恵・はなの作品

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