プリティが多すぎる

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 185
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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163811208

感想・レビュー・書評

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  • 以前ちらっと見たドラマが好きな作家さんである大崎梢さんの作品と知って,原作を読んでみた。面白かったけど,ドラマ,まるっきり違うじゃん。録画してあったのをもう一度見直してみても,ドラマ版はイマイチ。原作の良さがまるで失われてる。大崎さんはあれに納得してたのだろうか。作品が可哀相。あれで大崎さんにマイナスイメージ持った人がいないと良いけど。

  • 「千石社」シリーズ
    「スクープのたまご」がもろ週刊誌(週刊文春)であるのに対し、こちらは不本意にローティーン誌に異動になった新人の物語
    仕事なんだから担当雑誌で一喜一憂するなと思うのだが
    少し逢坂みえこさんの「ベル・エポック」を思い出した
    佳作

  • 意にそぐわない配属にうろたえ反発しながらも、七転八倒しながらもしがみつきながら成長していく20代中盤男性編集者のお仕事物語。ローティーン少女ファッション雑誌の表側のキラキラ感と、裏側のシビア感。

  • 自分のいる場所で頑張るのは大変だけど、頑張るからこそ次に繋がる。
    ドラマから見て、原作も面白かった。

  • 意に沿わない仕事をするのはしんどいよなあ、と共感するものの、主人公は基本的に全部そつなくこなしてしまったので、なんだかなあという感想。
    読みやすいし面白かった!
    同じ出版社を舞台にした本もあったが、こちらの方がライト。

  • ドタバタお仕事物語。
    主人公を最後まで好きになれず感情移入するのが難しかった。。
    要領が良くわりとデキる主人公って珍しいかも?と思いながら読んだ。
    他の登場人物はまっすぐで優しくて素敵だった。

    雑誌がどれだけの人員を要し、様々な事情を抱えて
    毎号発行されているのかがちょこっと知れて
    これから雑誌を読む楽しみがまたひとつ増えたような気がする。

  • 文芸志望の彼の異動先はローティーンが対象の女の子雑誌!期待どおり面白かった。ローティーン雑誌といえば、やはり読者モデル!それを「おにーさん」の立場から見た、というのがなかなか面白かった。すごくまぶしい世界だけど、限られた時間と人だからこそ輝いているんだろうなあと思いました。

  • 映像化と聞いて。
    映画なのかと思ってましたがドラマなんですね。
    しかも私の地域では放送なし(´;ω;`)

    ティーン雑誌の編集になった男の人のお話。
    ニコラとかポップティーンとかの雑誌のイメージでしょうか。

    なかなかのキラキラと詰め込みと目がチカチカする雑誌ですよね。
    そんな中に異動とは、絶望しても仕方ない気も。
    とは言え、中で働いている人たち、
    モデルの子たちの本気はすごいです。
    傍からどんなふうに見えてても
    本気でやってる人に勝ることなんてないな、と感じました。

    とても楽しく読めました。
    いつかドラマも見たいな、と思います。

  • 思いのほか面白かった。

    千葉雄大くん主演ドラマの原作本なので読んでみた。
    でも、ドラマと設定が違う…。あまり実写化に文句言っても仕方ないけど、ドラマ、ひどいなと思ってしまった。
    ドラマは、文藝畑の男性編集者が、ファッション誌に配属される、という設定だけ使って、千葉雄大くんのお顔の可愛さゆえに、子供時代から「かわいい」と言われすぎて「かわいい」という言葉を毛嫌いする主人公、みたいなひねくれた設定になってるけど、小説では全然違う。

    小説では、主人公が配属されるのは、ローティーン向け雑誌。多分、ニコラとかそんなのだと思う(ドラマだと、きゃりーちゃん系の原宿系雑誌)。
    「かわいい」のニュアンスも、女子中学生がなんにでも「かわいー!」って言う、アレを指している。
    主人公も変にひねくれてはいなくて、ちゃんと反省するし、仕事仲間のことも尊重してる。
    出版業界の広告主との関係や、中学生にして天秤にかけられるモデルたちのことなど、細かな業界ネタも、軽快に描かれていた。
    お仕事小説としてかなり楽しく読めました。

  • 2018/07/31
    中学生の頃読んでいたseventeenのことを思い出した。
    モデルのこと、ファッション誌の業界のことが知れて面白い一方で、主人公とサークルの仲間とのストーリーも繋がっていてとても面白いと思った。

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著者プロフィール

大崎梢
東京都生まれ。書店勤務を経て、二〇〇六年『配達あかずきん』でデビュー。主な著書に『片耳うさぎ』『夏のくじら』『スノーフレーク』『プリティが多すぎる』『クローバー・レイン』『めぐりんと私。』『バスクル新宿』など。また編著書に『大崎梢リクエスト! 本屋さんのアンソロジー』がある。

「2022年 『ここだけのお金の使いかた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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