かくて行動経済学は生まれり

  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163906836

感想・レビュー・書評

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  • マイケル・ルイスの『マネー・ボール』と、行動経済学の本であるダン・アリエリーの『予想どおりに不合理』が面白かったので読んでみたが、途中で飽きてきて斜め読みしてしまった。
    本書の原文のタイトルは"Undoing Project"で、「あのことさえなければ…」と、すでに起きた事実を取り消し、やり直しをしようとする思考を表している。
    いろいろと考えながら読んだ箇所は、第8章~第10章くらいでした。以下のような内容のあたり。
    勝敗の確率が半々で、15000円勝つか10000円負けるかの賭けを一回だけしようと持ちかけると、たいていの人は断る。
    しかし、同じ人に同じ賭けを100回やろうと伝えるとほとんどの人が受け入れる。
    なぜか?このあたりの意思決定の人間の性質を考えると、何かリスクのある決定を前にして人がとる行動の予測精度がアップする?
    人は、後悔を最小にしようとする。何もしないことで現状維持できると思えば人はリスクを伴う行動をさけようとする。
    この本に関しては、じっくり読んでもあまり得るものはないと感じたので、(時間を無駄にしたという)後悔を最小とすべく斜め読みと読み飛ばしをした次第です。

  • ■序 章 見落としていた物語
    ■第1章 専門家はなぜ判断を誤るのか?
    ■第2章 ダニエル・カーネマンは信用しない
    ■第3章 エイモス・トヴェルスキーは発見する
    ■第4章 無意識の世界を可視化する
    ■第5章 直感は間違える
    ■第6章 脳は記憶にだまされる
    ■第7章 人はストーリーを求める
    ■第8章 まず医療の現場が注目した
    ■第9章 そして経済学も
    ■第10章 説明のしかたで選択は変わる
    ■第11章 終わりの始まり
    ■第12章 最後の共同研究
    ■終 章 そして行動経済学は生まれた

  • タイトルからは行動経済学を学べるのかと思ったが、ダニエル・カーネマンとエイモス・トヴェルスキーという二人のユダヤ人心理学者に関するノンフィクション小説のような内容であった。
    内容自体も訳が自分には合わなかったのか、面白く感じることがなく、途中で読むを止めてしまった。

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