メイキング・オブ・勉強の哲学

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 230
レビュー : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (154ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163907871

作品紹介・あらすじ

勉強とは作ることだ!売り上げ5万部を突破した、気鋭の哲学者・千葉雅也さんによるベストセラー『勉強の哲学』の続編。『勉強の哲学』はどのように構想され、書かれたのか。発想の源から、手書きアイディアノートのつけ方、evernoteなど様々な書くツールの使い方まで、構築的に”メイキング・オブ・勉強の哲学”を語るとともに、母校・東大駒場で学生たちを前に語った講義内容を収録。さらに、書きながら展開させるための哲学「欠如のページをめくること」を新たに語り下ろし(電子書籍版『メイキング・オブ・勉強の哲学』には未収録)。書いて考える、考えを作る、その新しい方法論を語った『勉強の哲学』の発展的副読本。すべての「作る」人のために。

感想・レビュー・書評

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  • 勉強の哲学がいかに作られたのかを著者のノートやアウトライナーを参考にしながら説明していく。本一冊が出来るのはここまでの推敲がされるものなのかと初めて知った。新書が語りおろしが多いということも知った。前に読んだ勉強の哲学自体の内容はほとんど覚えていないが哲学者である著者の話はもちろん難しいのだがその中でも使われる用語を工夫して一般にも分かりやすくしてくれていて理解のしやすさはある。(読みながら一瞬分かりそうになるところが多いのは僕が著者と同い年であり勝手にシンパシーを感じてることもある気がする)それこそここに出てくる本の入門書などを読んでみようかという気にさせてくれる。勉強、特にすぐには役に立たない実用的な学問の重要性について今後書いていきたいという部分は注目したい。

  • 『勉強の哲学』を読んで、非常によかったので、この『メイキング・オブ・勉強の哲学』を読みました。一冊の本が作られる苦労というものがよくわかりました。それと同時に『勉強の哲学』で語られている方法で『勉強の哲学』が実際に書かれていることがわかりました。

  • アイロニーによる愚直な探求をユーモアによって相対化し、ユーモアの暴走、つまり享楽を、ふたたびアイロニーによってこの世に繫ぎ止める。そのようにして、あるいはそのサイクルに失調をきたして生きているのが人間なのだということをより深く知れただけでも、読んでよかった。

  • 前作のアイデアの過程をのぞき見できる。
    アウトライナーを分析として自己ツッコミに使う方法は共感できる。
    紙とアウトライナーとデジタル記録になるなと。

  • 本編より面白かった

  • 勉強は制作へと拡張される。=制作論。

    教養教育の本質は、
    自分にとって不要に見えるものを別のしかたで肯定できるようになること。

    終わりなき変身の過程

    自分自身を変えるだけでなく、
    社会が享楽をどう扱うか、ということにも興味を向ける。

    文学の勉強は、
    ある言語体系から移行するときの、
    言語の移行可能性それ自体を鍛えるエクササイズ。

    『勉強の哲学』は、
    ヘーゲル弁証法、精神現象学的な成長モデルと、
    そこからズレるようなドゥルーズ&ガタリ的な発想の組み合わせ。

    占いは現実から切断された余白、欠如を提示する。
    欲望の余地を切り拓くことに意味がある。
    カードを引く瞬間は芸術作品がひとつの有限なものとして成立する瞬間に相当する。

  • 思った以上に収穫がゼロだった
    元になる「勉強の哲学」は読んでないがこういう学者さんは小池さん同様すぐに横文字を並べたがって知的さをアピールしているようでイライラする。
    (笑)が多用でイライラする
    「」が多様でイライラする
    まとめているようで実は全然まとめていないのにそれっぽく語ってるせいでなんとなく理解しているようになってる読者がいると思うとイライラするw
    気づいたのは哲学者とは理解しあえない。

  • 前作をより咀嚼するのに役立った。講演会の様子など、わかりやすい言葉と資料でまとめてある。ただ本を読むだけでなく、自分の年表とともにこれからの勉強(読書)が面白くなるきっかけとなった転機の一冊。

  • 考えを纏めるにあたっての、ノートの書き方、アウトラインプロセッサやevernoteの活用方法など、ほほう、と思うところは多い。

  • 【ベストセラー『勉強の哲学』の続編!】『勉強の哲学』の実践編。東大駒場での熱血授業、「メイキング・オブ・勉強の哲学」、書くことの方法論をめぐる語り下ろしを収録。

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著者プロフィール

千葉雅也(ちば まさや)
1978年、栃木県生まれの研究者。専攻は哲学、表象文化論。立命館大学大学院先端総合学術研究科准教授。代表作に2013年第4回紀伊國屋じんぶん大賞受賞作『動きすぎてはいけない』、ベストセラーになった『勉強の哲学』などがある。『アメリカ紀行』などエッセイも執筆。『新潮』2019年9月号に、初小説「デッドライン」を掲載。

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