- Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163908717
作品紹介・あらすじ
『ガリレオ、再始動!』
シリーズとしては、6年ぶりの単行本が、長篇書下ろしとして堂々の発売!容疑者は彼女を愛した普通の人々。哀しき復讐者たちの渾身のトリックが、湯川、草薙、内海薫の前に立ちはだかる。
突然行方不明になった町の人気娘・佐織が、数年後に遺体となって発見された。容疑者はかつて草薙が担当した少女殺害事件で無罪となった男。だが今回も証拠不十分で釈放されてしまう。さらにその男が、堂々と遺族たちの前に現れたことで、町全体を「憎悪と義憤」の空気が覆う。
かつて、沙織が町中を熱狂させた秋祭りの季節がやってきた。パレード当日、復讐劇はいかにして遂げられたか。殺害方法は?アリバイトリックは?超難問に突き当たった草薙は、アメリカ帰りの湯川に助けを求める。
第一作『探偵ガリレオ』の刊行から二十年――。シリーズ第九作として、前人未踏の傑作が誕生した。
感想・レビュー・書評
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先日からついに私も新型コロナに感染しまして、二日間嘔吐と頭痛に悩まされていましたが、ようやく落ち着いて読書ができるようになりました。
1-2章読んではウトウトを繰り返しながらでしたが、やっぱりガリレオシリーズは長編が面白いと思うのです♪
今回は時代を超えて二つの事件が重なることと、容疑者が複雑に絡むこと、そして最後の伏線回収が見事!体調が戻るにつれて一気読み!
すんごい面白かった。オススメです♪-
K村さん
これまでなんとか感染せずに来てたのですが…。
見事に経路不明です。
それこそ発熱して体調崩すのも5年ぶりくらいでしょうか?
ホント...K村さん
これまでなんとか感染せずに来てたのですが…。
見事に経路不明です。
それこそ発熱して体調崩すのも5年ぶりくらいでしょうか?
ホントに奥さまのサポートに感謝です。一人暮らしで闘病した子供たちは大変やったろうなぁ。
医療職のため、通常より長い出勤停止を復帰まで堪能したいと思います笑笑2024/01/21 -
2024/01/21
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秋桜さん、こんにちは。
なんとか症状も落ち着きゴロゴロしながら読書できる至福の時間を過ごしています。しかも家のことも免除(笑)最高っす!秋桜さん、こんにちは。
なんとか症状も落ち着きゴロゴロしながら読書できる至福の時間を過ごしています。しかも家のことも免除(笑)最高っす!2024/01/21
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さすが東野圭吾さん!!!の一言。
原作はとても良かったです。
実写化されている物は原作を読んでから観るのですが
こちらの映画の方は少し残念。。。
非常に重要な部分が割愛されていたりと、
これで作者がOKを出したのが信じられません。涙
やはりあの大作を120分でおさめるのは無理なのか。。。
とはいえ、
原作の良さと実写版の迫力をダブルで味わえました◎ -
久しぶりのガリレオシリーズ。
殺人を犯したものが無言を貫いて無罪となり、また同じことをして釈放される状況に、怒りというか無力感というか感じて前半は読むのが辛かった。
湯川教授が被害者の店に通い始めてからの展開は、やはりどう解決して行くのかと思って一気に読み進めて行った。新たな事件は湯川教授も騙されてしまったが、その後の展開はお得意の推理力で進んで行く。二転三転した目まぐるしい展開も解決と思ったら、そこから二転三転と単純には終わらないのが東野作品。
馴染みとなった店の人達よりも真実を追求する湯川教授の正義感に冷たさも感じたが、最後は同期の警部への友情と馴染みの人達への愛情も描かれ安心した。 -
東野圭吾さんの作品、ブクログ登録は27冊目になります。
本作の内容は、次のとおり。
---引用開始
『ガリレオ、再始動!』
シリーズとしては、6年ぶりの単行本が、長篇書下ろしとして堂々の発売!容疑者は彼女を愛した普通の人々。哀しき復讐者たちの渾身のトリックが、湯川、草薙、内海薫の前に立ちはだかる。
突然行方不明になった町の人気娘・佐織が、数年後に遺体となって発見された。容疑者はかつて草薙が担当した少女殺害事件で無罪となった男。だが今回も証拠不十分で釈放されてしまう。さらにその男が、堂々と遺族たちの前に現れたことで、町全体を「憎悪と義憤」の空気が覆う。
かつて、沙織が町中を熱狂させた秋祭りの季節がやってきた。パレード当日、復讐劇はいかにして遂げられたか。殺害方法は?アリバイトリックは?超難問に突き当たった草薙は、アメリカ帰りの湯川に助けを求める。
第一作『探偵ガリレオ』の刊行から二十年――。シリーズ第九作として、前人未踏の傑作が誕生した。
---引用終了
本作は、ガリレオシリーズの第9作になります。
そのガリレオシリーズを9作目まで列挙すると、
・第1作『探偵ガリレオ』
・第2作『予知夢』
・第3作『容疑者Xの献身』
・第4作『ガリレオの苦悩』
・第5作『聖女の救済』
・第6作『真夏の方程式』
・第7作『虚像の道化師 ガリレオ7』
・第8作『禁断の魔術 ガリレオ8』
・第9作『沈黙のパレード』
この中で読んでいないのは、第5作『聖女の救済』だけです。
思ったよりも読んでいました。 -
火災現場から見つかる2人の遺体、1人は住人、1人は3年前に行方不明になっていた歌手を目指していた女の子。
殺人の可能性があり、容疑者はなんと23年前にも殺人容疑で起訴されたけど証拠不十分で無罪になった男。
今回も逮捕されたけど起訴されず釈放、その後容疑者が死んでまう。多くの人に動機があり...なお話。
登場人物の背景が結構書かれていてなるほどねぇって感じで読みました。
面白かったです( ◠‿◠ ) -
最近読書が全く出来なくなっていた私がほぼ一日で読了。
やっぱり東野作品は素晴らしいエンターテイメント性というか、引き込まれ方が半端ない。
グイグイ物語に引き込まれる。
ここしばらくそういう本を読めておらず、読書が遠のいていたのか??
なみきや で働く歌手志望の美しい女性が行方不明になる。
ある日、静岡のゴミ屋敷が火事になり、2人の遺体が発見される。それがその行方不明になった女性と、そこに住んでいた女性。
そのゴミ屋敷が、23年前、少女殺害事件で黙秘権を使い無実になった容疑者の母親の家だった。
犯人はこいつで、警察が落としてちゃんちゃん!と東野作品がなるわけもなく、話は次から次へと畳み掛けるように真実がわかっていく。
伏線回収も気持ちが良いが、これで終わりじゃないのかー!ってところも東野作品の良さ!とことん読者をいい意味で翻弄してくれる!
あー!楽しい時間だった!まるで映画を見ているようだった。きっと映画になるのだろうが(笑) -
久しぶりのガリレオシリーズ
やはり東野圭吾作品は、超人気で多数の予約待ちの末、やっと手元に届いた
湯川准教授は、アメリカから帰国し教授に昇進?していた
何よりも驚きの変化は、クールで人とのしがらみを嫌う湯川教授が食事処「なみきや」で、相席で地域の人と馴染んでいる姿だ
人間が丸くなったのかと内海刑事に冷やかされていたが・・・
23年前に起きた卑劣で凶悪な少女殺害の犯人蓮沼は証拠不十分で無罪判決。そして、また3年前町の人気者の沙織が忽然と町から姿を消し、犯人は、先の事件と同一人物と思われるがまたしても処分保留のまま釈放になる
一度ならずも二度も犯人を起訴できず、ほぞを噛む警察
そして、犯人蓮沼が堂々と遺族をいたぶるかのように姿を現したことにより、町に憎悪と義憤の空気が流れ、ある計画が遂行される
トリックに次ぐトリック、ページが残り少なくなってきたところでの二転三転する展開に翻弄された
すんなりとは終わらせない東野マジックを、湯川教授は見逃さない
やはり、福山雅治と柴咲コウが頭から離れなかったが、これはもはやどうすることもできない
なみきやで地域の人と相席し、談笑しながら食事をしていたのは、親友草薙の悔しい思いを何とか晴らすためだったとは!
一見クールではあるが、情には厚い湯川教授の一面を見てほっこりした