- Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163912615
感想・レビュー・書評
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後半で突然岡田将生と浜辺美波をキャスティング。シリーズになるらしく、続きが大変楽しみです。
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2021.4 出だしがあまりに暗すぎて、読む気が失せてしまいました。ここを超えれば面白くなるのかな??でも耐えられず離脱。
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面白かったけど長い
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ハッカーをまるで魔法使いのように描いてしまう作品もありますが、本作品はネットに疎い主人公を通してどうしてこんな事が出来るのかをしっかり描いており、それでいて冗長になり過ぎない絶妙さが凄く良かった。
13.67で見せた社会性を織り交ぜた作風は今作でも健在。今回のテーマである「インターネット」は日本にも通ずるテーマでとても身近に感じられた。一方で「香港」という特殊な歴史を持った都市の風合いは13.67と比べるとかなり抑え目。
2段組500ページと決して短くない作品で、厚さに尻込みして長く積ん読にしていましたが、読み始めたらあっという間でした。作者の次回作も早く読みたい!そして違和感なくスラスラ読める素晴らしい翻訳をした翻訳者にも感謝!! -
13.67の素晴らしさに圧倒され、次作を楽しみにしていました。それとは全く異なる語り口、香港ノワール感漂う13.67の方が断然重みがありましたが、これはこれで楽しめました。アイ以上にこの手の知識が乏しいので、丁寧な解説は有り難いですね。説明されても理解は出来てないと思いますが。追い込んでいくまでのスリリングさに比べて、ラストがちょっと盛り込みすぎ?片付けちゃった?感があるのは否めないかも。そうじゃないか、と思っちゃったし。でも、振り幅の大きいエンタメで私たちを楽しませてくれたのは確か。次作も待ってます。
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はじめの数ページは読むのを躊躇ってしまうくらい暗い描写だが、それ以降はどんどん引き込まれていった。
ネットに潜む悪意だけではない、『人間の物語』としてとても読みごたえがあった。
ぜひシリーズとしての次作を読みたい! -
現代のネットの縮図が1つの事件と絡めて表現され、且つ皮肉も混じっていて、とても読み応えがありました。
また依頼人の女性がネット全般に疎い設定のため、それを逆手に取って依頼主が詳細に説明していく流れで物語が進行していきます。
そのため、読者側がネット用語を知らなくても一緒に理解することができるので、良いアイデアだと思いました。 -
面白かった!2015年の香港。ネットでの悪意により妹を自殺で失ったアイがネット専門の探偵と共に書き込み主を追う。正直、またネットの誹謗中傷?と思ったが、この探偵に妙な魅力はあるし、ITに無知なアイに逐一説明することで彼のしていることが手に取るようにわかるし、香港の生活も興味深いし、で、あっという間に夢中になった。謎を追う経緯も大変面白かったが、二人の距離感が変わっていくのも、並行して語られていた話が一本にまとまるのも、章末に現れるLINEのやりとりも、そして鮮やかなラストも…!2段組のこのページ数を堪能。