- Amazon.co.jp ・本 (429ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163914497
感想・レビュー・書評
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歌詞が好きで小さい頃から聴いていたが、色々な視点があるからこそ。洋楽や歌謡曲も、ラジオ番組を聴かなければ興味を持たなかったと思う。
当時の狙いなども赤裸々に綴っているし、音楽史として、音楽批評家の本よりも楽しく読める。いわゆふ通向けの音楽をかじっても、長くいつまでもとなると、サザンを聴いてしまう。その理由がわかった気がした。
サザンや桑田佳祐の歌は、大人になってから聴くとまた違う印象を持つので、いつ聴いても色あせないと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
桑田さんが2020年から1年半、週刊文春に連載したエッセイ。生い立ちから、学生時代、デビューの頃、愛する昭和歌謡、洋楽、音楽界、そしてコロナ禍での生活について、おどけた調子ながら、その奥には桑田さんの自由で前向き、優しく厳しく、それでいてちょいとシャイな生き方が見えてくるようです。
サザンのデビューはワタシが小学5年の頃で、あれから44年。まさに人生を共に過ごしてきたことになります。本書で紹介されるエピソードの数々は、自分の人生の懐かしいシーンとともに思い出されるものばかり。桑田さんとサザンは欠かせない存在を超えて、すでに人生の伴侶です。
ファンの方にはお奨めの一冊です。 -
桑田佳祐氏の著作は全て読んでいると思います。
「ただの歌詞じゃねえかこんなもん」の2冊や
確か週刊プレイボーイで連載されていたエッセ
イをまとめた「ケースケランド」。
いずれもこれらの著作では自身の歌詞へ込めた
思いや、その時代の音楽とサザンオールスター
ズの立ち位置を語る内容であったと記憶してい
ます。
しかしこの本では、もっと深く時間という縦軸
を掘り下げていると思います。
桑田氏自身のルーツなども大いに語っているの
です。
やっぱり桑田氏も年をとったのかなあ(失礼)
往時を振り返って「あんなことがあった」「こ
んなことがあった」と語るがことく、書き綴ら
れているのです。
決して年寄りの(失礼)繰り言だけでなく、軽
妙な雑談のような文体で(この文体は新しい形
です。昭和軽薄体という文章がありましたが、
これは令和軽薄体と言っていいかもしれない、
と思いました)語られる内容は、まるでラジオ
を聞いているようです。
小学生の時に「ザ・ベストテン」で初めて聴い
たサザンオールスターズと歩んだ40年間の幸せ
を改めて感じることができる一冊です。 -
【1冊フォトリーディング】【マインドマップ】
ポップス歌手の耐えきれない軽さ/桑田佳祐
桑田佳祐が作り出す世界が好きです。
在宅勤務が日常となり、仕事の合間の休憩は決まって、古いサザンサウンドを口ずさみます。
”いとしのエリー”と検索すると、歌詞とコード進行が即座に、iPadの画面に現れます。
ギターをつま弾きながら、キリギリスだった頃の学生時代にもどり、すぐリフレッシュ。
私の青春のカーステレオからは、いつもサザンオールスターズでした。
60歳を過ぎても衰えることのない創作活動を続けている桑田さんの
エッセイを2日間かけて、一言一句も読み落とすことなく、背筋を伸ばして、読み終えました。
(全くフォトリーディングのカケラもない読書です) -
確かに軽く読むのに長時間を要した
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ふむ
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8/23
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桑田さんじゃなけりゃ、読みにくかった。
でも、桑田さんだから。
しかも、インタビュー形式でもなさそうだし。
必要以上に腰が低すぎる。
それがイイんでしょうね。
でも、
若い時のほうがもっと尖ってた文章でした。
ま、そりゃそうか笑 -
3.5 サザンフロントマン桑田佳祐が書いたエッセイ集。音楽的背景がよくわかって、思わず楽曲が聞きたくなる。65歳で売れてるロックミュージシャンはあまりいない。人生の成功はかねだけではないが、よくわかる。