ポップス歌手の耐えられない軽さ

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 35
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  • Amazon.co.jp ・本 (429ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163914497

感想・レビュー・書評

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  • 歌詞が好きで小さい頃から聴いていたが、色々な視点があるからこそ。洋楽や歌謡曲も、ラジオ番組を聴かなければ興味を持たなかったと思う。

    当時の狙いなども赤裸々に綴っているし、音楽史として、音楽批評家の本よりも楽しく読める。いわゆふ通向けの音楽をかじっても、長くいつまでもとなると、サザンを聴いてしまう。その理由がわかった気がした。

    サザンや桑田佳祐の歌は、大人になってから聴くとまた違う印象を持つので、いつ聴いても色あせないと思う。

  • 読み応えばっちしの一冊。
    桑田さん、こんなにトップスターなのに意外に謙虚。
    男性では尾崎紀世彦、女性ではちあきなおみをNO1に挙げてるとこも納得。
    稲村ジェーン、WOWOWあたりで放映してくれないかな。

  • 桑田さんが2020年から1年半、週刊文春に連載したエッセイ。生い立ちから、学生時代、デビューの頃、愛する昭和歌謡、洋楽、音楽界、そしてコロナ禍での生活について、おどけた調子ながら、その奥には桑田さんの自由で前向き、優しく厳しく、それでいてちょいとシャイな生き方が見えてくるようです。

    サザンのデビューはワタシが小学5年の頃で、あれから44年。まさに人生を共に過ごしてきたことになります。本書で紹介されるエピソードの数々は、自分の人生の懐かしいシーンとともに思い出されるものばかり。桑田さんとサザンは欠かせない存在を超えて、すでに人生の伴侶です。

    ファンの方にはお奨めの一冊です。

  • 桑田佳祐氏の著作は全て読んでいると思います。

    「ただの歌詞じゃねえかこんなもん」の2冊や
    確か週刊プレイボーイで連載されていたエッセ
    イをまとめた「ケースケランド」。

    いずれもこれらの著作では自身の歌詞へ込めた
    思いや、その時代の音楽とサザンオールスター
    ズの立ち位置を語る内容であったと記憶してい
    ます。

    しかしこの本では、もっと深く時間という縦軸
    を掘り下げていると思います。

    桑田氏自身のルーツなども大いに語っているの
    です。

    やっぱり桑田氏も年をとったのかなあ(失礼)

    往時を振り返って「あんなことがあった」「こ
    んなことがあった」と語るがことく、書き綴ら
    れているのです。

    決して年寄りの(失礼)繰り言だけでなく、軽
    妙な雑談のような文体で(この文体は新しい形
    です。昭和軽薄体という文章がありましたが、
    これは令和軽薄体と言っていいかもしれない、
    と思いました)語られる内容は、まるでラジオ
    を聞いているようです。

    小学生の時に「ザ・ベストテン」で初めて聴い
    たサザンオールスターズと歩んだ40年間の幸せ
    を改めて感じることができる一冊です。

  • 【1冊フォトリーディング】【マインドマップ】
    ポップス歌手の耐えきれない軽さ/桑田佳祐

    桑田佳祐が作り出す世界が好きです。
    在宅勤務が日常となり、仕事の合間の休憩は決まって、古いサザンサウンドを口ずさみます。
    ”いとしのエリー”と検索すると、歌詞とコード進行が即座に、iPadの画面に現れます。
    ギターをつま弾きながら、キリギリスだった頃の学生時代にもどり、すぐリフレッシュ。
    私の青春のカーステレオからは、いつもサザンオールスターズでした。
    60歳を過ぎても衰えることのない創作活動を続けている桑田さんの
    エッセイを2日間かけて、一言一句も読み落とすことなく、背筋を伸ばして、読み終えました。
    (全くフォトリーディングのカケラもない読書です)

  • 確かに軽く読むのに長時間を要した

  • ふむ

  • 8/23

  • 桑田さんじゃなけりゃ、読みにくかった。
    でも、桑田さんだから。
    しかも、インタビュー形式でもなさそうだし。
    必要以上に腰が低すぎる。
    それがイイんでしょうね。
    でも、
    若い時のほうがもっと尖ってた文章でした。
    ま、そりゃそうか笑

  • 3.5 サザンフロントマン桑田佳祐が書いたエッセイ集。音楽的背景がよくわかって、思わず楽曲が聞きたくなる。65歳で売れてるロックミュージシャンはあまりいない。人生の成功はかねだけではないが、よくわかる。

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