英語の壁 文春新書 326

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  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166603268

感想・レビュー・書評

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  • コラム的な内容が多かった

  • 日本語が達者

  • 残念ながら期待はずれでした。

  • 著者の本の中ではイマイチ。方向性が、、、

    著者いわく、日本人が英語を学ぶ際に感じる壁に少しでも風穴を開けるようにと付けられたタイトルらしいが、多分当時大ベストセラーとなった、『バカの壁』からパクったんだと思う。

    今回も日本語、英語両方に対する著者らしい細かい指摘が山のように書かれている。

    ・ウェイトレスの『ホットコーヒーになります』に、『いつ、なるんですか?』

    ・日本人は海外アーティスト名はカタカナで書くくせに、日本のグループ名には『The ALFEE』のように平気でアルファベットを使うらしい。

    ・『Let's America』のような変な英語はムショウに腹が立つくせに、それがカタカナで書かれている場合は、特に気にならないらしい。

  • 確かに、日本では国内アーティストはTHE ALFEEのようにローマ字が多いが、海外アーティストは逆に殆どカタカナで、なんか不思議。。。

  • 英語のネイティヴの人が、日本語で書いた英語に関するエッセイみたいなもの。
    海外旅行でいい加減な英語でなんとなくしゃべっていたものの、ネイティブの人にはこういう違和感があるのかーと。

    特に気になったのは英語の「時制」のことだろうか。
    日本語だとあんまり気にしないせいか、英語を話した気でいる時も全然考慮せずに話している。
    ちょっと気を付けようかと。

    あんまり英語を話す機会なんてないけど、次のステップを目指す課題を見つけるためにいい本だったと思う。

  • 8年ほど前に出版された気楽に読めるエッセイ集です。私が買ったのは5版でした。
    最初にブッシュ・ジュニアは共和党の古老たちの操り人形で言われたことしかできないバカ息子であるとアメリカ人の著者は嘆いている。

    民主党に政権が変わってから、バカな首相が3人続いて、民主党自身もバカな古老が内輪もめで終始している。
    当時の著者の嘆きは今の日本人の嘆きと似たところがあるだろう。

    英語学習についてはサラッと流す程度であるが、「一般のアメリカ人は英語以外の言葉を覚える必要を現実的には感じていない」
    しかし、3カ国語を喋るスイス人や流暢な英語話すデンマーク人などに「言語的コンプレックス」を抱いている。
    ああ、これは納得。
    かくいう私も数十回の英語学習に挫折しているが、突き詰めると「興味がある」くらいで実生活に必要がなかったのが原因だろう。

    日本人の英語コンプレックスは学生に英語を必須科目として押しつけたというのが原因だろう。
    選択制にしておいてくれれば、もう少し違った方向に進めたかも知れない。

  • うちには英語関係の書籍が多い。英語は勉強したいが、学習法のハウツー本は読む気にならず、参考書も手をのばしづらい。その隣に並べてあったこの本を手にしたら、夫が「その本は友人が面白いって言ってた。自分は読んでないけど」と言ったので、半信半疑で読みだした。
    著者の名前からは想像もできないほど、読みやすく自然な日本語で書かれている。使い分けしづらい英単語や英文法などの違いに触れられていたり、英語→日本語や日本語→英語の翻訳の具体例(ニュアンスが削られてしまった例も、うまく伝えられている例もある)に言及されていたり、個人的にはなかなか勉強になった。ごくたまに、「日本人にとってのホトトギス…私にはイマイチ、ホトトギスがどんな象徴かつかめない…もしかして日本人じゃないのか!?」など自分のアイデンティティに不安を抱く箇所もあったが、まあある程度は◯◯人は△△と一括りにしないと、こういう本は書けないもんね。

  • 「son of darkness」
     この英文は、とある女子大生が「無知な人」という日本語を英訳したものらしいが、驚いたことに和英辞書にこのような用例が載っているらしい。英語が苦手な私でも驚くべき用法だが、辞書にこのような用例が載っているというのは、なお驚きである。これが日本人の英語力の象徴なのだろうか、と思ってしまった。
     というように、この本は、いわゆる言葉の「誤用」(英語に限らず日本語も)や、文化の違いによる解釈の違いなどを、著者の体験談を交えて書かれた一冊。

     どちらかというと英語に慣れ始めて、もう1ステップ上の英語を使えるようになりたい!という人向け。だが、私のような初心者が読んでも言葉を考える上でのヒントが十分詰まっている本で、ユーモアもたっぷりあって面白かった。

  • インターネット英語講座のサイトはとりあえずすべてお気に入りに登録済み。図書館で借りたため、若干時間切れの感あり。
    「てめえたちの英語は・・」とべらんめえ口調でイギリス人に英語でたてついた日本人の英語はなんて言ったか知りたいものだとか、日本人は「なぜ日本人は英語ができないのか?」や「世界一簡単な英語の本」というタイトルをつけたがるのか、といったものなど。
    日本人の英語 のように英語勉強の「なるほど!」連発を期待して読むとちょっと期待はずれかも。文化の違いというか、ああ、そう見えてるのかというのが分かる本。

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