インターネット・ゲーム依存症 ネトゲからスマホまで (文春新書 995)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 38
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  • Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784166609956

感想・レビュー・書評

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  • 思ったよりシビアな内容だった。
    ちょっとトンデモ系かとうがってたので。<失礼
    ゲーム脳ってのはよく知らないんだけど、結局あたってたってことなんかね?
    ちょっと前に読んだ本ではゲームは脳をリラックス状態にさせる、みたいなこと書いてあって、割と有益よりな書き方してたけど、それって結局麻薬に近い効果をもたらしてるってことなんだなーと納得。
    最近は気になるところは引用してメモとして残そうとしてるんだけど、気になるところがありすぎて写真撮りまくってた(気になったらぱっと写メってるので)。
    世の中(特に日本においては)で危険認定されてからでは遅い、というのはほんとだなーと思う。
    タバコと一緒って書いてあって、すごい納得する。
    中国、韓国がその道の先駆者で、依存に対する対策も国家あげてやってるのでゲーム市場が頭打ちになり、次のターゲットを日本にロックオン、みたいなを読んで寒気がした。
    ほぼほぼインフラになっているLINEも韓国企業だよねー。
    結局、ゲームやギャンブルや覚せい剤が悪いんじゃなくて(まあ覚せい剤は犯罪になってますが)、そこに至る過程を注意してみときなさいよ、ということだった。
    それにしてもオンラインのRPGってそんなにおもしろいのかね?
    一人でやるならともかく、ほかのユーザーとコミュニケーションとりながらってすごくめんどくさいと思うんだけど・・・と思うのは真のコミュ障なんでしょうか。
    現実世界のめんどくささをなんでゲームでも・・・って思うんだけど、依存度半端ないってくらいだから、面白い人には面白いんだろうなー。
    子もゲーム大好きなので、警戒マックスでいろいろ挑みたいと思います。

  • S493.937-ブン-995 300425543

  • 今、電車のなかを見渡すと、
    一心不乱にスマートフォンを操作する
    人々が沢山います。

    私の友人でも、スマートフォンの
    アプリに夢中な人が沢山います。
    そして、私はその光景に何か
    違和感を感じていました。

    この本を読んで、その違和感の正体が
    少しわかった気がします。それは
    底無し沼のようにはまっていき、
    人の心やからだが、徐々に
    変容を来してしまうこと…

  • 興奮や快感としてのドーパミン量はネトゲでは覚醒剤と同等の量が出る
    そして「ダウンレギュレーション」という同じ量とっても抑制される力働いて結果同じものでは満足しなくなる
    覚醒剤とかは量増やすしそれを同じでネトゲでもどんどん刺激を求めてしまう
    それでネトゲ廃人のできあがり
    「デジタル・ヘロイン」といわれ、薬や酒たばこよりも安易に入手できる反面その恐ろしさを認知できずに誰でも簡単に取り扱えるものだからこそ読んで欲しい本です

  • ネットゲームやスマホへの依存症について書かれた本です。著者は精神科医でゲーム依存の子どもの治療を行っている方。2歳の子どもがiPadを使いこなしているのを見て、このままでよいのか迷ってこの本を読みました。
    ゲームでは現実世界よりも少ない努力で楽しさや達成感を得ることができる。さらに家族の不仲など現実世界の問題が重なると、ゲームで得られる楽しさに依存してしまう。「デジタル・ヘロイン」「現代の阿片」という表現が直感的でした。
    ゲームなどに依存する原因は現実世界の問題であるため、ゲームやスマホを取り上げればよいというものではないということが強調されていました。まずは親がスマホをいじる時間を減らし、子どもと関わる時間を増やすことが大切だと思いました。

  • ネットゲームは大好きで、かなりの数やってきたので、気になって入手。
    ネットゲームで脳の働きが低下するなんて、、逆かと思っていた。
    恐ろしい実例が幾つも紹介されており、下手すれば私も、、と思うと、ぞっとした。
    ネットゲームからは適度な距離を取らねば、、と考えさせられた。

  • 「インターネット(ゲーム)依存は覚せい剤,麻薬依存に等しい」。これほど深刻な問題とは,この本を読むまで理解していなかった。電車内でスマホを見続けている人を大丈夫かな,と思う程度には「依存」というものを理解していたつもりだが,「病」の可能性をも含んでみていく必要がある。

  • 覚醒剤と同じほどの依存性、脳の破壊
    小さな子どもにも与えてしまう親
    恐ろしい
    子どもを守るのは、やっぱり親なんだ

  • 青少年の健全な成長を阻害し、膨大な時間を無駄にする。国内推定患者数五百万人の脳を蝕む現代の阿片。現実への不適合がきっかけ。日本の対策は遅れている。

    インターネットMMORPGがヤバイ。依存症になる確率と危険性を、周知されるようにならないと。

  • 【脳を破壊する現代の阿片】覚せい剤並の強い依存性を持つデジタル機器。ゲーム・ネット中毒が脳の神経構造すら変化させる事実を、最新の研究データで報告する。

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著者プロフィール

岡田尊司(おかだ・たかし)
1960年香川県生まれ。精神科医、作家。東京大学文学部哲学科中退。京都大学医学部卒業。同大学院医学研究科修了。医学博士。京都医療少年院勤務などを経て、2013年より岡田クリニック(大阪府枚方市)院長。日本心理教育センター顧問。パーソナリティ障害、発達障害、愛着障害を専門とし、治療とケアの最前線で現代人の心の問題に向き合う。著書『悲しみの子どもたち』(集英社新書)、『愛着障害』『愛着障害の克服』(いずれも光文社新書)、『愛着アプローチ』(角川選書)、『母という病』(ポプラ新書)、『母親を失うということ』(光文社)など多数。

「2022年 『病める母親とその子どもたち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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