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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784167105761
作品紹介・あらすじ
シリーズ累計2000万部、司馬遼太郎記念財団によるアンケート〈好きな司馬作品〉第1位にも輝いた、不滅の青春文学。全8巻。
明治維新をとげ、近代国家の仲間入りをした日本は、息せき切って先進国に追いつこうとしていた。
この時期を生きた四国松山出身の三人の男たち――日露戦争でコサック騎兵を破った秋山好古、日本海海戦の参謀秋山真之兄弟と、文学の世界に巨大な足跡を遺した正岡子規を中心に、昂揚の時代・明治の群像を描く長篇小説!
スペシャルドラマ〈坂の上の雲〉がNHK総合テレビにて放送!
(2024年9月8日より 毎週日曜 午後11時~/全26回)
出演:本木雅弘 阿部寛 香川照之 菅野美穂
AIがまとめたこの本の要点
この本を表す言葉
みんなの感想まとめ
明治時代の激動の中で、三人の男たちの青春が描かれた作品は、歴史の中での人間の生き方や価値観を深く掘り下げています。特に秋山好古のミニマリスト的な生き方や、兄弟の対話から得られる人生の指針は、読者に強い...
感想・レビュー・書評
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Kindle Unlimitedで何となく読み始めた。
途中まで惰性で読み進めていたけれど、秋山好古のミニマリストぶりが面白くて、ハマる。
人物の表現が絶妙。
特に名言でも何でもないフランスの老教官の言葉に感銘を受けた。
「君が天才であろうとなかろうと、この場合たいしたことではない。たとえ君が天才であっても君は最高司令官に使われる騎兵であるにすぎない。要は君の使い手が天才であるかどうかということだ」
秋山好古、もっと登場して欲しいな。
『坂の上の雲ミュージアム』に行ってみよう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【あらすじ】
明治時代初期~日露戦争まで。
国力を上げようとしていく日本を舞台として、旧松山藩で軍人の秋山好古・真之兄弟と、俳人である正岡子規を中心とした物語。
【内容まとめ】
1.好古と真之兄弟の兄弟関係は上下関係が厳しいが、好古は素晴らしい兄であろうと努め、信頼し合っている。
2.正岡子規の優等生ではない感じが意外。友達思いの、ただの面倒くさい悪がき。
3.隣国の熾烈な土佐藩と違い、松山は話し方を始め非常に穏やかな国風。
【感想】
司馬遼太郎の代表作「坂の上の雲」遂にチャレンジ!
1巻は登場人物たちの紹介や幼年期~大人の始めまでしか描いておらず、歴史背景も日清戦争まで行っていないこともあって特に面白くはなかった。
また、「竜馬がゆく」や「翔ぶが如く」と比べ、主人公たちがマイナーなところがやや面白みに欠けた。
あと、各登場人物の晩年が既に語られているため、楽しみがないなぁ・・・(司馬遼太郎の作品はそういう傾向にあるから仕方ないが。笑)
ただ、好古の性格はとても格好いいし、これから日清・日露戦争に舞台が移って行くと面白くなっていくのだろうなと期待ができる。
結論、今後の話の流れに期待!ってところだな。
ドラマもキャストが面白そうだから是非見てみよう。
【引用】
p41
「世間には色んな人間がいる。笑って腹中に呑み下すほかない。」
p58
「人を故なく罵りなさる以上、命をお賭けになっておるのじゃろと思いますがな。
私もここで命を捨てる覚悟がでけ申したけん、チクと表においでませ」
p130
珍しいほどの美男であったが、好古は何が嫌いといっても自分が美男と言われることほど嫌いなことはなかった。
この人物は目的主義であり、美醜(びしゅう)は男にとっても何の意味も為さずと平素から言っていた。
男にとって必要なのは、「若い頃から何をしようかということであり、老いては何をしたかということである」というこのたった一言だけを人生の目的としていた。
p166
元々、子規という少年には哲学趣味がなかった。
上京してきた頃には、大物政治家になろうと思っていた。「だから大学では法律をやる!」
ところが、子規はだんだん成長している。
「あしは、あの荘子(そうじ)の講義にはびっくりしたぞな。」
「荘子は、『人間とは何か、世の中とは何か、生命とは何か』を考えさせる。」
このため大学では法律をやらずに哲学をやろうと思った。大物政治家の夢は簡単に破れた。
しかし、同じ大学生の米山保三郎(やすさぶろう)という哲学者との対面の印象で打ちのめされ、哲学者を諦めた。
p201
真之「兄さん、伺ってもいいですか。人間というものは、どう生きれば?」
好古「俺は、単純であろうとしている」
好古「人生や国家を複雑に考えてゆくことも大事だが、それは他人に任せる。それをせねばならぬ天分や職分を持った人がいるだろう。
俺はそうゆう世界におらず、既に軍人の道を選んでしまっている。
軍人と言うのは、己と兵を強くして、いざ戦いの場合、この国家を敵国に勝たしめるのが職分だ」
好古「だから、いかにすれば勝つかということを考えてゆく。その一点だけを考えるのが俺の人生だ。
それ以外のことは余事であり、余事というものを考えたりやったりすれば、思慮がその分だけ曇り、乱れる。」 -
初めての司馬遼太郎。
もともと学校の授業では日本史が好きだったがこれまで小説を読むという習慣がなかったため、作家の名前は知っていたものの読む機会がなかった。
この一年、色んな本を読み漁る中で、今村翔吾氏の作品を通じて歴史小説、時代小説の面白さを知り、また小説を読むことで当時の時代風景や人の価値観を感じれることに魅力を感じ、
歴史小説といえば司馬遼太郎でしょ!ということで
この本を買ってみた。
やっぱり面白い。文体は硬く話のテンポは細かく感じ難しく感じるところはあるが、随所に刺さる言葉や当時の価値観を強烈に表現されていて読み応え抜群。
特に弟が兄に「人間とはどう生きるべきか」との問いに「難しく考えず、単純であろうとしている」と答え
生き方について迷うことなく自分の選んだ道でどう力を発揮するかを考えるに尽きる。
といったような人生指南を自分自身にされているような感覚がたまらなかった。
まだまだ物語は序盤でどうなっていくか。
大河ドラマを見ているように3人の主人公達の人生を追っていきたい。 -
「坂の上の雲」先日、テレビドラマで再放送をしていた。
大分前から積読に成っていたので、この際、読むことにした。
ドラマの方は第一話しか見ていないが、本書の内容とほぼ同じだった。
時代は明治に成って、まだ間もなく、旧幕府時代の慣習がまだ色濃く残っていた頃のお話。
日露戦争でコサック騎兵を破った、秋山好古。日本海開戦でバルチック艦隊を破った、参謀の秋山真之兄弟と、俳人の正岡子規の四国松山での青春時代を綴っている。
明治に成って、今までの封建社会のような身分に因われることが無くなった。
学問が出来れば立身出世が出来ることに成り、若者は競って学問をした。
日清戦争での勝利、日露戦争の勝利と、負け知らずの日本の国民は有頂天に成り、太平洋戦争で大敗北をする。
ともかくも明治という、この時代の人々は近代日本を作ろうという熱気で近代日本の礎を築いた。
本書は、明治時代の熱気を秋山兄弟、正岡子規に焦点を当て俯瞰することに依って紐解いている。 -
大学受験が終了して 日本史大好きだったこともあり 気になっていた作品だったのでスラスラと読めました! 教科書では、多くの偉人は有名になった頃の様子が描かれているが この作品は ある2人の兄弟を中心に 例えば 高橋是清や 山縣有朋などが
出世していく過程を垣間見ることができ
想像していた人柄と違ったり 同じだったりと
大変面白かったです!
大学受験で 日本史を頑張った人にとってこれほど
読んでいて興奮する作品はないと思います!
是非読んでください!! -
▼恐らく人生三度目の「坂の上の雲」通読。初回は高校生の頃か…二度目は三十代だった気が。五十代の今回、過去最大に面白い。▼1巻は秋山兄弟の貧しさ、そして明治の国作りの混沌。語り口が、あざといまでに娯楽的。そして、松山が魅力的。愛媛県にとっては、ゼロ円で最高の宣伝だなあ。
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日本史で勉強した人がちらほら出てくるので、読んでいて楽しい。
飛鳥山の下りとか、エピソードのセンスがいいなと思った。
歴史上の事実を追う本なのに、今も変わらない人間らしさみたいなものと、明治初期独特の風潮を感じられて、読んでいて飽きなかった。 -
今年は夏までに坂の上の雲を読もうと決心した。YouTubeでドラマのサントラを聴きながら読むとなんともいい風が吹いてきそうな気分。
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感想は(八)へ
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先日訪れた、松山の坂の上の雲ミュージアムでとても興味を惹かれたので、帰ってきてすぐポチった坂の上の雲全8巻。
歴史小説に昔から疎いこともあり、
恥ずかしながら司馬遼太郎さんは初読なのだが、1巻を読み終えた現時点では思ってたんとちょっと違っていた。
もっと劇的でドラマティックな筆致なのかと勝手に想像してたんだが、小説だということを忘れそうになるくらいドキュメンタリータッチでドライだな、と思った。
さてさて、さっそくこの1巻、
本編の感想。
正岡子規については、学生時代の勉強でふんわり知っており松山在住の頃にも馴染みのある偉人ではあったが、秋山兄弟については数年前に聴いてめちゃくちゃリピートしているCOTEN RADIOの日露戦争編で知ったぐらい。
物語はこの3人を中心に、明治維新から近代国家への仲間入りを標榜し、国民国家へと激動する明治日本を描くというのが主眼。
何年か前にドラマ化もされていたけど、確かにドラマ化されるわーって思えるほど本当に面白いし、何より勉強になる。
読んでいる時間、令和の今の価値観が足元から崩される快感を何度も覚えた。
あと、わりと軽視しがちな自分の歴史認識の不明瞭さを、土台から照らしてくれるような豆知識にうなる。
騎兵の章なんかは特にそれを強く感じたし、こういう新しい知識から義経逃亡後のチンギス汗伝説が囁かれた原因てコレなのでは?みたいな仮説も自分なりに思いついて、知的好奇心が爆上がりした。
それにしても明治20年代になっても藩意識が普通に強いところとか、私が思っていた以上に日本の国民国家化というのは歴史が浅いんだな。
この事実になんだかとても興奮した。
主要人物3人のキャラクターも立っていて、この先の史実として、既知の事象に、この物語の中で各キャラクターがどう振る舞うのか楽しみだ。
これはドラマも観たい…。
物語は子規が病床についたところ、好古はフランスにいて、真之はイギリスへ軍艦吉野を回航しにいくところで2巻へ続く。
…全8巻か。
暫くは他の本、
身を入れて読めないかもなー。
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歴史小説と聞くと何か堅苦しいイメージがあったので、これまで読んだことがなかったが、とても読みやすかった。歴史小説の良いところは歴史をタテではなくヨコに深く学べるところだと思う。歴史的名著である分、内容も面白かったしおすすめです。
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「竜馬がゆく」「燃えよ剣」「峠」と、幕末小説を読み終わり、いざ明治へ。
時代はこうも変わるものだろうか。
幕末は、薩摩・長州・土佐や幕府など、あくまで「国内」が舞台だった。けれども時代変わり、舞台は一気に「世界」へと変わっていく。
身分も「士農工商」だけでなく、学者や政治家、軍部など、バラエティに富みはじめる。
この第一巻が、大体、明治20年前後までのお話。だからたった20年で、国民も、国も、世界も、こんなにも変わってしまうのである。
その時代の変化の、いかに激しいことか。ずっと幕末小説を読んでいたから、その変化のスピードと量に、驚いてしまった。
これから先、明治時代はどのように動きを見せていくのか。知識があまりないだけに、展開が楽しみである。 -
「男子は生涯一事をなせば足る」という言葉が印象的でした。
作中の人物の多くは立身出世を目指していて、時代もあってか勢いを感じる。
翻って、今はどうだろう?と考えていました。
「出世したい」「もっと給料がほしい」
そんな風に語る人は減っているように思いますし、かく言う私もそれらにはさほど欲がありません。
どちらが正しいということはないでしょうが、今となっては、本書で描かれるような「俺が世の中を動かすんだ」くらいの気概を持つことは大切なのかもしれないな、と考えた次第でした。
私にとっての「生涯をかけて成す一事」は何だろう?
常に考えて過ごしていきたいと思います。 -
久しぶりに司馬遼太郎氏の長編を読む。明治の世にいるような錯覚をおこすほど文章に入り込めた。
人物の描写、その土地土地の描写、艦隊の描写。
取材にどれだけかかったのだろう。
次巻もまた楽しみである。 -
初めて司馬遼太郎作品を読んだ。
引き込まれる感じはしないけど、文章がさっぱりしていて読みやすかった。
明治という社会に日々変化が起きている中で自分の適性を見極め、勉強して、立身していく姿は見ていて気持ちいいし、魅力的。
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中学生以来に読む司馬遼太郎作品。
当時「燃えよ剣」を、飽きながらも頑張って読了し、そのしんどかった思い出からなんとなく避けていた彼の小説。
最近になって近現代に興味を持ち、この本を手にとってみたところ、まさか読み易くて面白い。
立身出世目指して幼いころから野心を滾らせ、ひたむきに疾走していく登場人物たちの姿はシンプルで良いなぁと思った。 -
何回読み返したかわからないくらい。大好きです。
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再放送を見てたら、読みたくなった。秋山兄弟、子規の時代、大変な時代をよく知りたい。松山にまた行きたくなった。
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我が国の近代化のあけぼのをこれほどユーモアたっぷりに描いた作品は他にないと思う。「まことに小さな国が、開花期を迎えようとしている。」というその出だしからして、この先の物語展開が楽しみで仕方ないという気分にさせてくれる。
日本の近代化はすなわち軍国化・帝国化であるが、この第一巻はそのような風雲をまるで感じさせず、好古が師範学校に入るくだりも、騎馬の兵士になるくだりも、どこかでうぐいすが鳴いているような、淡い春のような空気が漂っているのがまた面白い。伊予弁の会話もほのぼのとしていて心が和む。
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