片想い (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (624ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167110093

感想・レビュー・書評

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  • 自分には生理的に合わなかったが、すごく深いテーマの作品。

    身体の性と精神の性との違いは?
    肉体の愛を求めることと、精神の愛を求めることの違いは?
    善と悪は何をもって区別されるのか?

    テーマがあまりに重すぎて自分の中で消化できず、どの登場人物にも感情移入も共感もできなかった。

    根源にあるのは、人が人を欲することなので、そこだけはうっすらと理解できた気がする。LGBTのさきがけとなるような小説で、かなり前の作品なのに随分と踏み込んだ内容だと感じた。

  • 結末を考えず好きなように書いたのかな、と思うくらいミステリ部分が破綻している。ジェンダーについて描きたかったのはわかるが、登場人物がみなワガママに思えて読み進めるのが辛かった。主人公が妻にしたことはDVなのにその自覚も無くのうのうとしているのも不愉快。作者はやはり「男性」だなと思った。実家の本棚整理の為に読んだが、やはり東野圭吾は好きになれない。

  • 男性目線の描写が多く、不快。
    時代背景が古い?体育会系運動部に女性マネージャーって、昭和か。LGBTを扱っておいて何故この設定?敢えて?

  • 東野圭吾の作品とは思えないほど出来が悪かった。

  • 駄作的な?

  • 読み始めて2度目と気づく。
    男女区別の世間への問題提起のような
    描写が多く、のめりこめない。

    p443(文庫版)「だから俺が必ずボールを押さえる」
    ここでアメフトにたとえる哲郎に一気に冷めて、
    続は読めず。

  • きもい。
    性同一障害ばかり。アメフトと。

  • 難しい問題について提起した作品です。人の好みはそれぞれですが、この作品をきっかけとして初めて詳しく性同一性障害のことを知った!って人は多いと思います。東野作品の中には、犯罪被害者や加害者側の人間など、全体の中で言えば少数者である人たちに焦点を当てたものがありますが
    、これもその一つだと思います。

  • 東野さんの話の中ではあんまり好みではなかった・・・

  • 東野圭吾にしては珍しくハズレでした。関連図もごちゃごちゃしてて、最後までしぶしぶ読み終えた感じ。

著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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