- Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167169213
作品紹介・あらすじ
昭和十九年、巡洋艦の機関兵が小樽郊外の山中で餓死した。長い歳月を経て、一片の記録から驚くべき事実が明らかになる。「鋏」「白足袋」「霰ふる」「果物籠」「飛行機雲」他一篇。(曾根博義)
感想・レビュー・書評
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鋏
白足袋
霰ふる
果物籠
銀杏のある寺
飛行機雲
帰艦セズ
著者:吉村昭(1927-2006、荒川区、小説家)
解説:曾根博義(1940-2016、静岡県、日本文学)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
吉村 昭
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昭和の終わりごろの短編集。
エッセイ集『街のはなし』と一緒に読んだが、時期が同じなので同じ話題に言及してたりして面白い。
『羆嵐』から入ったので、この人の戦争物の長編よんだことないんだよな。そのうち読んでみよう。 -
帰艦セズの他、5編の短編が収められている。特に帰艦セズは、先頃読んだ逃亡の続編とも言える内容で、何度も読み返した。また、飛行機雲は、大本営が震えた日の続編とも言える内容である。関係者に対する想いの深さが読み取れる。
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「帰艦セズ」他、短編集。さすが吉村昭といったおもしろさ。
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やっぱ吉村先生の小説は素晴らしい…もう小説は吉村先生と宮城谷先生のしか読まないな。池波正太郎先生は殿堂入り。表題作は泣ける。
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2011.4.17(日)¥136。
2011.5.25(水)。
鋏、白足袋、霰ふる、果物籠、銀杏のある寺、飛行機雲、帰艦セズ。