新装版 よろずや平四郎活人剣 (上) (文春文庫) (文春文庫 ふ 1-36)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (463ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167192365

感想・レビュー・書評

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  • 2013/04/07完讀

    ★★★★☆
    (8.5/10)

    御家人神名平四郎,因為是父親的私生子,在家只是冷や飯喰い,索性和友人北見一起出來開道場,沒想到浪人被明石所騙,和家人伸手要的五兩通通付諸流水。於是平四郎就在自己租屋處開了一個「仲裁屋」,號稱可以幫人解決各種的もめごと。平四郎雖然是劍術高手,但他都試著去替客人和對方談判,盡量用錢解決。在這一篇篇一篇篇連作的社會百態小故事中,夾雜著另外三條主線:一為平四郎替哥哥神名監物、老中堀田正篤奔走的蘭學事件。當時幕府正是保守派水野忠邦執牛耳,讓鳥居耀蔵這個反對蘭學辣腕名奉行抬頭,堀田支持蘭學,監物私底下在替他奔走,也將弟弟無償使喚。第二條主線,是神名和友人北見十蔵、明石半太夫的關係。第三條主線,則是以前的婚約者早苗似乎已嫁入人婦,對她抱持著淡淡戀情的平四郎忍不住想去探查她的究竟過得如何。

    這本書可以說是意外的收穫,沒想到會這麼有趣。雖然在藤沢的作品中並不算是最有名的,但我非常喜歡。平四郎自己也有自己的困擾,收入不定,但替人代弁,解決人的問題,又保持一定的距離,見證著悲歡離合。我喜歡這個故事的設定,也喜歡這裡面一篇篇的小故事。藤沢描寫女性,也是他作品裡必見的重點。

  • 平四郎と町民達がかかわる様が最高に面白い!何回読んでも良い!
    兄監物の仕事の手伝いとして、政争に巻き込まれる話は、人情溢れる展開の中での程よいスパイスになっている。

  • なぜ今まで読まなかった!損したじゃないか!と思う面白さ。痛快、爽快。読みごたえ抜群の時代小説。時代小説が初めての方も楽しめるのでは?

  • 明るい藤沢周平

  • 少年マンガが好きで時代小説にも興味が出てきたけれど何から読んでいいのか悩む…という人に、ぜひどうぞと手渡したい本です。特に『銀魂』好きな人ならば、抵抗無く読めるのではないかと。主人公の雰囲気がどことなく似ています。

  • ストーリー的には池波正太郎の小説と近い感じがある。問題解決+人情+太刀廻り。

  • 【所有】【未読】
    『喧嘩五十文、口論二十文…』仲裁などよろずやを営む神名平四郎の物語。

  • 系統としては以前読んだ「用心棒日月抄」シリーズに似ている。
    とある旗本の冷や飯食い平四郎が家を飛び出し江戸で長屋住まいを始め、その生業として喧嘩の仲裁や小さな揉め事を収めるかわりにいくばくかの報酬を貰う・・・という、そんな仕事をするわけだ。
    またそれとは別に、平四郎の剣術に目をつけた兄(目付職)からの呼び出しにより、偵察や用心棒を務め、政変に裏で関わる部分もある。

    面白かった。・・・が、「用心棒シリーズ」に比べるとやや迫力に欠ける。
    そこまで主人公自身が、緊迫したものを抱えていないせいもあるし、また稼業としている「よろずもめごと仲裁つかまつり候」たる職業の主旨も、そう命に関わるほど重いものを扱っていない(選んでいない)せいもある。
    だが時には、報酬に見合わぬ思ってもないような命がけの仕事になることもあり、そこで平四郎の剣が、きらりと冴える。
    藤沢周平の短編連載ものとしては、軽く読める部類ではないだろうか。

  • 時代劇物を書かせたら藤沢周平はぴか一。
    血なまぐさい物語ではなく、人情味あふれる物語で面白い。下巻に期待

  • ドラマ化もしたし藤沢作品の中では結構メジャーなよろずや平四郎。明るく痛快、テンポが良くて面白い。最後も明るくハッピーエンドでよかった。思わず2回読んでしまった。

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著者プロフィール

1927-1997。山形県生まれ。山形師範学校卒業後、教員となる。結核を発病、闘病生活の後、業界紙記者を経て、71年『溟い海』で「オール讀物新人賞」を受賞し、73年『暗殺の年輪』で「直木賞」を受賞する。時代小説作家として幅広く活躍し、今なお多くの読者を集める。主な著書に、『用心棒日月抄』シリーズ、『密謀』『白き瓶』『市塵』等がある。

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