海岸列車(上) (文春文庫)

  • 文藝春秋 (1992年10月9日発売)
3.42
  • (20)
  • (44)
  • (110)
  • (4)
  • (2)
本棚登録 : 548
感想 : 41
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (448ページ) / ISBN・EAN: 9784167348076

作品紹介・あらすじ

幼い日、母に捨てられた兄と妹。その心の傷をいだきながら、二人は愛を求めてさまよい、青春を生きぬく。そして青春との訣別。人生の意味を深く問いかける一大ロマン。(栗坪良樹)

みんなの感想まとめ

心の傷を抱える兄妹が愛を求めてさまよう姿を描いた物語は、深いテーマ性と人間関係の複雑さが魅力です。特に、男女の不倫をテーマにしながらも、プラトニックな関係を貫く点が印象的で、作品全体に独特の緊張感を与...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • みんな主役のような素晴らしい物語です

  • 相変わらず、作者の作品は読みやすいです。後半部分での主人公二人が、じれったいような気がします。下巻で、二人がどうなるのか、夏彦がどうなるのか興味津々です。

  • 主に男女の不倫についての物語なのですが、最後までプラトニックを通したところが好感が持てました。「あとがき」にあるように、最後まで深い関係にならないように書くことは凄く難しいと思いました。

  • ・10/30 読了.そこはかとなく暗く重い雰囲気で話は進む.特にドラマチックな事件もそんなに無く、今後の展開と完結が予想できないな.

  • あらすじ
    幼き日、母に捨てられ、寄る辺なき人生の途上に立ち尽す兄と妹。時代の光と闇の中に、愛を求めて彷徨う青春の心の旅路を描く最新長編。

  • 言葉数の多い小説

  • 読了

  • 大好き

  • 昔読んだことのある本ですが、全く内容を覚えてませんでした。
    あらすじか、気になる一文か、何かは覚えていても良さそうなもんだけど・・・。
    今回上巻を読み返して、残り数十ページという所でピタッと読む手が止まりました。
    どうにも話に入り込めなくなってしまった。
    とにかく読まないと下巻に進めないので嫌々流し読みしました。

    このお話の主な登場人物は三人。
    お金持ちの叔父を亡くした兄妹と弁護士の男性。
    妹は叔父が遺した社交クラブの経営を引き継ぎ、25歳という若さでクラブの会長になります。
    兄は全てを妹に任せ、社交クラブの元会員だった女性と優雅な生活を送っている。
    そしてもう一人の男性は、若くして父親を亡くし、苦学の末に弁護士になったという男性です。
    妹と弁護士の男性は無人駅で出会う。
    そして男性と兄も別のルートで知り合う。
    三人は見えない糸で引き寄せられるようにその後再会して関係が深まっていく。

    この三人の中で主な登場人物は妹と弁護士の男性。
    25歳という若さで会長職に就き、悩みながらも役職を務めていこうとする女性と自力で全てを手に入れてきたたくましく優しい男性。
    どちらも魅力的だと思います。
    だからお互い惹かれあうのは自然なことだと思う。
    でも男性には妻も子供もいて、しかも妻は命にかかわるような病気をかかえている。
    そんな妻を男性は愛している。
    だけど、目の前に突然現れた魅力的な女性に惹かれてゆく。
    他の中年男ならとっくに一線を飛び越えているだろう。
    自分は何と臆病で流行らない男だろうと自嘲する男性。
    そういうものなのかね・・・。
    どっちつかずで悪人になりきれない男性の態度にイライラしました。
    この話は他の宮本輝さんの本と同じように、恋愛が中心の話ではないのでまだ読めますが、あーだこうだというこのやりとりが中心の話だったら下巻はとても読みきれないだろうと思います。
    それにしても、この話でここに焦点を当てる人はそういないような気がします。

  • 天降大任於 人、必先労其筋骨、苦其心志
    天は、大任を帯びた人間に対して、必ず先に、その筋骨への労と、その心や意思への苦しみを降らせる

    今年に入って、心を入れ替えて、晴れ晴れとした気持ちだったけど、いつになくハプニングが頻発。そんなとき、この言葉に救われた。

  • 面白い!

  • 宮本輝ワールド全開。あり得ない中国九龍での話の展開。下巻に続く。

  • もう、読むのは何度目でしょうか
    大好きな宮本輝さんの小説の中で
    数々の物語上の人物の中で一番好きな人
    手塚夏彦と高木澄子が出てくる小説

    読むたびに、かおりや夏彦に会いたくて仕方が無くなる
    ボウ・ザウナの生き様に涙が出そうになる
    出てくる人たち皆が愛おしい

  • 以前はとても好きな一冊だったのですが、東日本大震災後に読み返してみたところ、どこが良かったのかよくわからなくなりました。

  • 妻子ある戸倉に恋をする26歳のかおり。上巻では発展しない恋がどんな愛へ変化するのか。

  • 読了日不明

  • オススメされて読んだ本。すすめられなかったら一生手に取らなかったかと思うと、本との出会いも縁ですね。
    内容に関する感想じゃないけどふとそんなことを思ったよ。
    戸倉先生が素敵でした。

  • 070319

  • 宮本さんの描く人間は、みな人間くさく、懐がふかく多様で、リアリティがある。登場人物の絡め方もとても上手だなと思う。陸離とかおりの冒頭の接触と、その後の出会い方など「へーっ」と唸ってしまった。他作品と同様、心にのこる言葉にあふれているし、モスクラブの中の権力闘争の描写なども興味深く読める。単行本で読んだとき(二十年前!刊行)はどのような感想を抱いたかは忘却しているが、この小説好きな上位に入るなあ。下巻も楽しみ。

  • 面白い!「願望と決意」の違いにはハッとさせられました。

全30件中 1 - 20件を表示

著者プロフィール

1947年兵庫生まれ。追手門学院大学文学部卒。「泥の河」で第13回太宰治賞を受賞し、デビュー。「蛍川」で第78回芥川龍之介賞、「優俊」で吉川英治文学賞を、歴代最年少で受賞する。以後「花の降る午後」「草原の椅子」など、数々の作品を執筆する傍ら、芥川賞の選考委員も務める。2000年には紫綬勲章を受章。

「2018年 『螢川』 で使われていた紹介文から引用しています。」

宮本輝の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×