老兵の消燈ラッパ (文春文庫 さ 18-21)

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  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167450212

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で。我が老後を読み終わったのでその後の本でも読んでみるか~と思ったのですがややパワーダウン。政治の話は支持政党が一緒でないと中々頷けない所もあったり。とは言え政治の話を佐藤愛子にコメントもらう雑誌社があるんですね…

    死んでもラッパを離しませんでした、が死後硬直ってのは笑わせていただきました。確かに国を愛する素朴な心は良いんだけど悪いのはそれを利用しようとする為政者たち、とばかり言いきれない所ですよね。愛国心が暴走した結果が先の大戦だとしたら国を愛することを教える事にはよっぽど慎重にならなくてはイカンのではないか、と戦後に生まれた自分は思ったりします。というか今の時代が戦前にならないと良いな、と真摯に思っております。
    そう言えば通販生活に佐藤愛子さん出てらっしゃいましたがまだまだお元気そうで何よりです。ハイ。

  • 佐藤さんの本は何を読んでも痛快ですが、エッセイがとても好きです。ずっと元気で書き続けてほしいです。

著者プロフィール

大正12年、大阪生まれ。甲南高等女学校卒業。昭和44年、『戦いすんで日が暮れて』で第六十一回直木賞を受賞。昭和54年、『幸福の絵』で第十八回女流文学賞を受賞。平成12年、『血脈』の完成により第四十八回菊池寛賞、平成27年、『晩鐘』で第二十五回紫式部文学賞を受賞。平成29年4月、旭日小綬章を授章。近著に、『こんな老い方もある』『こんな生き方もある』(角川新書)、『破れかぶれの幸福』(青志社)、『犬たちへの詫び状』(PHP研究所)、『九十歳。何がめでたい』(小学館)などがある。

「2018年 『新版 加納大尉夫人 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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