ファンダメンタルなふたり (文春文庫 や 23-2)

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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167558024

感想・レビュー・書評

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  • 作家の山田詠美と宗教学者の中沢新一が、1989年から91年にかけて雑誌『クレア』でおこなった対談をまとめた本です。

    村上龍や松任谷由実、ノストラダムスや幸福の科学など、さまざまな話題についておたがいに好きなことを言いあっており、けっしておもしろくなかったわけではないのですが、時代を超えて読むべき内容があるかというと、疑問を感じずにはいられません。時代の感性に忠実であることが求められた時代だったということなのでしょうか。ちなみに、浅田彰と田中康夫の対談は好評だったのか、その後何度か両者による対談がおこなわれています。

  • 若いころは痛快だなと思い読んだが、年取ってから手にとると、品がないというか、スノッブにすぎるというか、どんだけ自分たちはセンスいいと思ってるんだ、と思ってしまう箇所が多々目についた。

  • 詠美とかナンシー関みたいに確固たる自分を持つ人を相手の対談だと、緊張するのか、先回りして変なことを言い出す人は多いですね。中沢新一さん、皮膚感覚と口にしている割には、実感よりもウケ狙いという印象。

  • 山田詠美と中沢新一の対談集。大学の特別講義に来た時、本持ってたらサインするよと呼びかけていたが、そういえば中沢新一の単著を読んだことないかも。講義はなかなか面白く、お話し上手で興味深かった。

  • 対談集。
    真面目な話からエッチな話までw

  • やっぱ対談って臨場感があっておもしろい。中沢先生好き。2年のときにとった、宗教学の先生にたまに言ってることが似てる。中沢氏のがおちゃめだけどw文句なしどの項目もおもしろいです。中でもやっぱり「村上龍はおやじギャルのペットだ」「ユーミンは卑弥呼である」かな笑

  • もう10年以上前にあったさまざまなことを大好きな作家の山田詠美さんとチベット仏教の修行をした中沢新一さんがあれこれ語る本。10年経ってから読んでも楽しめます。

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著者プロフィール

1959年東京生まれ。85年『ベッドタイムアイズ』で文藝賞受賞。87年『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』で直木賞、89年『風葬の教室』で平林たい子文学賞、91年『トラッシュ』で女流文学賞、96年『アニマル・ロジック』で泉鏡花文学賞、2000年『A2Z』で読売文学賞、05年『風味絶佳』で谷崎潤一郎賞、12年『ジェントルマン』で野間文芸賞、16年「生鮮てるてる坊主」で川端康成文学賞を受賞。他の著書『ぼくは勉強ができない』『姫君』『学問』『つみびと』『ファースト クラッシュ』『血も涙もある』他多数。



「2022年 『私のことだま漂流記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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