冷たい誘惑 (文春文庫 の 7-2)

著者 :
  • 文藝春秋
3.22
  • (11)
  • (33)
  • (106)
  • (13)
  • (3)
本棚登録 : 373
感想 : 42
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167652029

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ひとつの小さなコルトをめぐる短編集。オムニバス、というのかな。あまりこういう形式の本を読んだことのない私は、普通過去→現在に繋がるのだと思っていたが、これは現在→過去。それが読後の心地よさに一役買っている。最初の主人公と最後の主人公がきれいに繋がっている(人は違えど目的は同じ、というか)のはすごいなぁ、と思った。よくできた一冊です。

  • ミステリー短編集。全5話。

  • 連作だけど全てオチがあんまり面白くない。

  • ひょんなことから拳銃を受け取ってしまった人々の奇妙な繋がり

  • ごくごく普通の生活を送る、ごくごく普通の主人公たちが、偶然拳銃を手にする。
    とてつもなく非日常なことなのに、日常にうまく拳銃が入ってきます。流石ですね。
    短編で読みやすいけど、ちゃんと話は繋がっていて面白かったです。

  • 一丁の拳銃がいろいろな人の手に渡ってく。

  • 旧題『引金の履歴』

    一丁の拳銃をめぐる人々の短編集です。
    いろんな人の手を渡る拳銃。
    手にするのは平凡な主婦だったり、
    ふらふらと街を放浪する女の子だったり、
    退官して粗末な生活を送る元警察官だったり。
    全5編から成っていて、全部読むと
    拳銃がどのように移動していったかがわかります。
    収録の順番が最初からじゃないところが流石という感じ。
    すらすらっと読めて面白かったです(*゚ー゚)b

  • 結構いける。

全42件中 31 - 40件を表示

著者プロフィール

1960年東京生まれ。88年『幸福な朝食』が第1回日本推理サスペンス大賞優秀作となる。96年『凍える牙』で第115回直木賞、2011年『地のはてから』で第6回中央公論文芸賞、2016年『水曜日の凱歌』で第66回芸術選奨文部科学大臣賞をそれぞれ受賞。主な著書に、『ライン』『鍵』『鎖』『不発弾』『火のみち』『風の墓碑銘(エピタフ)』『ウツボカズラの夢』『ミャンマー 失われるアジアのふるさと』『犯意』『ニサッタ、ニサッタ』『自白 刑事・土門功太朗』『すれ違う背中を』『禁猟区』『旅の闇にとける』『美麗島紀行』『ビジュアル年表 台湾統治五十年』『いちばん長い夜に』『新釈 にっぽん昔話』『それは秘密の』『六月の雪』など多数。

「2022年 『チーム・オベリベリ (下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

乃南アサの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×