- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167669089
感想・レビュー・書評
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ふーん、小学生男子ってこんな感じなんだぁと思って読みました。
著者の作品を読む度に「重松清」さんのイメージが、お父さんになったり、小学生になったり、中学生になったり…。どうも、ランドセルを背負ったおじさん(著者近景)が頭から離れないんです。 -
思春期の始まるころの微妙な気持ちの変化や性の目覚めや,少しだけ大人への一歩を踏み出そうとしている子どもたちの様子が本当にうまく描写されていると思う。
この年齢位の子どもと関わるような仕事をしている人は絶対に読んだ方がいいと思う。
何より,自分が小学校5年生だった頃の懐かしく,また,ちょっと恥ずかしい淡い思い出が思い出されたのが,それはそれで良かった。 -
17人の小学五年生の少年を主人公にした短編集。転校やいじめ、親の離婚、病気、死別など様々な出来事と絡めながら、この年頃にありがちな肥大していく自意識や揺れ動く感情がそれぞれ繊細に表現されている。お気に入りは転校の複雑な心理を描いた「葉桜」「友だちの友だち」、仄かな異性への意識の目覚めが微笑ましい「プラネタリウム」、無愛想なバスの運転手との交流が心地よい「バスに乗って」、いじめを扱いながら読後感が爽やかな「ライギョ」。自分が五年生の頃はどんなだったかなと思い出しながら読むのもまた楽しい良作です
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2024.02.07
こういうことを40歳過ぎに書けることを尊敬します。やはり、一廉の作家は自分の中に引き出しを持っていて、それを巧みに引きだすことができるのですね。それが今の1番の感想です。53歳のいま。 -
短編集ということで隙間時間に読みやすかった。どれもいい話でした。中学受験に出る確率も高いようです。
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うまいなあ〜。
でも、好きかと言われると、そうでもないが、うまい。 -
バスにのって
は号泣。小学五年生の複雑な思い。