背負い富士 (文春文庫 や 29-9)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (511ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167670092

感想・レビュー・書評

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  • 坂本竜馬、新撰組、篤姫など、大河ドラマやその他の媒体で有名な幕末の人物ですが、この作品の主人公もそのひとりである。
    「清水の次郎長」こと、山本長五郎が主人公の作品である。
    ご存知、森の石松や大政、小政ら次郎長一家も揃い踏みである。
    かといって、任侠の切った張ったの時代小説とせず、しっかりと主人公のバックボーンからを丁寧に書き、なぜこの人物が没後100年近くたって尚、慕われる人物像であるかが納得できる歴史小説として仕上がっていると思う。
    さすが山本一力!と膝を叩いてしまう感である。

    幕末を語る上で必ず出るキーワード、勤王、佐幕。
    そのような区別などせず、義理と人情で同時代を生きた男。
    清水の次郎長、魅力のある人物像であると思う。

  • 2019.5.2(木)¥250(20%引き)+税。
    2019.5.17(金)。

  • 「全国大学ビブリオバトル2017~首都決戦~四国Aブロック地区予選会」
    (2017年11月18日/図書館1階カフェテリア)

    所蔵なし

  • 山本一力氏、読んでいます。

  • 山本一力の描く清水の次郎長は、さすがに粋で格好いい男でしたね!親友の音吉や兄弟との絆、子分の大政、小政、そして森の石松との信頼関係が清々しく描かれてました!
    特に終盤の石松の仇打ちの場面は良かったですね!
    清水の次郎長の人間力にがぜん興味がわきました!

  • 清水の次郎長、森の石松の物語である。
    私が住んでいる近くの場所が出てくる。九六を殺して逃げるあたりである。
    父親から昔聞いた事があるが、本当だったんだなと思いました。
    そんな父も他界して15年がたちます。

  • 一力だ

  • 清水の次郎長、任侠道の話。この話しでよく言う義理と人情って、全然共感できない。

  • 清水の次郎長と音吉、森の石松を絡めた作品。
    度量と男気あふれた生き方。
    江戸が津波の被害に遭った時、船を支援物資でいっぱいにして駆けつける話があり、イメージが今と重なった。

  • 後を引く山本一力先生(笑)
    だれにも書けなかった清水の次郎長
    その少年時代からの凄まじい生き様がスゴイ!
    ・・・少し同じ作家が続きすぎ(笑)

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著者プロフィール

1948年高知市生まれ。都立世田谷工業高校卒。旅行代理店、広告制作会社、コピーライター、航空関連の商社勤務等を経て、97年「蒼龍」でオール讀物新人賞を受賞。2002年『あかね空』で直木賞を受賞。江戸の下町人情を得意とし、時代小説界を牽引する人気作家の一人。著書多数。

「2023年 『草笛の音次郎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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