虚人 寺山修司伝 (文春文庫)

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  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167678036

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  • 寺山はもっと長生きしてほしかった。

  • 模倣。真似。演技。その道を通過しないでオリジナルな大人にはなれない。男ってどれだけ格好よくみせたくて。女ってどれだけ綺麗に可愛くみせたくて。煙草を吸ってブランドを着こなし鏡を見るのだろう。って。ボクは寺山修司が特別好きなわけではないが。嘘ばっかりついて虚勢ばかり張って自己顕示欲に溺れている姿はちょっと度を過ぎているが誰にでもある普通のコト。有名になって先人たちの上を行く。そのために今は惨めに映ったってかまいやしない。その上昇志向が。「振り向くな 振り向くな後ろには 夢がない」 と詠わせたのだから自分と闘うってほんと意義あることだなって。

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著者プロフィール

1952年生。早稲田大学法学部・第一文学部卒業。出版社勤務後、ノンフィクション作家。著作に、『ムスリム・ニッポン』(小学館。第4回21世紀国際ノンフィクション大賞優秀賞)、『空と山のあいだ』(角川文庫。第8回開高健賞)、『百名山の人』(角川文庫)など多数。

「2009年 『無用の達人 山崎方代』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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