ふたたびの恋 (文春文庫 の 12-4)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 232
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167687045

感想・レビュー・書評

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  • 話の軸や構成がすごくしっかりしているなーと思いました。
    作品を書く際に、情景や人物設定などをとても深く掘り下げる方なんでしょうね。
    3作品、どの作品も、頭の中でイメージする事ができるくらい、
    とても入り込めました。情景描写がやっぱり上手!

    1作目は、オトナの恋愛なのにハッピーな結末だし、
    また、脚本家の仕事を垣間見ることができるストーリー。

    2作目は、ありえない様な設定でありながらも、
    隣に居るのに近づけない距離や、飛び込みたいのに行けない、という切なさに
    胸をチクチクとつつかれます。

    3作目では、言葉の意味を色々な面から知ることが出来る作品。
    前を向いて歩くには、越えなければならないものが沢山あるんだなと思わされました。
    最後はほろりとしてしまいます。


    ひとは脆いけど強く、
    女性は弱さを持ち合わせているけど逞しく、
    大人の恋愛も甘酸っぱくて切ない。
    そんなことを思う1冊。

    最近読み終えた「オトナの片思い」では
    オトナの恋愛(片思い)はビターな感じ、と思いましたが
    この作品の大人の恋愛は、甘酸っぱい。

  •  まぁまぁってとこでしょうか。
     後半に書きかけの作品が付いています。
     しかし、どうして自殺なんて・・・。

  • 短編集です。
    とても入り込める話ばかりでした。
    中でも『さようならを言う恋』は入り込みすぎました。
    読んでいる途中でイライラして、本当にむかつきました。
    最後は悲しすぎました。
    ここまで本気でイライラした話は今までありませんでした。

  • 06/11

  • 2006.10.4

  • 作者の脚本ドラマは実は見たことないのですが、小説は好き。
    もう新作が読めないと思うと悲しいです。

  • 野沢尚が好きです。肩書きや内容故に低く見られがちですが、読者を喜ばせる文章家として超一流。とくに本人が垣間見える短編集です。

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