ワーキング・ホリデー (文春文庫 さ 49-1)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (326ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167773335

感想・レビュー・書評

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  • 心温まるお話でした。

    軽い感じで読みやすくほのぼのなお話。
    こんな息子いたらいーですね!

    続編も読んでみよーと思います。

  • ちょっと重たい本が続いた時に良いのかも。

    何も考えずに読める。
    子どもの読書にも良いかも。

    宅配便のお兄さんたちの大変さがわかる。

    進はよくできた息子だ。
    本当に羨ましい。

    子どもは育てたようにしか育たないというから、とてもとても育て方が良かったんだろう。

    なんだろう。
    なんか、ランチのアッコちゃんに似てる感じがするのは私だけだろうか。

  • 「ウインターホリデー」を先に読んだので話の流れはだいだい分かっていましたが、父と息子の交流はハートウォーミングです。

  • 突然現れた小5の息子と元ヤンでホストの父。
    ふたりのひと夏の物語。
    嫌な人が出てこないので、最後まで穏やかに楽しめた。
    大和の言葉は乱暴だけど、進への愛がダダ漏れで微笑ましくてほっこり。
    続編も読んでみたい。

  • 初対面の親子の一夏の物語。
    仕事関係とわかっていても、沖田、ヤマト、進、由希子と出てくる固有名詞に喜んだ航海班長ファンの私なのでした。

  • 「初めまして、お父さん」。元ヤンでホストの沖田大和の生活が、しっかり者の小学生・進の爆弾宣言で一変!突然現れた息子と暮らすことになった大和は宅配便ドライバーに転身するが、荷物の世界も親子の世界も謎とトラブルの連続で…!?ぎこちない父子のひと夏の交流を、爽やかに描きだす。文庫版には掌編「ホリデーとホテルと僕」を収録。

    大和のチャラついているだけではない、どこか昭和オヤジを感じさせる真っ直ぐな息子想いの行動に、ギャップ萌え!(?)
    「お母さん」とあだ名されるほどにしっかり者の進が、最後に「帰りたくない!」と駄々をこねる姿に、ホッとした。
    「甘やかす」って、お金やおもちゃやお菓子を好きなだけ買い与えることではなくて、子どもが甘えたい瞬間にたっぷり抱きしめてあげることなんだな。

  • 他の方のコメントにも書いてあったが、私も「ワーキング・ホリデー制度」の話だと思って、読まずにいた作品。最近出た「ホリデー・イン」が気になり、調べてみたところ、この作品の続編だと知り、読んでみることに。ホストの大和の前に、ある日突然自分の息子だと言う進が現れる。夏休みの間、一緒に過ごすことになった大和は、ホストを辞め、宅配便の運転手(?)に転職するが、慣れない仕事や息子との距離とに悪戦苦闘する姿を描く。全体的に軽い感じで、登場人物もみんないい人。この作家さんは出ている本を全て読むほど、好きな作家さんではないけれど、どの作品も優しいタッチなのが、安心する。突然、10歳か11歳ぐらいの男の子が現れて、保護者に連絡しないのは、どうかと…そこだけが唯一気になった。

  • どうしてこういう主人公の周りには、必ず人格者の上司がいるんだろ…。大和の元上司のジャスミンも、今の上司の鬼頭さんも、とても魅力的。
    実は進くんのお母さんのユキコさんっていないんじゃないか、ネグレストで逃げてきたんじゃないかとちょっと勘繰ってたけど、最後の最後にさらっと出てきて、これもまた次に引っ張る感じで期待大!

  • さくさく読み進めることができました。
    いつもお世話になってる宅配屋さんのことが少し知れたような気がします。
    ただ個人的にはヤンキーさん(元だけど)はあまり得意ではないので・・・和菓子のアンシリーズのほうが好みです。

  • すごく読みやすくて、サクサク進む。
    イヤな人が出てこないお話しは、いいね。
    元ホストの癖が抜けない宅配便のお兄さん、家にもきてくれないかぁ。
    続編も読むぞ、この野郎。笑

著者プロフィール

一九六九年、東京都生まれ。二〇〇二年『青空の卵』で〈覆面作家〉としてデビュー。一三年『和菓子のアン』で第二回静岡書店大賞・映像化したい文庫部門大賞を受賞。主な著書に『ワーキング・ホリデー』『ホテルジューシー』『大きな音が聞こえるか』『肉小説集』『鶏小説集』『女子的生活』など。

「2022年 『おいしい旅 初めて編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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