武士道セブンティーン (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167780036

感想・レビュー・書評

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  • 前作の最後の方で駆け足で描かれていた早苗の転校と香織との再会の場面が、本作で深く掘り下げて書かれていて、そのことがとても満足です。
    そして、何よりも前作よりも面白くなっているのが驚異的でした。
    違う高校に通いながら、あまり連絡をとらないのに、こんなに面白い話になるなんて!
    次作の「武士道エイティーン」と高校卒業後を描いた「武士道ジェネレーション」も、明日買いに行きます。

  • 青春〜。
    私もこんな剣友、欲しかった。
    今回は早苗が悩み、香織が支える、と言った感じで友情がさらに熱くなっている。
    同じ学校ではないのに、交流する時間は激減してるはずなのに、毎日ベタベタ会ってやり過ごしてる同世代の女子たちとは比べものにならないくらい、つながりあってる。
    そして、シックスティーンより香織は地に足をつけ始めた武士道になっていて、早苗は香織からの刺激を受けてか、以前よりも武士道にずぶりと浸かり始めてて、、、。
    競技(スポーツ)としての剣道ではなく、「道」としての剣道っ、て感じが強く感じる話だった。

  • シックスティーンも面白かったですが、香織も早苗も武士らしく?成長したのか更にアグレッシブで面白かった‼︎特に今回はレナの影響が大きいかな。結局憎めないやつでした。レナは最後まで自分の意志を貫いてるから、私は結構好きです。
    にしても香織と早苗が友達というかライバルというか同志というか…唯一無二な関係性に変化してて読んでて微笑ましかった‼︎

  • 前作より好き!香織が確実に成長している。美緒ちゃんがいい味出してる。たまにはさむギャグ?ネタ?もクスッと笑えて良い

  • 正しい論理とは、誰にでも分かるような、ごくシンプルなもの

  • シックスティーンでハマった
    セブンティーンで浸かった
    全章おもしろい びっくりするほど

  • 心技共に成長。

  • 2013年11月3日
    「武士道シックスティーン」に続く第2弾。

    ああー、おもしろかったです!個人的には、シックスティーンよりもずっとおもしろかった。

  • 東野圭吾「危険なビーナス」で「ページ数の最後の11%でやっと謎が明らかに!」と書いてからわずか1か月とちょっと、この作品では407ページ中の最後の5ページでまさかの結末にたどり着くので、こちらはなんと1.2%である(ミステリーやないから、意味がかなり違うけどね)。

    前作のラストで、福岡と横浜、別々の高校で剣道を続けることになったシリーズの主人公、西荻改め甲本早苗と磯山香織。2人はそれぞれの土地で、黒岩伶那、田原美緒という新たな同級生/後輩を得て、そして自らを客観視することによってもまた強くなる。大まかに言うと、前作では助けられる役回りが香織なのに対し、今作では早苗なのだ。「武士道シリーズ」というだけあって、今作では結構「武士道」の何たるかが語られる。

    さあ、その「最後5ページのドンデン返し」もあって、高校3年生になる2人の物語への期待は、いやでも深まるのだ。

  • 前作読んだらもう読まずにはいられないでしょう。
    二年生になった二人、早苗は家庭の事情により福岡へ引っ越し。その転校先の強豪福岡南の剣道部のスタイルに違和感を覚えます。
    1作目の香織の剣道に対する違和感とはまた違った違和感、そしてそれに早苗は悩むわけです。

    うん、こうして書いてみるとすごく稚拙な感じがするんだけど、実際はもっとこう…なんとももどかしくてちょっと読んでて辛くて、でも圧倒的に青春で、二人ともほんとに成長していて、もし私が将来娘や息子ができたら、こういう青春を思いっきりできるようなサポートはなんでもしてあげたい。別に剣道でもゲームでも何でもいい。

    最後に早苗が東松に戻らなかったのもすごいジンと来た。
    こう、理屈ではなくて、逃げというかなんというか、移っても別に間違いではない中で、意地と言ったらいいのかな、そういうものを信じて決断をしたのが心にすごく響いた。
    青春が詰まった彼女なりの武士道がそこにはあった。

    そう、理屈じゃないんだよな〰。

    速攻でエイティーン読みます。

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著者プロフィール

誉田哲也
1969年東京都生まれ。2002年『妖の華』で第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞受賞、03年『アクセス』で第4回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞。主なシリーズとして、『ジウⅠ・Ⅱ・Ⅲ』に始まり『国境事変』『ハング』『歌舞伎町セブン』『歌舞伎町ダムド』『ノワール 硝子の太陽』と続く〈ジウ〉サーガ、『ストロベリーナイト』から『ルージュ 硝子の太陽』まで続く〈姫川玲子〉シリーズ、『武士道シックスティーン』などの〈武士道〉シリーズ、『ドルチェ』など〈魚住久江〉シリーズ等があり、映像化作品も多い。

「2023年 『ジウX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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