武士道セブンティーン (文春文庫)

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  • 文藝春秋 (2011年2月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (416ページ) / ISBN・EAN: 9784167780036

作品紹介・あらすじ

剣道オタクの磯山香織と日舞から転身した甲本(西荻)早苗も、高校2年生。早苗は香織への思いを断ち切り、父親の転勤について福岡へ。剣道の強豪、福岡南高校に転入したが、強豪ならではの大人数の練習方法に仰天する。その部で最も強く、人柄もよい黒岩怜那。だが早苗は、ルールの範囲内であれば勝つためあらゆる方法を行使する、彼女のスポーツ至上主義に違和感を覚え、あらゆる面で対立。孤立していく。一方の香織は、早苗のいない東松学園に寂しさを覚えながらも、中学からあがってきた後輩、田原美緒の指導に精を出す日々。帰宅途中で、ならずもの高校生に絡まれていた中学時代の同級生、清水を助けたことから、清水になんだかんだとつきまとわれる。

夏のインターハイで再会を果たす早苗と香織。そこで早苗は、黒岩が全中の決勝で香織を破って優勝した相手だったと知る。香織の父親・憲介の職務中の怪我、清水の周囲に漂う不穏な気配……。 剣道の魂とは何か。剣道とスポーツとの違いは何か。剣道を暴力に対抗する手段として使えるのか。別々の場所にいながらも、二人は同じように武士道の本質へ迫っていく。 前作を凌ぐ、青春エンタメ街道まっしぐらの、圧倒的な面白さ。

みんなの感想まとめ

剣道を通じて描かれる友情と成長の物語は、主人公たちが新たな環境で直面する葛藤や試練を通じて、より深い絆を築いていく様子を描いています。香織は後輩の指導を通じて他者への理解を深め、一方で早苗は福岡の強豪...

感想・レビュー・書評

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  • 武蔵を師と仰ぐ香織が前作では極端過ぎていたが、1年経って自分以外にも目を向けられるようになった。一番大きいのは、対照的だった早苗が引越した事と、香織を慕う後輩ができたことかも知れない。早苗も新しい環境で、戸惑いながら剣道を続けている。二人の遠く離れていても強い絆、イジメへの対応や親の大怪我等の事件もあり、前作よりも読んでいて面白かった。二人の剣道勝負でも3年生となる次作が楽しみだ。

  • 武士と武者の違い、武士の目的は戦いを収めること。
    スポーツ要素が強い剣道に疑問を感じていた早苗が太宰府でのやり取りをきっかけに福岡に残る選択をして良かった。
    次作で、レナや吉野先生がどのように描かれるのか楽しみです。香織と早苗の友情も。

    • きたごやたろうさん
      「いいね」ありがとうございます。

      うわっ!
      懐かしい!!
      オイラも図書館で借りて、映像化されたの見て、最後は文庫を購入しました笑。
      「いいね」ありがとうございます。

      うわっ!
      懐かしい!!
      オイラも図書館で借りて、映像化されたの見て、最後は文庫を購入しました笑。
      2025/03/22
    • u saitoさん
      エイティーンも読まなければ!
      エイティーンも読まなければ!
      2025/03/22
    • きたごやたろうさん
      そう!そう!
      三部作ですから!
      そう!そう!
      三部作ですから!
      2025/03/23
  • 福岡の強豪校に転校した早苗。
    離れ離れとなった香織と早苗だがより絆は深まった気がする。
    剣道の本質に迫った熱い物語だった。

  • 期待を外さず、太宰府の場面が、でもやっぱり17才。

  • 武士道シックスティーンの続編
    17歳・高校二年生になった、磯山香織と甲本早苗

    早苗の転校でそれぞれの学校で新学年を始めるが…
    今回はどちらかと言えば早苗の悩み葛藤が中心でしたが、離れていても2人の絆は強かった
    そして、住む場所は違えど歩んでいく道は2人とも同じ道なんだなって確認しあえたラストはウルッときました
    読んで良かった青春小説

    そして本作の続編、エイティーンも読む!

  • 2作目
    あれから磯山編と早苗編の話はなくなってしまうのかと思われたが続きでよかった
    別々の学校になりいろいろな思いもあり、やっと再会よ、もおー尊くて鼻ツン
    どちらかと言うと自分もスポーツ枠として剣道やってたしそー思ってたけど武士の延長線枠かあ(通りで弱かったわけ)
    2人の再戦、因縁の再戦、待ってたがなるほど次のインハイ…焦らされた…
    自分を信じてこれからも真っ直ぐ進んでほしい

    好きなフレーズ引用
    なぁーにが羨ましいものか
    照れ臭そうに彼女はそう呟いた
    あなたに会えるのを励みにしたかったから、そうしたらがんばれると思ったから…
    武者の生業は戦うこと。武士の生業は戦いを収めることだ
    分かるだろお前ならそれくらい。なあしっかりしてくれよ早苗ッ
    うーむ どうも他人とは思えない武勇伝の持ち主である

  • 武道なのか競技スポーツなのか、剣道に向き合いながら迷い成長していく少女たちの姿が美しい。
    勝ち負けを超えた剣道の奥深さと、青春の一瞬の輝きがまぶしい一冊でした。

  • 武士道シリーズ第二弾。高校2年の1年間の濃密さがいいですね〜青春です。個人的には前作から成長した香織ちゃんの心情描写が大好きです。吉野先生、香織パパの今後にも期待笑。エイティーンが楽しみっす!

  • 4時間くらいで読み終えた。

    早苗と香織が別れてからの1年間。お互いが、自分の場所で頑張っている。ライバルのレナと2人の関係性も面白い。

  • 2年生になっても勢いそのまま、今作も最高に面白い青春スポ根小説でした。転校により離れ離れになった2人の関係はどうなるかと思いましたが、2人の信じる「武士道」を通して、より一層絆が深まっていく流れは本当に素晴らしいですね。2人の関係性、本当に好きです。

    結局、早苗は東松に戻ることはなかったですが、戻っていたら福岡南の人たちって結局何だったのとなりそうなので、結果的に良かった気がします。2人の公式戦での一騎打ちも見てみたいですしね。まだまだレナや吉野先生のキャラが深掘れていないと思うので、その辺りにも触れるであろう3年生編に期待大です。

  • 武士道というものに目覚めた前のストーリー
    そしてこの巻では、その武士道の実体にふたりの主人公が気づき体得する。
    武士道とは、争いを収めるためにある。

    武道と勝負至上主義のスポーツの違い、武道と暴力の違い、それらを描き、武士道を浮き彫りにしていくストーリーに、心洗われる。

  • お見事!!武士道2冊目も超楽しかった。香織と早苗の戦い方は全くの正反対ですが、武士道精神としては完全一致。2人のライバル関係は今後も継続してほしいですね。今回インパクトがあった登場人物は福岡南高校の吉野先生。福岡南高校がスポーツ剣道であることを早苗にあっさり認めたが、吉野先生がそれを良しとしているのか、真意は?最後、東松高校に戻ることを敢えて自ら拒否した早苗の武士道精神にあっぱれ。香織に対する最高の敬愛の表現でした。香織は日焼けして真っ黒のイメージでしたが、白い餅肌とは今回衝撃でした!次も読みます。

  • 一作目は香織の破天荒振りに戸惑いを覚え、なかなか物語に嵌まりきれなかったが、早苗と香織をじっくり堪能してからの二冊目は、かなりスピード感があって面白かった。

    二人ともずいぶんと大人になった印象。

    そして、二人ともとてもカッコいい場面が!
    見ものである。

    二人の友情も良いが、ここに来て武士道の何たるかがじわりじわりと感じることができる。

    二人とも清々しい。そしてとてもカッコいい!
    青春時代に読みたい一冊!

    中高生の夏休みの読書に是非!

  • 「シックスティーン」は、香織が父親と和解し、剣道の面白さを再発見して剣道を(兵法から武士道へと)を進化させる話だった。早苗はその触媒の役割を演じた。

    一方「セブンティーン」では、打って変わって、転校先の福岡南のスポーツ剣道(勝つためにはルールの枠中で何をやってもいい、当てっこ剣道)に馴染めず、悩んでしまった香織を、早苗が立ち直らせる話。

    剣道の何たるかを少し理解できた気がする。内容もパワーアップしてて、「シックスティーン」より面白かった。昔好きだった剣道漫画「六三四の剣」を思い出した。

  • エイティーンも楽しみ。

  • 何度読んでもいいな。
    今回は早苗とレナの決闘後で吉野先生の武士道への想い。武道、武士の仕事は、戦いを収めることばい。スポーツと武道の違いは日本人として心に染みる。
    香織の武士道も男前。安心しろ。命まではとりはしない。かっこいい。
    また数年後読み返すのは決まってる。
    その時にまた新しい面白さに気づくのが今から楽しみ。

  • すごく面白いです!香織も早苗も周りの人達もすごくいい。話もすごくいい。ただ私が剣道のこと何もわからないので試合のシーンはまったく想像つかない
    でもエイティーンも読みたい!!

  • 前作、『武士道シックスティーン』を読んだのがかなり以前だったので、前作も横に置きながら、登場人物やあらすじを思い出し、確認しながら、読み進めました。

    新たなライバル、レナの登場。「本当に正しい理論は、簡単に説明できると」との、ランチでのお姉ちゃんからのシンプルだけれど、深い言葉。武士と武者のちがい、武士道とは、など。なるほど、と頷く、学ぶべき内容も多かったです。

    一方で、天満宮での決闘、不良を木刀で退治する場面など、情景をイメージしながら、ワクワクしながら読み進むことのできるシーンも満載。ユーモラスな心の声。主人公2人の視点が交互に入れ替わる構成など、読みやすさも抜群でした。

    そして殺意を抱くほど嫌っていた吉野先生が、伝説の人だったという展開。次作、『武士道エイティーン』では、吉野先生の過去も掘り下げているようなので、また時間を見つけて読みたいと思います!

  • 前作に続いてとてもいい話だった。
    どんなにひどい言葉でも、その裏にはやさしさがあることもあるんだなと思った。そして、この本には、田原美緒という香織の後輩も新しく登場して、美緒と香織の関係にはとてもあこがれたし、いいなと思った。
    この本の話の続きを早く読みたい。

  • 剣道にはさして興味はないのに...何でこんなに面白いんだ??武士道シリーズ第二弾。同じ高校剣道部だった香織と早苗は転校で離れ離れに。前作では荒くれものだった香織は随分まるくなり、ノホホンお気楽だった早苗は何だかお悩みモード。とにかく二人の目線で語られる物語は、各々特徴的な文体で魅力的。前作よりも、香織が素直になったぶん楽しめた。剣道とは、スポーツなだけでない、武道である!!武士道の通った勝負がしたい!!二人の少女の熱い思いが爽やかに、ユニークに、胸を駆け抜ける良作。続編も楽しみ。

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著者プロフィール

誉田哲也
1969年東京都生まれ。2002年『妖の華』で第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞受賞、03年『アクセス』で第4回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞。主なシリーズとして、『ジウⅠ・Ⅱ・Ⅲ』に始まり『国境事変』『ハング』『歌舞伎町セブン』『歌舞伎町ダムド』『ノワール 硝子の太陽』と続く〈ジウ〉サーガ、『ストロベリーナイト』から『ルージュ 硝子の太陽』まで続く〈姫川玲子〉シリーズ、『武士道シックスティーン』などの〈武士道〉シリーズ、『ドルチェ』など〈魚住久江〉シリーズ等があり、映像化作品も多い。

「2023年 『ジウX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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