武士道セブンティーン (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167780036

感想・レビュー・書評

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  • 武士道シックスティーンの続き。
    武士道シックスティーンを読んだら、ぜひ読みたい。
    他校のライバルの登場で話がふくらむ。
    リズムの良さは相変わらずで、道を極めるとは何なのか考えさせられる一冊。

  • 磯山香織
    甲本早苗
    田原美緒
    黒岩伶那

  • 高二ですか、青春です。武士道の解釈良いですね〜

  • 部活に影響されて
    ザ!青春

  • p.106
    「エエーッ、ペア木刀?素敵ィーッ」
    p.124
    そんなふうに「好き」をいっぱい数える方が、私は幸せだと思う。
    p.179
    すべてが丸く収まるということは、誰も、誰かを恨んではいけないということでもある。それはそれで、苦しいものだ。憎まれっ子は、一人くらいいた方がいい。
    p.274
    カバンから携帯を出して、中段に構える。

    ペア木刀…田原にはまってしまいました。
    でも、やっぱり香織かな…。
    前作以上におもしろかったです。

  • 前作の続き、17歳になった香織と早苗。
    武士道×女子高生の組み合わせが面白くて。
    剣道を通じて、学んで成長し、道を探りながら自らの武士道を見つけるところが良かった。
    離れていても、心が繋がっている同志ともライバルとも言える香織と早苗の関係性がとても素敵。

  • 前作「武士道シックスティーン」の最後、早苗は福岡へ引っ越し、磯山さんと離れ離れになる。そして、インターハイで再会。本作は、その間のお話が中心。

    早苗は、福岡で剣道の強豪校・福岡南に転入する。福岡南の剣道は、これまでとは違い、競技としての勝ち負けにとことんまでこだわった剣道だった。それを最もよく現わしているのがレナ。しかも、レナは磯山さんが全中の決勝戦で負けた相手だった。

    早苗は、福岡南での剣道にどうしてもなじめない。ほんとの剣術だったらあり得ない、だけど剣道のルールだったら反則でない戦い方をするレナ。早苗は、そんなの剣道じゃない、と思う。だったら、剣道って何なのか。武士道って何なのか。早苗は悩む。悩み、そしてレナに果し合い(!)で勝つ。その上で、福岡南で自分を鍛えようと誓う。

    レナが目指す剣道は間違っていないと思う。早苗と会わないだけ。そもそも、果し合いなんてする機会なんてないし。強ければ良い、ということでもない。ただ、みんながそれぞれ、相手を思いやりながら、悩む。その姿をみて、いいなあ、と思ってしまうのだ。

  • 武士は相手を倒すのではなく、戦いを収める者。
    剣道は競技としての勝ちよりも武士道を貫くことに価値を見出す主人公たち。

    今作では終盤に香織、早苗それぞれに防具をつけない実戦シーンがあり、心理描写がすばらしい。

    お気楽不動心 早苗と母の会話
    香織を意識しながら、静かに闘志と武士道マインドが込み上げてきているシーン好きです。

    「早苗……寝ぼけてんの?」
    「大丈夫。寝ぼけてない。普通に正気」
    「どこいくの」
    「屋上」
    「何しに」
    「素振り」
    「なんで」
    「寝れないの」
    「ちょっと、よしてよ」

  • 部活を思い出す

  • やあー面白かった。剣道への思い、なんで剣道をやるのか、武士道とは。吉野先生、磯山のお父さんの話は最高だった。結局、甲本は横浜に戻らなかったけど、次の大会ではお互いが高めあって勝負する姿を想像すると、早く次が読みたくなった。

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著者プロフィール

誉田哲也
1969年東京都生まれ。2002年『妖の華』で第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞受賞、03年『アクセス』で第4回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞。主なシリーズとして、『ジウⅠ・Ⅱ・Ⅲ』に始まり『国境事変』『ハング』『歌舞伎町セブン』『歌舞伎町ダムド』『ノワール 硝子の太陽』と続く〈ジウ〉サーガ、『ストロベリーナイト』から『ルージュ 硝子の太陽』まで続く〈姫川玲子〉シリーズ、『武士道シックスティーン』などの〈武士道〉シリーズ、『ドルチェ』など〈魚住久江〉シリーズ等があり、映像化作品も多い。

「2023年 『ジウX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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