武士道セブンティーン (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 433
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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167780036

感想・レビュー・書評

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  •  これは面白い。『武士道シックスティーン』も面白かったが、『武士道セブンスティーン』は更に面白さが増している。香織と早苗、それぞれのキャラクターが作者の中にも読者の中にも明確な像を結んでいるからであろう、主人公の気持ちが読み手の心に自然と沁みてくる。特に試合の場面になると読み手はいつの間にか香織に、あるいは早苗になって相手と対戦している自分を発見するであろう。
     もう一つ、本作でいちおう注意しておきたいのは香織が中学の剣道部で一緒だった清水の存在。香織の彼氏(?)になるのか? この清水という男、ヘタレで糞握りで優柔不断。しかも中学で剣道をやめた根性なしで、さっぱり女子にモテず、いつも半分ひっくり返ったような声で喋る挙動不審男なのだ。さすがにそんな男を香織が好きになるとは思えないが、女心は謎だからなぁ。案外、さっぱりと男前な性格の香織の母性本能をくすぐって……、などと勝手に妄想を膨らませている私である。誉田氏が続編『エイティーン』で清水君を再度登場させるのかどうか、扱いが気になるところ。もう『武士道エイティーン』を読んでその辺りをご存じの方も多いと思われるが、教えて欲しくないぞ。
     とにかく文藝春秋さんには、一刻も早い『武士道エイティーン』の文庫化をお願いしたい。そうは言っても一年ぐらいは待たされるのかなぁ。うーん、早く読みたい。

  • セブンティーンでの1番の見どころは
    香織と早苗、それぞれの武士道を持った戦い。
    香織は清水絡みのイザコザから派生した
    不良高校生3人と木刀でのストリートファイト。
    早苗は香織のアドバイスから
    同じ剣道部の盟友であり、香織の仇敵でもある
    黒岩怜那と防具なし竹刀での太宰府決闘。
    武士道を持った2人だからこその戦い方。

  • おもしろかった。高校生のやりとりがよかった。

  • 続編。
    前作同様、面白かった

  • 「強さは力」の香織と「お気楽不動心」の早苗。対照的な相手から多くを吸収したふたりだったが、早苗は、家の事情で福岡の剣道強豪校に転入。そこでの指導方法の違いに戸惑う。一方、香織は後輩の育成に精を出す。互いを思いつつも、すれ違うふたりは、目指す剣道に辿り着けるか。大人気剣道青春小説、二本目。

  • 香織と早苗の関係性が最高!

  • 香織と早苗の成長の物語り。続きも読もう。

  • 博多弁惜しい。

  • 剣道をやっていた人にとっては星5つかもしれない。所々ぐっとくる場面はあるのだが、他の場面が‥

  • 青い空 馬鹿が見上げる 白い雲

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著者プロフィール

誉田哲也
1969年東京都生まれ。2002年『妖の華』で第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞受賞、03年『アクセス』で第4回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞。主なシリーズとして、『ジウⅠ・Ⅱ・Ⅲ』に始まり『国境事変』『ハング』『歌舞伎町セブン』『歌舞伎町ダムド』『ノワール 硝子の太陽』と続く〈ジウ〉サーガ、『ストロベリーナイト』から『ルージュ 硝子の太陽』まで続く〈姫川玲子〉シリーズ、『武士道シックスティーン』などの〈武士道〉シリーズ、『ドルチェ』など〈魚住久江〉シリーズ等があり、映像化作品も多い。

「2023年 『ジウX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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