- Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167904296
作品紹介・あらすじ
日本縦断、胃袋のおもむくままに食探訪帯広の豚丼、三陸のうに弁当、下町の特大ステーキに沖縄そばまで一気食い! 絶品食べ歩きエッセイ、デザートに美食漫画もどうぞ。
感想・レビュー・書評
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久々の平松洋子さん
じゅわっと唾がわいてくる
美味しいしエッセイ
谷口ジローさんの漫画も読めて
ダブルで美味しい!
ブックオフにて取り寄せ -
ひたすらお肉が食べたくなる。500gはすごい。ぱんちょうの豚丼、沖縄のすば、京都のうどん、東京のきらびやかな駅弁たち。どれも読みながら悶絶するくらい美味しそう。
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先にレビューした『サンドウィッチは銀座で』と同時購入した一冊。
前著と同じ、『オール読物』の連載で、谷口ジローさんの漫画が入るのも同じ。
この巻では、まず豚丼から始まる。
鹿児島の黒豚尽くしの会席、弘前の「藩士のコーヒー」にイカメンチ。
東向島の「駄敏丁カットステーキ」はグラス・フェッド(草で肥育した)で、「ごくごく」のどに入ってくる肉だという。
沖縄の大衆食堂。
餃子の王将の支店による個性の違い。
根室のさんま祭りに津軽のアンコウ、岩手久慈駅の「ウニ弁」、東京駅のエキナカグルメ…。
この人の本を読むと、食の世界って広いなあ、と感じる。
私自身は食には関心はあるけれど、それほどの執着はない。
私はきっと、一生スーパーで買った特売品を食べる人生だろうと思っている。
では、この本は不快かというと、そんなことはない。
こんな世界があるということを知るだけで楽しい。
まあ、正直、読んでいるこちらの胃がもたれてしまう気がしなくもないけれど。
土地の雰囲気、メニューが開発されるまでの歴史、店の人の思いなどによりそいながら、一つのメニューが丁寧に紹介されていく。
平松さんの目配りの細やかさのおかげで、退屈しない。
食のエッセイとして、私の中では第一の作品のような気がする。 -
行ってみたい、お店多し。
女性の太田和彦 -
旅先で土地の美味しいものを食べるという贅沢が、本当に贅沢になってしまった昨今。これを食べにここに行きたい欲が高まってしまった…!
とりあえず、実家に帰省中に下町ステーキは絶対絶対食べに行く! -
今回も平松さんのエッセイに
谷口ジロー氏の漫画がついている
ぜいたくな作りの文庫本。
食欲旺盛な上に丈夫な胃をお持ちで
うらやましいかぎり。
だからこそ書いてある文章を読んでて
楽しいんだよね。
大衆酒場と夜の街をウロウロした回が
秘密の場所をのぞきこむような
わくわく感にあふれている。
関西は京都の王将と、うどん屋さん。
東京駅の駅弁ネタもいい。
「サンドイッチハウス メルヘン」
次に東京行ったら足を運んでみるか~。 -
自分の食べたいもの、好きなものを美味しくいただく。それが丁寧に愛情持ってつくられたものならば、もうそれ以上のことはないんじゃないかと。。
何でもお取り寄せできる今だけど、やはりその土地に行って、その空気を感じながら食べるのが、一番だと思う。行ってみたい!! -
帯広の豚丼でスタートした直後に鹿児島の黒豚トンカツと、南北端から端に行かせる気か、、?とりあえず、京都の餃子の王将本店で落とし所をつける。平松洋子さんの文章は本当にすごい。圧倒的な食の経験値から描かれる誰かと食べる喜び、お店と人と街、全てが伝わってくる。グルメエッセイ(と言っていいのかもはや分からない)なのに、江氏の解説も相まって感動してしまいました。
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平松洋子の食事モノは見ると買わずにいられないモノのひとつ。
なんたって ぱんちょうの豚丼がいちばん惹かれた。
北海道ってこともあるけど なにしろ豚丼大好きなわたし。帯広には美味しい豚丼屋さんがたくさんあるとは聞いてたものの 札幌にも大好きな店があり そこで充分しあわせと思っていたので そんなに聖地帯広に憧れはなかったケド。でもさすがにこれ読んだら ぜひぜひ食べたいと心の底から思ってしまった。
ぱんちょうって 初めて聞いたなぁ。
札幌に 初めて いっぴん という名前の豚丼屋さんができた時(ここも本店は帯広だと思ってたけど違うのかなぁ)すぐ食べに行って 豚丼のイメージが一新。もともとお肉のなかでは 豚肉がいちばんすきだったし 丼も大好きだったけど 炭火焼きの豚丼は初めてで そのあまりの美味しさに3日連続で食べに行き お店の人に笑われた記憶が…。
豚丼のお店を見かけると ついつい食べに行ってしまうけど わたしの中で いっぴんを超える豚丼屋さんはなく 最近は全く浮気しないでいたのになぁ。
あ〜今夜は豚丼食べに行こ。