増山超能力師事務所 (文春文庫 ほ 15-7)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 1400
感想 : 115
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  • Amazon.co.jp ・本 (372ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167906054

作品紹介・あらすじ

信頼と実績の当事務所が超能力でお悩み解決!超能力が事業認定された日本で、能力も見た目も凸凹な所員たちが、浮気調査や人探しなど悩み解決に奔走。笑いとほろ苦の連作短編集。

感想・レビュー・書評

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  • 超能力師事務所…って言っても、超能力が使えるだけで、探偵事務所とやる事一緒やな。と言ってもそれが大きいか。確かに、超能力あった方がやり易いかもしれんけど。
    この世界は、超能力が認められてる!
    何か、1級とか2級とかある。その組合みたいなのも。
    実は、超能力、怖い力があるみたいやけど、そう深刻に書かれてない!というか軽いタッチで書かれたコメディーって感じ。探偵物語の超能力版やな!
    でも、主人公の増山は、軽く見えるが実は、凄い!飄々な感じなのに、凄いとか強いとか言うのはカッコ良くて好き!
    各エピソードに分かれてスラスラ読める。まぁまぁ良かった! 

  • 先に続編から読んじゃったので慌てて読んだ第一弾。これを読む限りかなりハードな続編になりそうだし、まさにそれを期待してしまうけど、そういう意味では続編は肩透かし。ちょっと意図に戸惑ってしまう。何せ誉田哲也だからなあ。。もっと深いものがありそうなんだけど。この作品、文乃のところだけでひとつの作品になってたら☆5つなのは間違いなしだな。

  • 「超能力」という設定はごくありきたりかと感じたが、登場人物一人一人の生い立ち、ストーリーがきめ細かく設定されているので、続編はぜひ読みたいと思いました。

  • 超能力をリアルに捉えないとこうなるのかな。
    中途半端にリアルにしている。
    どちらかにすればもっと面白いと思いました。
    自分としてはもっとコミカルにして欲しいですね。

  • 超能力師が地位を認められている世界。
    面白かった。
    等級試験もあり、ビジネスにも活用されている。
    レベルの高い探偵という感じなのかな?
    超能力を操ることが出来たら楽しいかもなどと思ってみるが、そういう力が無いほうが楽なのかな?とも思わせてくれる。
    誉田作品だけあって、とてもテンポ良く読みたい気持ちをくすぐる楽しい作品だった。

  • この本で半陰陽(インターセックス)という言葉を知り、世の中にこのような人がいることを知った。

    超能力を持つ人がいて、資格試験があり、その力を活かした仕事がある世界。
    ありえない話なのに、そんな世界がいつか存在する時代が来るかも?と思わせるぐらい具体的な描写が、さすがだなあ。

  • 超能力者の集う探偵事務所。超能力者に社会的地位が認められた世界のお話。ジャンルは?と問われればSF?と、?付きで答えないといけないくらい、フツーの世界。
    その事務所に持ち込まれる仕事を通じて、主人公や登場人物の生い立ちが描かれている。グロくない誉田哲也なので、どなたも楽しく読める。

    • hs19501112さん
      誉田さんらしからぬ雰囲気の作品ですよね。
      でも、十分におもしろい。

      ココリコ田中さん主演での連ドラも、機会があればレンタルして観てみ...
      誉田さんらしからぬ雰囲気の作品ですよね。
      でも、十分におもしろい。

      ココリコ田中さん主演での連ドラも、機会があればレンタルして観てみようかと。


      あ・・・、フォローありがとです。
      自分もフォローさせていただきました。
      2018/01/20
  • 世界設定は新しいかなとは思うけど
    振り幅が小さいというかそんな感じ

  • 超能力事務所の所員の群像短編小説。
    誉田さんは真面目な警察ものより、こういうちょっと変な世界観の方が面白い。

  • 軽く読もーって思ってたら案外、面白くてハマってしまった!!探偵小説大好きだけど
    超能力探偵社なんて設定が今まで無かったぶん、興味深くて面白かった♪

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著者プロフィール

誉田哲也
1969年東京都生まれ。2002年『妖の華』で第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞受賞、03年『アクセス』で第4回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞。主なシリーズとして、『ジウⅠ・Ⅱ・Ⅲ』に始まり『国境事変』『ハング』『歌舞伎町セブン』『歌舞伎町ダムド』『ノワール 硝子の太陽』と続く〈ジウ〉サーガ、『ストロベリーナイト』から『ルージュ 硝子の太陽』まで続く〈姫川玲子〉シリーズ、『武士道シックスティーン』などの〈武士道〉シリーズ、『ドルチェ』など〈魚住久江〉シリーズ等があり、映像化作品も多い。

「2023年 『ジウX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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