皇后雅子さま物語 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2019年7月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (512ページ) / ISBN・EAN: 9784167913236

作品紹介・あらすじ

仕事と結婚、ご出産への重圧、公務と育児、「人格否定」と「適応障害」――
苦しまれた日々を超えて。

『ザ・プリンセス 雅子妃物語』を増補・改題した傑作ノンフィクション!

令和を迎えて――文庫のための前書き
【序 章】幸せの黄色いワンピース
1993年1月19日、喜び溢れる皇太子と、黄色のワンピースに身を包んだ雅子さんの婚約会見で、笑顔が弾けた。だが、そこには将来の苦難を予感させる何かがあった──。

【第1章】帰国子女の憂鬱
1歳でソ連へ、4歳でアメリカへ──。日本に帰国した時には7歳。外交官の娘として、出会いと別れを繰り返し、田園調布雙葉学園に小学校3年で編入した雅子さん。のんびりした校風が合ったのか、次第に動物好き、スポーツ好きの個性を発揮する。

【第2章】「根無し草にはなりたくない」
8年ぶりの米国、飛び級で高校2年に編入。忘れてしまった英語、積極性が求められる授業―不安は小さくなかった。猛勉強のかいあってハーバード大を優秀な成績で卒業したとき、その胸に湧いたのは「日本人として、日本で働きたい」という思いだった。

【第3章】新人外交官の悩み、お妃候補への戸惑い
ハーバード大卒の美人外交官、しかも父親は条約局長──そんな情報から皇太子のお妃候補に推されたことなど知らず、雅子さんはスペイン王女の歓迎パーティのため東宮御所に向かった。きっと外交官としての将来に役立つに違いないと思いながら―。

【第4章】皇太子妃選定「極秘プロジェクト」
皇太子の思いを受け、宮内庁の〝小和田雅子さんプロジェクト〟が始動した。父への仲介役から、しだいに説得の輪が広がっていく。度重なる皇太子からの電話にとまどう小和田家。しかし皇太子の真摯な人柄が、次第に雅子さんの心を動かしていく。

【第5章】ご成婚――雅子さんのいちばん長い日
ついに来たその日。雨模様のなか「結婚の儀」を終え、パレードに出発すると、雲間から光がさした。天までも祝福しているようだった。実家を出るときにも見せなかった涙が、雅子妃の頬を伝った瞬間とは──。

【第6章】「新皇太子妃」に差す影
子どもを切に望みながら授かれないことへの悲しみは、皇太子妃とてかわりない。「ご懐妊説」を繰り返す報道への戸惑い、阪神大震災直後にうしろ髪を引かれつつ旅立った中東訪問への批判、海外メディアの「雅子妃は籠の鳥」報道──新皇太子妃は困惑していた。

【第7章】長官が尋ねた「お身体のこと」
「ご懐妊への自覚」がないという誤解のなか長官が雅子妃にかけた言葉とは。極秘裏に治療を始められ、ようやくみえた懐妊の兆候。宮内庁と医師の判断に従い、ベルギーに出発されたが──。流産の悲しみが癒えない雅子妃に、「厳しい叱責」が浴びせられた。

【第8章】愛子さまご誕生までの全舞台裏
ご夫妻は誕生まで男子か女子か決して知ろうとはされなかった。わ

感想・レビュー・書評

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  • 詳細な取材にもとづいて、雅子さまの人となりをできるだけ客観的に書き、なぜ病気(適応障害)になってしまったのか、雅子さまは結婚して幸せだったのか、多くの国民がモヤモヤとしているところを突っ込んで書いたルポ。いや、ルポじゃないかな?取材記録、みたいな感じかな。ほぼ時系列で、事実を書き連ねている感じです。
    こういうのを買って読む時点で、私もゴシップ好きな大衆の一人か?と思うけど、つい買ってしまいました。
    結論としては、やっぱりマスコミが悪いんじゃないの?著者は偉そうに書いてるけど、そういうマスコミの一人じゃないの?と思った。あと、一般の人にはわかりにくいけど、「宮内庁」と「東宮」との対立みたいなものもある、ということがわかった。
    基本的には雅子さまに好意的に書いてあります。私は国民の一人として、そして女性として、雅子さまが心身ともに健康でお幸せでいてほしいと心から願います。
    皇位継承について、一人の女性の肩に日本の未来が全部のしかかってしまうような事態は最初から避けなければならなかったと思う。男児を生むことがそんなに大事なら(そのこと自体が間違っているけれども、日本の制度上仕方のないことなら)、最初からもうちょっとオープンに不妊治療について話し合ったり、プライベートなことに首を突っ込んで本当に申し訳ないけど避けては通れないことだから、と、女性の医師なり侍従なりが寄り添って相談に乗るべきだったんだろうなと思う。
    一人の女性をここまでの悲しみに陥れたのが、日本の立憲君主制に起因することだと考えると、なんだかなぁと思う。
    ただ、書籍としては、結局ゴシップ的な週刊誌記事の延長線以上のものではないと思ったので★3つ。

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