- Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167914448
感想・レビュー・書評
-
代表作、『我笑うゆえに我あり』の土屋先生、すでに退官されたようだが、相変わらず適当、
もとい、ユニークさ、切れ味は鈍、いえいえ、鋭い。
どのエッセイも3ページほどで読みやすい。
「圧迫面接を受けたら」は実践できたらなんていいだろう!
大人になって就職してだいぶたった今でも、面接はつきもの。
あまり出世できていないので、まだまだ昇進試験で面接必至なのだ。
「あまりにも道徳的すぎる」はぜひサービス、接客業の皆々様にご覧じて欲しい。
「ナメとんか、ワレ」の意味は人の尊厳を冒瀆してはいけない、らしい。
それをもとにすると、お客さまがお怒りになっているのは、道徳的すぎるからだろう。
ならばこちらも道徳的に対応しよう。
「大人になって失ったもの」も実におかしい。
大人になっても愚かさは失われていないことにホッとしている土屋先生・・・
もう立派な土屋先生にも幼児のような純真無垢な思いがあるとは。
最後に解説をどなたが書いているのかと思ったら。
なんと土屋先生の実弟!兄に負けず劣らず軽薄(またしてもご無礼を!)に見えて、核心をつく。
ご兄弟共々、愉快である。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
土屋先生のエッセイ。
高校生ぶりくらいに読んだかも。懐かしい。
クドすぎるくらいクドい、そしてひねくれまくった文章たち。
でもこれくらい言い訳しながらのんびり生きるのが本当はいいのかもしれないな。
読む時の精神状態もあるのかもしれないけど、昔ほど刺さらなくてちょっと寂しい。
なんと言うか時代的にややアウトな表現がたまに気になってしまって。
-
エッセイストとして一番大好きな土屋賢二。
久しぶりに読みましたが相変わらずのツチヤ節は健在でした。
こういう文章を私も書きたいです。 -
天才か詭弁か、読んでて痛快。
ただ、著者の妻や女性陣は苦々しいと思うであろう。
もっとも、著者も妻が読むことを想定しているのであるから、このように妻が描写されていることも、翻って愛であろう。 -
久しぶりのツチヤ本。いつもなら3分の2くらいで飽きてくるが,最後まで読めた。でも数時間かかった。昔なら2時間もあれば読めたと思う。これが加齢か。読んでいると寝てしまい,本を落として目覚めることを3回体験した。本よりも寝てみている夢の方が面白かった。という記憶も曖昧だ。
ツチヤ本に代わるエッセイ本をなかなか見つけることができない。ツチヤ本は偉大だ。 -
高名な哲学者であるツチヤ先生のエッセイ集です。奥さんと弟さんと旅行に行き、トランプをするお話が好きでした。今度、旅行にトランプっていこうかな。