侠飯6 炎のちょい足し篇 (文春文庫 ふ 35-7)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167914752

感想・レビュー・書評

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  • 序盤はいつもながらの、グダグダ人間の話だが最終的には自分で気づき立ち直っていくのは良かった。

  • 引きこもりの自立支援施設が舞台。
    いつもの二人は施設の近所で定食屋をやっている。
    しかし施設の入居者が訪れると日替わり定食はいつも売り切れ、柳刃が特別レシピでおいしい料理を300円で提供する。
    まあいつもの通り、これは情報収集の手段なのだろう。

    今回のレシピで自分でつくれそうなのはポトフかな。
    電子レンジを利用した時短方法を参考にして作ってみよう。

  • 簡単にできそうな料理もある
    焼きおにぎりにたまごの黄身を落とすとか美味しそう。
    最後は久しぶりに迫力があったかな・・・
    とはいえおまけだけれど。

  • 実際に読んだのは売り出してすぐ。
    教訓話が元ニートとしては耳に痛かった。

  • 学生(らいすた)ミニコメント
    料理のアイデアやちょっとした調味料の豆知識が詳しく書かれていて、食べたくなる前に作りたくなる一冊。

    桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/book/658291

  • 分かっていてもやめられないのは、
    食べ物だけでない。
    その男たちの正体を、僕はもう知っている。
    水戸黄門みたいなものだ。
    答え合わせしなくたって分かってる。
    その結末は予想済みだ。
    それでも引き寄せられる。
    手に取ってしまう。
    来るぞ来るぞと期待してしまう。
    今回はひょっとしたら来ないのでは、
    と疑ってしまう。

    任侠の侠と書いて「おとこ」と読み、
    それに続く言葉は飯「めし」だ。
    侠(おとこ)たちの正体はなにか。
    何が目的か。
    一見、反社の人たち。
    近寄りたくない、近寄ってはいけない人たち。
    それでも何故か温かい。
    なぜだか惹かれる。
    男くさくて、情が深そうで、
    かといってロマンに溺れず、
    必ずやり遂げる。
    仕事を成し遂げる。

    テーマは自立支援施設で行われる搾取だ。
    奪われる者と奪う者。
    恵まれているがゆえに弱者となり、
    その弱者から巧妙に騙し取る。
    高度に作り上げられた搾取の構造。
    今の日本に実際にあるかもしれないひとつの真実。
    今回も予想された結末がやって来る。
    悪は成敗される。
    けれど成敗する方にもほろ苦さを残す。
    希望の道を、進むべく道を見せつける。
    ああ、間違いなく次巻も手に取ってしまう。

  • 読みやすいのですぐ読み終ってしまう。料理は変わらず美味しそうなのだけど、説教臭いセリフが多いので、そういうのは要らないかな。

  • 料理の臨機応変さを書いてくれてる本。にしても。相変わらずやさしさ満杯。

  • 今回は、引きこもりニートが主人公。
    コンビニで買えるお惣菜にちょい足しただけのお料理なので、家でもできそう。

    最後の親子愛には、感動してしまった。

  • シリーズ6作目。
    ササっと読めるけど、やっぱり人物描写や展開が甘い。
    あまりにも軽すぎるとつまらないのだな。

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著者プロフィール

福澤 徹三(ふくざわ・てつぞう):1962年、 福岡県生まれ。ホラー、怪談実話、クライムノベル、警察小説など幅広いジャンルの作品を手がける。2008年、『すじぼり』で第10回大藪春彦賞受賞。著書に『黒い百物語』『忌談』『怖の日常』『怪談熱』『S霊園』『廃屋の幽霊』『しにんあそび』『灰色の犬』『群青の魚』『羊の国の「イリヤ」』『そのひと皿にめぐりあうとき』ほか多数。『東京難民』は映画化、『白日の鴉』はテレビドラマ化、『Iターン』『俠(★正字)飯』はテレビドラマ化・コミック化された。

「2023年 『怪を訊く日々 怪談随筆集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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