- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167914950
感想・レビュー・書評
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読書中の本を読むのがしんどくなってきたなぁ…
軽い読みものがしたいなぁという時、箸休め的な感覚でダラダラ読み進めるのに重宝しました。
本作の話で自分が好きだったのは、「プレ講演会」の話。
「そうなんだ」って言葉で乗り切るところめっちゃわかるなぁと笑
自分も「そうなんだ」を言う時、自分の感受性、ボキャの無さに打ちひしがられますが、それでも週刊そーなんだ!のCMばりに、「そーなんだ」を連呼してしまいます。
あと、面接で緊張する時、変なパンツとか穿いておくと、緊張感がほぐれるきっかけになるというのは、割と身のあるアドバイスだと思いました。(就活生の時に知りたかった。)
ただ、悩みを抱える学生達への講演会なのに、悩んでいない学生を用意してなかったのは、スタッフに問題あるのではと思いました^^;
あと学生たち、空気読もう!笑
で、朝井さんが体力というキーワードを使ってアドバイスした後、体力の付け方は?と言う質問へのアンサーが、「肉を食え。」はおもしろすぎました。 -
控えめに言って「最&高」のおもしろすぎる一冊。おもしろいというのは、含蓄が多いという意味ではないです。話のネタが多い友人と談笑しているという意味です。文章でこんなに笑わせることができるなんて・・!とても衝撃でした。直木賞作家に対しておこがましいですが、スットコドッカーなわたしもこんな文章をかけるようになりたい、と思わされました。
※スットコドッカーとは本書で出てくる単語。
会社で読むと、本読んで肩震わせて笑っている変な人になるので(経験談)できれば家で読むことをおすすめします。
●じろうについてよく学べました。
ラーメンの方じゃないですよ?痔瘻です。座って作業する仕事ゆえにおしりの問題はかなり喫緊の問題だったのが伝わりました。が、、あそこまでやったのにまだ完治しないとは驚きです。その後が気になります。また、病院によってかなりの実力・対応差があることもわかりました。
このエピソードを読んで、朝井さんが子供の頃によく読まれたという、さくらももこさんのエッセイの一つ「そういうふうにできている」にも「悪魔の封印石」なるお尻にまつわる話がでてきたことを思い出させてくれました。他の方の感想にもありましたが、朝井さんのエッセイはさくらさんのエッセイと雰囲気が似ている部分がある気がしました。
●ネガティブの割にはいい友人が多い
自称ネガティブの朝井さんですか、ビーチバレー大会に誘える友人やお見舞いに来てくれる友人が出てきてとても羨ましかったです。きっというほどネガティブではないのでしょう。
●フリーランスで働くことの苦悩と決断が少し書いてある
直木賞を受賞したのが入社1年目という飛び抜けた経歴の朝井さん。仕事しながら執筆もしてかなりハードな毎日を過ごしていましたが、作家一本でやることにした前後の時期が書いてあります。
ただ、、シリアスな内容になりません笑!!「右も左もわかっていた」挨拶メールを送ってしまったり、移住するつもりが移住できなかったり!
本書全体がおもしろすぎるので苦悩の部分が大変薄まっており、あまり印象に残らないかもしれませんが探してみてください。 -
お家で読むことをオススメします。
肛門記 面白すぎました。
カフェで読んでいたので笑いを堪えるのが大変。
肩を揺らしているのでどう見ても周りからは不審者。
懲りずに続きを電車の中でも読んでしまいました。。。
文章が上手すぎます!
まさに、本を読んでいる!!という感じです。
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朝井リョウ先生のエッセイ第2弾。前作は学生時代の内容がメインでしたが、今作は社会人時代がメインです。
内容は前作と同様に笑えるものばかりです。三部作の構成でしたが、第三部が一番笑えました。お尻は大切に…と感想を抱いたのは言うまでもありません。
表現の端々で人の事を観察されているな、感性が鋭いなと思わせられる所がありました。ですが言葉の選び方が上手く、自身を卑下しつつも嫌な感じを受けない、笑いに転換できる表現となっていました。その感性が他の作品にも活かされているのだろうなと思いつつ、最後まで楽しんで読める作品となっていました。
深く考えすぎず笑いたい時に、手に取ってみてはいかがでしょうか。 -
おもしろかった!
図書館にあったものから借りたので、そして誰もゆとらなくなったを先に読み、こちらを次に読んだ。一作目は図書館にないため諦める。笑
どちらが面白かったか…たぶん、先に読んだ方が面白く感じたのだろうなと思う。そして誰も…を先に読んだので、風と共に…は、そこまでじゃないなと思ってしまったが、多分著者の言うように内容がないので単純に飽きたのだと思う。笑
あまり間をおかずに読む本ではなかった。著者は悪くない。
胃腸の弱さで著者に対して仲間意識を抱いていたが、著者は自分で書くほど天邪鬼な方ではなく、友達とワイワイ楽しむ陽キャであり、私とは違う種類の人間だ…と共感できない思いが今作を読んでいて私の中で渦巻いた。
それでも、肛門期は面白かった。とにかく面白かったし勉強になった(?)。
痔と痔ろうが別物だとは…粉瘤というものの存在があったとは…
私がうら若き乙女だった頃、お尻におできができて痛くて座れなかったことがあるが、あれは粉瘤だったのか?治ったということは違うのか…
痩せ型で自転車に乗るとお尻が痛くなるのは肉が薄いから…と思ってたら、自転車屋さんに、脂肪の量は関係ない、筋肉があれば痛くならないと言われた時の羞恥心…
肛門期を読んでいると過去の色々を思いを馳せた。
有休消化日の昼下がり。贅沢な時間を過ごせた。 -
久々に本を読んで大笑いしました。
朝井さんは、さくらももこさんが好きなだけあって二人はどことなく似ているところがあるかも知れません。
二人の共通点は、1.記憶力がいい、2.自分を客観視できる、3.人を笑わせるのが好き、この3点かなと思いました。(特にさくらさんはちびまる子ちゃんでも分かる通り子どもの頃の記憶力半端ないです)
そしてこの共通点から、ある一つの結論が導きだされたことを私はご報告いたします。
それは、結婚式で盛り上げ役だった柚木麻子さんもきっと同類の人ではないかということです。
柚木さんと言えば昨年『らんたん』で大いに感動させられましたが、エッセイはまだ読んだことがありません。
確か最近出版されたと思うので早く読んでこの仮説を検証したいと思っています。おわり
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「時をかけるゆとり」の続編エッセイ。
爆笑しながら読みました!
もう涙が出るくらい。
前作も大笑いしましたが、今回も裏切りませんでした。
彼が苦手としている眼科医とのその後のエピソードや、痔瘻になった話「肛門記」。
ビーチバレー大会や、中学時代のホームステイでの出来事。
なんでこんなに面白い文章が書けるのだろうと心から尊敬します。
ミステリー小説が好きなので、偏りがちな私の読書傾向の合間に、ホッと安心と安らぎを与えてくれる朝井リョウにとても癒されました。 -
旅行のお供に持参して再読しました
人前で読むのは危険だとわかっていたのに!
飛行機の真ん中の席で 笑いを堪えきれなくて
涙目になりました。
朝井リョウさんのエッセイは最高です -
朝井リョウさんってこんなに面白いの!?
外で読むのは危険です!
吹き出しちゃいます。
頭カラッポにしてただ楽しむエッセイです(≧▽≦)