- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167915575
作品紹介・あらすじ
累計65万部、大人気の紅雲町珈琲屋こよみシリーズ第七弾。お草さんが営むコーヒー豆と和食器の店「小蔵屋」で片腕として働いている頼れる店員・久実。なぜか男っ気のない久実にもついに春が……!?浮き立つ店に、元アイドルの女性が店の敷地内で暴行を受けたという衝撃のニュースが飛び込んでくる。容疑者は地元名士の息子。久実の様子がおかしいことに気づいたお草。そして、暴行現場で拾った「あるもの」がお草と久実を悩ませることになる。「私、いつから加害者になったんだろう」──心に小さな勇気の火を灯す人気シリーズ第7弾。
感想・レビュー・書評
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2019年6月文藝春秋刊。書き下ろし長編。シリーズ7作目。1作目の萩を揺らす雨を読んで、まるでイヤミスのような後味の悪さを感じましたが、登場人物たちの魅力に惹かれて、新しめの本作を読んでみました。性犯罪と被害者、加害者、それを取り巻く世間をテーマにした話は、重いものでしたが、救いのある話で読後感は爽快でした。とばした作品を読んでみます。わくわく。
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今回も可愛らしい表紙と裏腹に重苦しい内容でした。お草さんのお店、おしゃれで素敵ですが、片田舎の小さな町でやっていけてるのが不思議。
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正解も解決方法もない問題。
無意識に加害者側へ加担する第三者とならないよう祈るばかり。 -
いつも以上にググっと胸に詰まる。
大事なことを大事にできる幸運を忘れないようにしないとなぁ。 -
第一章 小春日和 第二章 颪の夜 第三章 宿り木
第四章 帽子と嵐 第五章 黄色い実
元女性アイドルへの性的暴行事件。被害届にも勇気がいる、襲われた女性は犯人からと世間からの二重苦に晒されてしまう。ただ ただ 犯人が悪いのに、女性にもあんなことやこんなことがあったんじゃないかと非難を受けることがある。噂の的にもなる。たまったもんじゃないよねぇ。 -
【累計60万部、大人気の紅雲町珈琲屋こよみシリーズ第七弾】お草さんが営む「小蔵屋」で働く頼れる店員・久実。ついに久実にも春が……!? 浮き立つ店に衝撃のニュースが飛び込んでくる。
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コーヒー豆と和雑貨の店「小倉屋」のお草さんシリーズ。
今回は店を手伝う久実ちゃんの身辺があれこれと大変な事に・・・
お草さんもあれこれと思い悩みます。
女性であることを、考えさせられる。
そして、年をとりながら暮らすことも。