風の谷のナウシカ 2 (アニメージュコミックスワイド判)

著者 :
  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (136ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784197735822

感想・レビュー・書評

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  •  土鬼(ドルク)のマニ族に捕らわれたナウシカとアスベル。ナウシカは族長である僧正との対話で、風の谷を王蟲に襲わせる作戦が進んでいることを知る。彼女はメーヴェで脱出した後トルメキアの艦船に飛び込み、クシャナと対峙。王蟲の群れは食い止めたものの、この戦争そのものを止めねばならないと決意したナウシカはトルメキア軍に志願して加わる。
     一方、単独行動を続けていた剣士ユパは偶然土鬼の船に残っていたアスベルと出会い、行動を共にすることになる。
     映画化されたのは2巻の途中まで。ナウシカはこの時点でただ一人、世界の行く末を見通した存在になっていて、映画とは比にならないほどの物語のスケールの大きさに圧倒される。

  • 2巻の中盤くらいまでが映画とだいたい同じ筋。
    これ以後、映画では「奇蹟」にしてしまった後悔から、漫画ではますます問いかけと混迷を深めていくわけだ。
    ところで漫画版のこの時点ではまだ何かの象徴、おそらく核の、に過ぎなかった巨神兵を映画では再生させ、再生途中で腐り落ちる様子を描いた。
    あの崩落や爛れの印象が美しかったわけだが、出産可能な状態になる前に産み落とさなければならなかった状況をそのまま表しているようでもある。
    実は3巻以降は紛失してしまったのだ。
    せっかくなので箱入りのものを購入して再読するつもり。

  • この巻の中間までが,映画版の原作となります。クシャナ様が「手向けだ」と言って,髪の毛を切ってしまうシーン,すごくかっこいいです。

  • アニメのお話はここまでなんですね。原作ではまさにこれからのところではないですか。土鬼(ドルク)の僧正さまをして「やさしさと猛々しさが混然として奥深い…」と言わしめたナウシカの魅力も、アニメでは実はほんの一部だったということでしょう。クロトワがクシャナ殿下を救うシーンはおおっと身を乗り出しました。そのあとの部下を失ってたむけに髪をバッサリ切って投げ落とすクシャナ殿下が胸熱すぎます!クシャナ殿下の部下になりたいです。

  • 第二巻。

  • 「その者青き衣をまといて金色の野に降りたつべし失われた大地との絆をむすばん」名ゼリフですな。

  • 本当に全然違う、面白い

  • 改めて感じるが、宮崎駿、相当歴史に詳しい。
    そうでなければこれほどまでの物語を自分の声で語ることはできない。
    これはスターウォーズのジョージ・ルーカスにも共通して言える。
    マンガという形でも一応の完結を見ることができる僥倖に多謝。

  • アスベルは和み系

  • 大人になり、こんなに深い話しだったのかとびっくりした。

著者プロフィール

アニメーション映画監督。1941年東京都生まれ。学習院大学政治経済学部卒業後、東映動画(現・東映アニメーション)入社。「ルパン三世 カリオストロの城」(1979)で劇場作品を初監督。1984年には「風の谷のナウシカ」を発表。1985年にスタジオジブリの設立に参加。「天空の城ラピュタ」(1986)、「となりのトトロ」(1988)、「魔女の宅急便」(1989)、「紅の豚」(1992)、「もののけ姫」(1997)、「千と千尋の神隠し」(2001)、「ハウルの動く城」(2004)、「崖の上のポニョ」(2008)、「風立ちぬ」(2013)を監督。現在は新作長編「君たちはどう生きるか」を制作中。著書に『シュナの旅』『出発点』『虫眼とアニ眼』(養老孟司氏との対談集)(以上、徳間書店)、『折り返し点』『トトロの住む家増補改訂版』『本へのとびら』(以上、岩波書店)『半藤一利と宮崎駿の腰ぬけ愛国談義』(文春ジブリ文庫)などがある。

「2021年 『小説 となりのトトロ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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