激流

著者 : 柴田よしき

• 徳間書店 (2005年10月21日発売)

感想・レビュー・書評

[snowflakeさんの感想 · 2021年9月16日]

おまえは小野寺冬葉じゃない。

[姫草ユリ子さんの感想 · 2014年12月7日]

中学の修学旅行中にバスから失踪した少女。
20年の時を経てその時自由行動で一緒に京都を旅していた班のメンバーに、いなくなったはずの少女「冬葉」からメールが届く。

途中までは面白くどんどん読めたんですが、いかんせんラストがねぇ…。動機があまりにも私には不可解すぎる。

15歳から35歳までの20年ってものすごく色んな変化のある時期ですよね。なのに同級生たちは段々鮮明に過去の事を思い出していく。あまりにも鮮明なので不自然でした。

中盤までは良かったんだけどなぁ…。
もうちょっと納得のいくラストだったら良かった。

[snow-and-skyさんの感想 · 2013年10月5日]

ストーリーに引き込まれながら読めた。その分、ラストに物足りなさを感じた。

[shadiさんの感想 · 2013年9月14日]

「私を、覚えて、いますか？フユハ。」２０年前に、行方不明になった少女から、メールが届いた。それぞれ、違う人生を歩んでいた、５人の同級生たちは、このメールによって引き寄せられ、大きな、「流れ」に、巻き込まれていく。はたして、フユハは、生きているのか？
推理小説として、読んでしまうと、後半にがっかりしてしまう。しかし、登場人物たちの、複雑な心理を、うまく描いている。５人の周りで、次々と起きる事件。５人が、「忘れたい」と思っている記憶を、それぞれの視点から掘り起こしていき、繋げていって、少しずつ、真実が明らかになる。ストーリーには、、はらはらさせられるし、引き込まれてしまうところがあるが、事件の結末は、いまいち。

[hige0519さんの感想 · 2013年8月11日]

タイトルの「激流」がまさにぴったりな作品でした。行方不明の同級生･冬葉からのメールをきっかけに、それぞれの同級生が、自分ではどうしようもない運命の奔流に飲み込まれて行きます。最後まで一気読みでした。
しかし、ミステリーとしてはとても不満でした。読者が推理しても、答えが真犯人に辿りつけない構成だからです。これはアンフェアと言わざるを得ません。
また、同級生に降りかかるトラブルが事件の真相とあまりリンクしていなかったのも不満でした。

[antonias flowersさんの感想 · 2012年7月31日]

人は、時として、愚かになる
信じられないほど愚かになるのだ

[llllls_nlllllさんの感想 · 2012年2月3日]

結末までたどり着いても靄の中のよう。いろんな可能性を随所で示していた。このことは後々わかるのだろうと読み進めるも、最後まで読んでも回収できてないものが残っている気がしている。長い話だったなあ。

[udashizukさんの感想 · 2011年8月16日]

伏線かと思いきや「小石を投げ込んだだけ。どんな波紋を描くかは知ったこっちゃない」というのは、ミステリーにしてはズルイと思う。35歳現代人の悩みはリアルで面白かった。

[sobamさんの感想 · 2011年7月3日]

人物が魅力的に描かれている。

[mame-shibaさんの感想 · 2011年4月27日]

TVで見たように思うのはなぜだろう

著者プロフィール

　小説家、推理作家。
『RIKO-女神の永遠』で第１５回横溝正史賞。
　猫探偵正太郎シリーズ、花咲慎一郎シリーズ　など。

「2021年 『猫日記　Cat Diary』 で使われていた紹介文から引用しています。」