読書会

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  • Amazon.co.jp ・本 (289ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198622794

感想・レビュー・書評

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  • 古今東西の名作SFについて語り合う本。SFはほとんど読んでこなかったのを後悔させられました。うん、今からでも遅くない、読んでいきましょうかね。

  • 「WE ARE BURIED IN BOOKS,ESPECIALLY SCIENCE FICTION! WHY DON'T YOU STUDY OUR METHOD OF READING!?」そうか、恩田陸のSF物も読んでいたのか

  • お二人はものすごく本が好きなんだなぁと思いながら読みました。読んでいるうちに
    紹介された本を読みたくなりました。

  • 語り合われる本は、ほとんど内容を忘れてるものばかり。創作者の観点での指摘はさほど無し。一読者として語る部分が多い。該当本だけでなく、二人の著書も読みたくなる、読書欲を適度に促す本。いかんせん一つの章が短い。もっと深くじっくり読みたいぞ。

  • あっ、たいへん、大川橋蔵命、を、すっかり忘れていました。・・・何でもありません、これってチャンバラの話ですから。

    ところで、手塚治虫も星新一も石森章太郎も筒井康隆も小松左京もアシモフもブラッドベリもハイラインもクラークも萩尾望都も竹宮恵子も、今となっては渾然一体としてSFなのである。
    小学・中学・高校生の少なからぬ日々、私は全身全霊SFにドップリ浸かっていた。ノン、私自身がSFそのものだった。

    早川書房のSF全集はもとより、サンリオ文庫を集めては狂読し、父が収集していたSFマガジンのバックナンバーを貪り読み、欠けていた創刊時の号を古本屋を探し廻り発見(有名な、ま~あるい背表紙に感激!)したりなんかもしていた。

    その中で山田正紀は特別の存在でした。
    『神狩り』
    『弥勒戦争』
    『氷河民族』
    『襲撃のメロディ』
    『崑崙遊撃隊』
    『謀殺のチェス・ゲーム』
    『終末曲面』
    『火神(アグニ)を盗め』
    『神々の埋葬』
    『地球・精神分析記録』
    『チョウたちの時間』
    『竜の眠る浜辺』
    『宝石泥棒』
    『ヨハネの剣』
    『デッド・エンド』あたりまで、大好きな筒井康隆が二番目になるくらいに没頭しました。

    彼は、とことんSFプロパーになればなるほど文学の大海原とは少し異質なものを感じていた私を、救世主のように熱く強く抱きしめてくれたのです。

    それはともかく、この本はその憧れの山田正紀と恩田陸の読んだ本の感想言い合いライブです。

    正直言って最初はたいした話が出てこなくてウンザリしました。でもそのうち面白くなってきて一気に読んでしまいました。

    ゲストに我が敬愛する笠井潔が登場する当たりなどは、ワーワーキャーキャーうるさくて自分で自分自身がイヤになるくらいでした。

    そして、萩尾望都さまお出ましには、失神しそうでした。

    ともかく、読んだことのある人には堪えられない面白さを、読んでいない人にはメチャメチャためになる示唆を。こんなステキな本は近年まれです。

  • <FONT COLOR=#000066><B>「絶対的にオリジナルなものなんか、どこにもない。基本的には、読者が作者になるわけだよね。「すごく面白かった。終わったのが残念でたまらない」と思える小説があって、しようがないから似たようなものをつくってやろうという発想ですよ。(略)なにか語りたいことが作者のなかにあって、それで書きましたなんていうのは、たぶん嘘だよ。」</B></FONT><BR><BR>

    山田正紀と恩田陸がゲストを交えて、国内外のSF、ミステリ、自著などについて話す座談会形式。二人の読書量もすごいが、面白い本を読んで、自分もこういうのを書こう!と思えるって、すごいよなぁ。もちろん私は思ったことがない。取り上げられた本で読んでみたい本がかなりあった。恩田陸が「家畜人ヤプー」を語るのって意外な取り合わせじゃないか?

  • 2007.4.22読了。山田正紀と恩田陸の対談なんて、そりゃもう好物。その上最初のページが半村良。好物だらけ。とりあげられた本の半分程度しか呼んでいないが、既読ものもほとんど忘れてしまっているので再読する予定。手に入るんだろうか???

  •  だって!!作者もゲストも魅力的過ぎて!中で紹介されている本で読みたいのが何冊か。『神狩り』は絶対に読むぞ!でも心構えが必要だな。

  • 本好きな作家さん同士の読書対談、本好きにはたまらない1冊ですね。SFは詳しくないので挙がった本は「内容は何となく知ってるけど未読」というものが多かったですが、対談を読んでいると釣られてあれこれ読みたいものが増えてしまいました(苦笑) 今度はミステリについての『読書会』も拝読したいものです。

  • 恩田陸が本の事を語っているなんて美味しすぎる!!と興奮しながら読んだ本になりました(笑)
    ジャンルを問わず、かと思いきやSF作品ばかりだったのでちょっと残念だったけど、アシモフやキング、小松左京等、大御所が多くSFに詳しくない私でもきちんと読めました。
    共著の山田正紀氏のカワイイ所もふんだんに見えて楽しかったなぁ。
    何より恩田さんの「常野」シリーズについての読書会がたまらなかったなぁ、私。

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著者プロフィール

1950年生まれ。74年『神狩り』でデビュー。『地球・精神分析記録』『宝石泥棒』などで星雲賞、『最後の敵』で日本SF大賞、『ミステリ・オペラ』で本格ミステリ大賞、日本推理作家協会賞を受賞。SF、本格ミステリ、時代小説など、多ジャンルで活躍。

「2023年 『山田正紀・超絶ミステリコレクション#7 神曲法廷』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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