魔法の館にやとわれて (大魔法使いクレストマンシー)

  • 徳間書店
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感想 : 48
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  • Amazon.co.jp ・本 (358ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198627423

感想・レビュー・書評

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  • 大魔法使いクレストマンシーの一作。主人公はコンラッド。

    このシリーズはクリストファーといい、大人に振り回される子供がかわいそうすぎる。子供を利用して悪事を企む大人の多さに絶望しそうだ。
    今作のコンラッドも金に汚い叔父や無関心な母に振り回される。業が悪いなどだまされて進学する道を閉ざされ、変な屋敷で働くことにされるなんてむちゃくちゃだ。クリストファーとミリーの件は双方のコミュニケーション不足、屋敷でこき使われるのはそれが仕事なのだからそれほど酷いとは思えないが、コンラッドの進路の件はかわいそうすぎる。
    可能性の世界を操って悪巧みをする一家は最終的に罰せられるのですっとはする。後、今更ながらキャットの時代にクリストファーの奥さんがミリーだったと気づいた。コンラッドも出てきてたりしたらおもしろんだけれど。

  • おもしろくて一気に読んでしまった。シリーズの中でもわりと好き。

  • 家具になりきりモード!

    コミカルなところとぞっとする部分のまざり具合がよかった。
    風の脚こわいよう…

  • クリストファーはミリーをを助けようっとやっきになっていたり、ミリーはクリストファーを見直したり…お互いを意識しはじめた2人の恋模様にニヤニヤしっぱなし。

    コンラッドの可能性を身内は引き出せなくて、異世界から来た人たちに助けてもらう。作者・ダイアナさんのお決まりのワクワク感。コンラッドの可能性は何かな、何かなっと先が気になって最後まで楽しめた。

  • クレストマンシーシリーズは小学生の頃からほんと大好きで、まさか新刊が出てるとは思わずわくわくして読んだ。
    クリストファーが大好きなのでかなり満足。

  • ★★★★★
    こちらも、クレストマンシーシリーズ。
    現クレストマンシーの10代のころのお話。
    (まっきー)

    クレストマンシーが何者か、を説明すると、シリーズを読んでない人へのネタバレになっちゃうので、あえて書きませんね

  • 読書日記。

    久しぶりのクレストマンシーシリーズ。
    魔法を使ってるらしい館で小姓として働くことになった少年は、そこでイヤな少年だった頃のクレストマンシーと出会う。

    ジョーンズさんの作品ではヒネてるヤツほど魅力的。

    (2009年09月20日読了)

  •  大魔法使いクレストマンシーの若い頃の話というか親友との馴れ初めの話。訳がマイルドなのかあんまりクリストファーの物言いにむかつかなかったんだけど私だけかな? コンラッドとクリストファーの関係は微笑ましかったです。あとミリー大好き。
     真相の一つは予想通りで、もう一つは予想もしなかったけどあんまり本筋に関わりなかったので、いつものどんでん返し気分がイマイチ味わえなかったのが残念。不幸な少年のハートフル友情物語と読むが吉かな。

  • クリストファーがクレストマンシーになる前の話。
    コンラッドの家族はみんなどこか歪んだ性格をしている気がする。
    まともだったのは、亡くなったお父さんだけかも?

  • クリストファーが16歳頃のお話。登場人物達の動機付けが、どんでん返しの伏線としては強引…と感じたけれど、それ以上に、各々魅力的な個性を持っていて、一気に面白く読めた。

    特に「風の脚」が登場する場面が良かった!寡聞で知らないんだけど、その存在は原典があるのかしら?

    そういえば子供の頃、お屋敷の召使になるとか、ちょっと憧れたな。家政婦は見た的な感覚か。

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著者プロフィール

ダイアナ・ウィン・ジョーンズ(Diana Wynne Jones)
1934年8月16日 - 2011年3月26日
イギリスのファンタジー作家で、子ども向けの独創的なファンタジー小説を記す。代表作に『ハウルの動く城』『大魔法使いクレストマンシー』のシリーズがある。
2004年に『魔法使いハウルと火の悪魔』が宮崎駿監督・スタジオジブリ作品「ハウルの動く城」として映画化され、日本でも広く知られるに至る。

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