君はどこにでも行ける

著者 :
  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198641320

作品紹介・あらすじ

観光バスで銀座の街に乗り付け、〝爆買い〟する中国人観光客を横目で見た時、僕たちが感じる寂しさの正体は何だろう。アジア諸国の発展の中で、気づけば日本はいつの間にか「安い」国になってしまった。日本人がアドバンテージをなくしていく中、どう生きるか、どう未来を描いていくか。刑務所出所後、世界28カ国58都市を訪れて。改めて考える日本と日本人のこれから。装画はヤマザキマリ。特別章として堀江貴文×ヤマザキマリ対談も収録。

感想・レビュー・書評

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  • 社会の変化が目まぐるしくて
    10年後、どんな生活をしているか
    全く想像もつかずに不安で仕方ない
    だからといって、今どうすれば正解なのかわからない

    何の不安もなさそうに、楽しく生きてる人もいる
    わたしも気楽になりたいけど、難しい

    この本では、わたしと同じような不安を抱えてる若者について、度々言及されている
    不安も悩みもそのうち消えるから
    好きなことしてなよっていうアドバイスもあった
    この不安から抜け出せる日が早く来ますように

    日本人がメディアなどで
    やたら日本を褒め称えたり、隣国をわるく言う現象は
    一人一人の人間にも起こり得ると思った
    素直に、素敵なことは素敵って認めたい



  • 6年前に書かれたものだけれど、日本の物価安が進むことや日本の立ち位置など、予言のように的中しているのに驚く。ホリエモンの話し方や態度は好きではないが、頭が良く、先を見通す力と行動力、自分の意見をはっきり述べる力がある人だと感心する。「時間=命」という考え方も同感。第5章「国境は君の中にある」が特に良かった。「私たちに行けないところはない。国境は自分の頭の中にある。」という若者に向けての言葉も良かった。ネガティブな思い込みで何にもチャレンジしてない(面白いことがない、世の中つまらないことばかり、格差の広がる日本に明るい未来はない、旅行はお金がかかる、外国暮らしは言葉が通じないから苦労するに違いない、など)自らの動きを制限している強いストッパーこそ、君の中の国境だ、と。国境なくす生き方というのは、君自身のマインドを変えること。パスポートとお金、スマホを準備して飛行機に乗るのは単なる手段でしかない。頭の中の国境を消すことで、君を本当の意味で世界に飛び立たせる。日本のどこに暮らしていても、外国に行かなくても、入ってくる情報の質は格段に上がる。頭の中の国境を消せば、どこにでも行ける。

    • 村上マシュマロさん
      こんばんは、ゆきんこさん。
      「時間=命」という考え方は、私も同感です。
      東京にある聖路加病院 故 日野原先生も「生きているということは、使え...
      こんばんは、ゆきんこさん。
      「時間=命」という考え方は、私も同感です。
      東京にある聖路加病院 故 日野原先生も「生きているということは、使える時間があること」とTVでおっしゃっていました。

      確かに私もホリエモンは、好意的では無く良くも存じていませんが、頭がキレる人だと思います。

      スマホ等の情報源はやはり凄いですね。私はもっとスマホを使いこなせるようになりたいと思いました。
      ありがとうございます^_^
      2022/10/01
    • ゆきんこさん
      村上マシュマロさん、こんばんは!
      私はついつい「時間がない」と思ってしまったり、忙しいと言ってしまったりするのですが、客観視すると案外ダラダ...
      村上マシュマロさん、こんばんは!
      私はついつい「時間がない」と思ってしまったり、忙しいと言ってしまったりするのですが、客観視すると案外ダラダラしています(^_^;)
      万人に平等な「時間」をいかに有意義に使うか…もっぱらの課題です。
      2022/10/01
  • 堀江貴文さんによる、世界も日本も変わったよ、海外に出てもいいし、出なくても自由だよという本です。

    日本は「安い」国になってしまったのだそうです。
    堀江さんの説明は他とは違っていて、なるほどと読みました。

    ヤマザキユリさんのとの対談が特に印象に残りました。

  • かなり時間をかけての完読。読書のモチベーションが下がっている中だったが、新たな発見もあって読み終わった時の感触は良いものがあった。君はどこにでも行けるというタイトルから、外に出るべきだと伝えるものであると思っていたが、日本でもできることがあるとも伝えている。二極化した考えではなく、やりたいと思った時にどんな考えでもできるんだと思うようになりたい。

  • 絶対に読んだほうが良い。
    以下、響いた箇所の備忘録(ネタバレ)。

    「グローバリズムは国境も不安も消していく」より

    P.209
    何度も言うけれど、彼らの感じているストレスのほとんどは、思いこみ。自分でつくった思いこみにとらわれ、行動を規制する壁を自分でつくりだし、「行き場がない」「先が見えない」と悩んでいる。

    P.210
     どれだけやっても、日本人の思いこみは強すぎで、絶対に変わらない。これが悲しいかな、現実だった。

    P.211
     国レベルの不安や民族の情緒的な動揺は、グローバリズムの到来によって次第に収まり、人々の不安も同時に、波が引くように静かに消えていく現象が、世界各地で起きている。

    「ハリウッド映画にナチュラルに登場する「サヨナラ」」より

    P.216
     そのうち短期滞在をふくめ、外国人が国内に2〜3000万人いる状態となる。国内の2割ぐらいの人が、日本人以外の国籍を持つ異邦人で占められる社会が、ほぼ確実にやってくる。そうなると移民解禁がどうのこうのという論争自体、無意味になる。
     国の方針が決まる以前に、日本人は外国人と一緒に暮らし、新しい文化を築いていかざるを得ない。「どこの街でも普通に外国人とすれ違う」「外国人が隣の部屋に住んでいる」「外国人と一緒に働いている」のが移民国家の景色だとするなら、日本は事実上、移民国家のスタートをきっているのだ。
     僕はそれを歓迎している。というか、はっきり「日本と海外の境はなくなる」流れになっているのだから、みんな適応しないとダメだよ、という気持ちだ。

    P.218
     「イヤなことを我慢して努力している」人が評価される時代は終わりだ。
     「好きなことをしている人がビジネスでも人生でも、いちばん強い」時代へ、日本も移行するだろう。いや、実はもとからそうなのだけど・・・・。

    「僕たちを不自由にする「国境」は頭のなかにある」より

    P.221
    君たちの国境は、頭のなかにある。

  • 日本がアジア各国と比べてどれだけ経済的に衰退しているかが、海外旅行を頻繁にされている堀江さんの目を通して語られます。
    日本がこれからどういう立ち位置で生き残っていけばいいのかの処方箋も示されていて非常に良い本でした。

  • 読みやすい。旅行気分。
    内容はコロナ前なので今とは状況違う。でも方向性は氏が述べる通りなのかな。
    良いところだけでなく、ダメな点も忌憚なく書いてるのが良い。

  • どこでも行けるのにどこにも行かない日本の人にはきっと響かない。すでに成熟という衰退期に入ってしまったけど、ホリエモンの日本の見方には少し希望が持てた。

  • アジアを中心に開発途上国が力をつけてきた。
    日本は先頭を走る国ではない。
    しかし、日本が持っているインフラなどの資源は、貴重だ。

    日本だけがダメなんじゃなくて、先進国はどこも悩んでいる。
    日本だけが特別に凄いということもない。

    心のなかに自分でボーダーを作って、自分なんて外国に行けない、と思うのは間違っている。
    若者は、外国に行って働いても良いし、日本国内でも活躍できる。

  • 日本はあらゆるものの価格に対して、品質やサービスが良すぎる
    狭い視野や感情的な理由で突っぱねない
    シャープのホンハイによる買収
    オリンパスの企業としての致命的弱点にメスを入れようとした外国人社長をクビ
    上海、バンコク
    貧困対策には教育にお金をかけるのが一番
    カジノで中国人富裕層を誘致
    嫌なことを我慢して努力している人が評価される時代は終わり、好きなことをしている人がビジネスでも人生でも一番強い
    国境は頭の中にある

  • 情報は古いけど、堀江氏が行った国々の情報が満載。

  • Audibleにて

    出版された年と私が聴いた年が離れているので少し情報は古いが十分参考になる。
    「国境は自分の心の中にある」「誰の目を気にすることもない」というような、私の心に突き刺さる言葉がいくつかあった。行動あるのみだと思った。

  • みんな どこにでも行ける

    行きたければ行けばよい
    行きたくなければ行かないでよい

    筆者が行った国の解説
    旅先で仕事、観光、グルメ、ゴルフを堪能するのは
    とてもよい旅

  • どこへ行ってもああしたら儲かるのに、ここは日本に取り入れたらいいのにとビジネスの視点で見えるの、すごいなぁと

  • この人は本当に天才なんだろうな。普通の小利口な日本人は絶対にこんな生き方できない。

    しかし、日本人が日本に生まれただけでラッキーだった時代は終わったという日本の衰退、アジアの急成長は少し残念で目を背けたい現実…。

  • 国境は私たちの頭の中にある

  • 今の日本を的確に指摘して、説得力ある経験とデータを用いて論じています。2作目があれば読みたいです!

  • もうなんの影響もなくなってしまったホリエモンですが、読み物としてはまぁまぁ面白いです。

  • 2022.03.01

    堀江氏の著書を読むと、自分の悩みや、今ウジウジ考えていることがアホらしくなる。あっさりと壁を超えてくる感じがする。
    きっと私は堀江氏言うところの「真面目すぎる」日本人なのだろうと思う。
    とはいえ、長く日本で暮らしている空気や常識に縛られてしまっているのでその縛りを堀江氏の本は解いてくれる起爆剤のようだ。

    今何が一番したいかといえば「旅」。人生をかけて旅をしたい。死ぬ前に世界のいろいろな景色を見てか、死にたい。
    そのために、時間に縛られずに稼げる術を身につけたい。それが目下の目標でもある。
    その前の小〜さな目標は、年間の有給をきちんと残さずに取得すること。そして家族でたくさん思い出を作ること。できるようでできない小さな目標だ。けど2022年は絶対目標を達成する。
    有給は労働者に与えられた権利だから誰にも気を使わず取れるはずなのだ。気を使うことがあるとすれば労働者の問題ではなく経営者側の怠慢なのだ。

  • 世界観が広がる一冊。世界視点で日本を捉えることができる。
    特に日本は島国で情報に対して、鈍感。昔のような、日本が世界の中でも成長していて、技術が素晴らしい国、という時代は終わった。いかに世界視点で捉え、海外向けに発展させていくかが、今後ビジネスが生き残れるかにかかっている。

  • 日本には高いレベルのサービスや物が安価にあり、それを上手く使えば外人を多く呼び込む商材になる。

  • 世界規模で物事を考える。

    日本はもう競争力で優位な時代は終わった。
    という事実を受け止めて、考えを改める必要ある。

    アジアでは超富裕層が台頭しているという事実。
    古い価値観の打破が必要。
    やりたいことは、日本でも世界でも出来る。

    日本は治安レベル、観光資源もまだまだ活用出来る。開かれた日本にのみ、未来はある。

  • ・世界と日本を比較することによって、日本はダメダメ、ではなく、色んなチャンスの見つけ方があるのだと学びになった
    →観光、食べ物、ビジネス、インフラetc...

    ・アジアの現状(少し前だけど)を知れたことで、いかに今まで日本と偏った国だけの情報を見ていたかを実感した。
    →そこから、どこにいようともフラットに情報を得ていくことでチャンスが得られるのだから、得ていく必要があると感じた。

  • 少し前の本なので、現在のコロナ禍で読むといろいろなアジアなどに細かく出張・旅行ができたのはとても読んでいて楽しいです。自分が海外出張で感じたことがかかれており、とても参考になりました。日本は安全で、食事も安くおいしい素晴らしい国です。しかしながら、シンガポールや中国の発展は目覚ましく、都市部の発展を見る限り完全に後れを取っている状況です。日本だけの社会常識やこれまでの考え方は、昔先進国であった国の懐かしい良い記憶となり、発展に取り残されていることを強く感じます。この本を読んだからすぐに生き方を変える必要はないですが、広い視野を持って生きることが必要であると痛感します。

  • 「世界へ行くことが素晴らしいことではない。世界へ行くことよりも世界がどうなっているか知っていることが1番大切だ。できるできないではなく、知っているということが視野を広げる」

    「自分たちが辛い苦労をしたからといって、若い人にも同じ経験を強いるのはおかしい」
    若い人に同じ辛い経験をさせないためにどうすべきかを考えるのがフロントランナーの役目なのではないか。

    「頭の中の国境がなくなれば、日本の田舎暮らしでも入ってくる情報の質は格段に上がる。頭の中の国境を消そう。そうすれば君はどこにでも行ける」

    「結局多くの人が求めている成功法則やノウハウって、人より努力しないで人より優れた結果を得る方法なんだと早く気付いて努力し続けるのが真の成功法則」

  • 「職場と家の往復で人生つまらないな・・・」って方はぜひお読みください!

    海外に出るのをやめて数年。
    自分の視野がいかに狭くなっていたか思い知った。
    世界の中の日本、世界の中の自分の立ち位置を知ることができる本だった。
    それを知ったうえで、自分はどこにでも行けるという前提で、自分はどう生きたいか?を考えさせられる一冊だった。

  • 在宅勤務となり、通勤中の読書時間がなくなってしまったので、代わりに家で一杯読書をしようの巻

    最近読みたい本もあまりないので、家に転がってる本をとりあえず消化していくことにする。

    ライトな本から読もうということで本書を手にする。内容はまあなんというかホリエモンの旅行記というかなんというか。良く言えば学術的根拠のないデービット・アトキンソンのような、悪く言うとただのホリエモンのキャバクラレビュー記のような。非常にミクロな個人的見解を国規模のマクロな視点へと持ち上げていくという、良くある知識人のエッセー。

    中学生が読むにはいいかもしれないけど、高校生以上が読むにはちょっとお粗末な話。

    暇つぶしに読むにはもってこいな良くも悪くも浅い内容の本。ここでのレビュー評価が意外に高くてびっくり。

  • これからの日本での働き方を考えた時、世界の状況を自分の眼で確かめたほうがいい。欧米だけでなくアジア諸国の発展も目覚ましい状況だ。物価も様々だが、料理やサービス、高級ホテルの環境などを経験することで物の見方がわかってくる。それらを踏まえて日本を見ると未来の状況が想像できるだろう。貴重な時間を無駄にしないためにも世界を見るべきだ。

  • とりあえずホリエモンの本は全部読んでみようと思って、手に取った。
    今から5~7年前の世界各国に旅行したホリエモンの見たもの、感じたものが書かれている。
    そのため、本書ではホリエモンが「おそらく当選しないだろう」と言っていたトランプが、実際は大統領になっているなど、今と対比しながら読み進められるのが面白い。
    現実は、予想外のことが平気で起こるのだ。

    日本で流行った?(少なくともメディアには取り上げられていた)泡パーティや、スラックラインが海外で流行っていたという話は答え合わせをするようで楽しい。

    私も例に漏れず内向き人間であるが、ホリエモンが色んなものを良い悪いのジャッジせずにただ受容していく様を見て、知らないものを知りたい欲が湧いてきた。
    そして、こうなりたいと思わされた。
    彼は内向きも引きこもりも否定しない。
    その何でも受容していくのが、イノベーションに必要な力なのだと思わされる。

    ファクトフルネスを読んだ時と同様に、
    私の各国へのイメージは随分と前に止まったままだと気付かされる。
    この本の情報だって、今ではもう古い事だけど。
    変化を捉えられる人間でありたい。

  • 大体の不安は思い込みで時間が解決する。
    諸行無常。
    好きにすればいい。

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著者プロフィール

1972年、福岡県生まれ。実業家。ロケットエンジンの開発や、スマホアプリのプロデュース、また予防医療普及協会理事として予防医療を啓蒙するなど、幅広い分野で活動中。会員制サロン「堀江貴文イノベーション大学校(HIU)」では、1,500名近い会員とともに多彩なプロジェクトを展開。『ゼロ』(ダイヤモンド社)、『多動力』(幻冬舎)、『時間革命』(朝日新聞出版)、『最大化の超習慣』(徳間書店)など著書多数。

「2023年 『(仮)2035 10年後のニッポン ホリエモンの未来予測大全』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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