- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198654696
作品紹介・あらすじ
大きな池のまんなかの、
スイレンの葉の上に、
2ひきのカエルがいます。
かたほうのカエルは
棒を一本持っています。
「なんで棒を持ってるんだ?」
「犬がきたら、
この棒でやっつけてやるんだ」
「でも、犬なんていないじゃないか」
「池を泳いでくるかもしれないぞ」
「でも、この池で
犬が泳いでるのなんて、
見たことないだろ?」
「犬を散歩につれてきた
飼い主が、ボールを池に
投げて、『とってこい』っていうかもしれないだろ」
……2匹がこんなやりとりを
しているあいだに、
周囲で起こっていたことは…?
「備えあれば憂いなし!」
リアルなイラストが不気味で楽しい、
読み聞かせで子どもたちが
大喜びする絵本です。
『かしこいさかなはかんがえた』など、
独特のユーモアで読者を魅了する
クリス・ウォーメルの代表作を、
絵本作家はたこうしろうが
軽快に訳しました。
感想・レビュー・書評
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2匹のカエルの掛け合いが楽しい! まるで漫才のようです。棒切れを持ったカエルの心配が、杞憂ではなく、予想の斜め上だったのが最高!
関西弁に言い換えて読み聞かせてみようかしら。絵が結構リアルなので、カエルがダメな子がいるとまずいかな。 -
森の大きな池の真ん中、睡蓮の葉っぱの上で2匹のカエルが休んでる。
「なんで また、そんな ぼうきれ かかえてるのさ?」
棒きれを抱えたカエルの答えにニヤニヤして、カエルたちの言い合いを見ていたら、怪しい影が背後から。
ほぼカエル2匹の大きな絵で進むのに、迫力満点。ちょっとした動画を観た気持ちになる。
そして、最後にまたニヤリ。 -
用心深いカエルと、それを笑うカエル。はたしてどうなるのか?
オチも楽しい絵本。 -
カエルにも心配性のカエルと楽観的なのがいるんだなあと読み進めていったら…
本好きの小5の女の子に勧めたら、最後のページを読んだ瞬間「こわっ!」と。
年齢を問わず楽しめそう。
この季節にオススメです。 -
森の中の大きな池の睡蓮の上、2匹のかえるがいました。1ぴきは大事にぼうきれを抱えてる。なんでそんなものを抱えているのか?と、抱えていない方のカエルが聞きます。棒を抱えている方のカエルが言います。その理由はというと、いざ犬が来た時に、その棒で「バンバーン!ってやっちまう」ためです。
架空の敵に備えすぎるあまり、両手がずっとふさがったまま一生を過ごすという話かな?それとも備えあれば憂いなしという話かな?と探りさぐり読みました。
2匹のカエルのテンポよいやり取り、目まぐるしく変わる状況、生き生きした自然の描写、どれも面白かったです! -
大きな池のまんなかに、2ひきのカエル。
「なんで、そんなぼうきれを持ってるのさ?」
「これは犬よけぼうだ。…」
…いやいやいやいや、池には犬よりももっと気をつけた方がいいヤツがいるんじゃないの?
なんとも、ユーモラスな2ひきの会話。 -
2024-023年生
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よかった。災いは忘れた頃にやって来る。
自然界の生き物たちも、いろいろ考えてるんだね。 -
ただのぼうきれが役に立つこともあるんだね