謀将直江兼続 上 (徳間文庫 な 13-31)

著者 :
  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (439ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198923846

感想・レビュー・書評

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  • いい歳した爺さんがいつまでも過去のことを引き摺って、近場の大名と組んでみたりしたら面白いな、という内容。そこに新発田の生き残りだのが絡んできて、またそいつらが鬱陶しいのなんの。とりあえず文章がひどすぎるので下巻は流し読みだったが、文も内容もティーンズ小説並み。人物の個性はびっくりするほど無い。この本に出てくる兼続はどんな人かと聞かれたら、何をした人物かは答えられてもどういう性格の人とは答えにくい。兼続が徳川を追わなかったことに良さを感じるのならば、まずお勧めできない。

  • 小説のはじまりは関ヶ原の戦いのきっかけとなった徳川家康の上杉征伐。「えっ!この小説の主人公は直江兼続でしょ!?」といきなり疑問符が。兼続を書くのになんでクライマックスから始まるんじゃと思ったわけですが、読み進むうちになるほど。
    関ヶ原後の兼続の反骨精神というか、幕府に再度立ち向かう野望を抱いた最後の戦国武将が描かれています。
    読んでいてドキドキ、ワクワクするような小説で文句なしの名作だ。

    2006.06.07読了

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