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- Amazon.co.jp ・マンガ (214ページ)
- / ISBN・EAN: 9784253159494
感想・レビュー・書評
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少子化が進み、兄弟姉妹を持つことを忌みとし、一人っ子ばかりのコミューンを描いた作品。兄弟姉妹を忌みとするからこそ、兄弟姉妹に出会うと愛情や恋愛、様々な意味で、惹かれあってしまう。
「女性は子供を産むべき」という世間の目もどうかと思うけれど、「一人しか産むべきではない」という世界も変だなと思った。結局女性の自由はないのかな。
忌みしていても惹かれあってしまう兄妹、姉に恋をしてしまう弟、仲良くなる三姉妹、様々な設定があるけれど、兄が死に、養子に出されていた弟が連れ戻され、弟の中に兄を探す親。この設定が一番、とても悲しく辛かった。
磯谷さんが描かれる、痛くて切なくて悲しいけれどどこか甘美な世界は独特なんだけれどものすごく作品として惹かれるものがあります。どちらかというと『屋根裏の魔女』よりの作品だと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示