- Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
- / ISBN・EAN: 9784253169844
感想・レビュー・書評
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当時は最先端で誰も描いてはいなかった話のスタイルなんだろうなと思うんだけどね。
最初の教師の話とピノコ・ラブストーリーくらいかな。刺さったのは。
後は乱暴すぎる。
地下水道はテロに対する強烈な皮肉が描かれているが、手塚治虫の政治信条的にそれでいいんだろうか。
海は恋のかおりもあまりに乱暴者過ぎて、今の世の中ではとても受け入れられない人間性だな、もう。
最後の話はデジャヴ感じると思ったが、これ変種のごんぎつね?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なんだかんだ言ってピノコを大事にしてるし、人にもこっそり優しいブラックジャック。
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なんかで目にしたことがあるのでは???な有名エピソードが多数収録…な気がする。
内臓が左右真逆になってる子どもとか、喉の病気でしゃべるなって言われてた放送部の女の子とか、危険を察知して実は…なことをしてた犬とか。
まさに多種多様な患者とブラックジャック先生のエピソード。マジで手塚治虫…すごいな…。 -
手塚治虫作品の中で、かなり有名な作品。
一読はしておかねばと思い、読了。 -
ブラックジャック先生が小学校の同窓会に出席してて、ビックリ。何となく同窓会なんて欠席しそうなイメージだったから。でも、本当は優しい人なんだなって思わせる話ばかり。同窓会に出席しててもおかしくないか。
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小学校の時の恩師を同窓会に参加させる話、声帯ポリープを取って貰う女の子の話、ボンボンが革命家気取りで爆破テロを起こそうとして暴発に巻き込まれる話、如月先生に惚れた水兵が刺青を消してくれと言ってくる話、スリの指を元通りにしてやる話、ヤクザとその子供が抗争に巻き込まれる話、鯉を育てるのが上手な巨人症の人の話、ピノコが飲んだ青酸カリのカプセルを取り出す話、物を取って人の気を引き事故から助けてくれる犬の話。
覚えてたいい話を書き出してみたけどだいたい全部だな。。
スリと刑事の奇妙な関係とか、ヤクザだけど子を思う親の気持ちとか、一筋縄ではいかないストーリーが面白かったです。
ピノコが青酸カリで死にかける話はイマイチ何が言いたかったのか分からなかったけど。
ピノコのために必死になるブラック・ジャックが見たいのか?
高速で腹腔手術をする様子を見せたのか?
ラルゴの話で、ベッドを飾り立てた時のピノコのドヤ顔が可愛かったw -
面白い
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【再読】
「あいにく私は賞とか肩書きとかが大っきらいでねえ 」
この巻は、「人間の本当の喜怒哀楽」を気づかせてくれる作品が多かったです。人間の核心に迫っていくような漫画を書く手塚先生、本当に神様みたいに見えてきます。
(特に好きなお話3つ)
『山手線の哲』
『肩書き』
『落としもの』
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虚像 声門 声帯ポリープ そうだ…内臓が逆の逆だ!つまりまともに… 四葉のクローバー 革命派 継ぎ接ぎ おまんまわわ食えるとか尻が拭けるとかいう程度の指なら…俺は別に見たくないっ アッチョンブリケ 後遺症はありませんか?ネクロージスは? 肩書きか… 心臓が嵌まり込んで癒着している 横隔膜 心臓を金にでも吊り上げれば今後ヘルニアは起こらないだろう バッキャーロこれみんなお父ちゃんの皮なんだぞっ マッハ文朱ふみあけ 養鯉家ようりか 巨人症 心臓の負担 青酸カリのカプセル 蠕動で場所が移ってしまったか⁉︎ 暫くは腸内にガスが残ってるからオナラも出るだろうが我慢しろ 心臓ね替わりに人工心肺装置へ血を送り込むのだ ラルゴってのは私がつけたのだ音楽の言葉で"物凄くスロー"ってことだ 動物の直感 題名が総てを語っている 饅頭怖い 目黒の秋刀魚 常識に対する非常識の世界、人間の持つ夢と欲望、そして惨め過ぎる程の人間の事実の姿、それら全てを手塚治虫は語っているのだ… 三題噺さんだいばなし 百万人に嫌われたって、ビクともしないのは当たり前だ。手塚治虫がこちとらにゃあついているのだ、文句あんめぇ。