- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784255010908
感想・レビュー・書評
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谷川俊太郎訳、安野光雅絵。読みやすい。別の出版社のを読んだことあるけど、やっぱりおもしろい。昔はあんまり感じなかったけど、思ったより恋愛小説だったんだなあ。
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現在、SNSの発達によって手紙を送り合うことは少ない。しかし、この時代においても手紙は温かく幸せを与えるものである。
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学生時代に読んだような気がします。結末を知っていたから。
図書館の新しく入った本コーナーにあったので、懐かしさとうろ覚えの結末を確認したくて借りてきました。
谷川俊太郎さんの新訳です。
ジュディが大学へ進学させてもらえる条件が、日々の暮らしを手紙にして、ミスタースミス(もちろん偽名)へ送ること。
大学4年間の暮らしや成長が、後見人であるあしながおじさんへの書簡によって紡がれていく物語です。
基本的に前向きで、明るく朗らかな文面。ときどき、”あえての”ひらがな表記があって、ひっかかりを覚えるのだけれど、孤児院という狭い世界しか知らなかったジュディは、さながら生まれたばかりのヒナなのかと思えば、その幼い表記もありなのかもしれません。
「おじさま、大好き」と臆面もなく言えるのは、文化の違いなのかしら。
でも、素直なのはかわいらしいよね。
結末を知っているのに、
ラストシーンは涙が止まらなかったです。 -
大好きな「あしながおじさん」の安野光雅さんが絵を描いたシリーズの一冊。
何度読んでもジュディは健気で可愛らしいし、おじさまに会う場面ではワクワクするし、本当に素晴らしい作品だと思う。まだまだ児童文学を読まなければ。 -
「大切なのは大きな喜びではなく、ささやかな喜びから多くの喜びを得ること。幸福の秘密は《いま》に生きること。過去を悔やんだり、未来のとりこし苦労をせず、今のこの瞬間から得られる限りの最高のものを掴むこと。大抵の人たちは生きてるんじゃなく競争してるだけ。熱中するあまり、途中の美しい風景も目に入らない。そして自分たちが年をとり、疲れ果てゴールに着こうが着くまいが、結局は何の違いもなかったということを知る。私はたとえ大作家になれなくとも、道草をして、小さな幸せを一杯つむことにきめました。」1月11日ジュディ
そうだ、ちょっと道草をしよう!野原には美しい春の花が咲いているんだから。。