- Amazon.co.jp ・本 (195ページ)
- / ISBN・EAN: 9784255960296
作品紹介・あらすじ
前人未到のことば遊び。他愛もないひとつの出来事が、99通りもの変奏によって変幻自在に書き分けられてゆく。『地下鉄のザジ』の作者にして20世紀フランス文学の急進的な革命を率いたレーモン・クノーによる究極の言語遊戯がついに完全翻訳。
感想・レビュー・書評
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ただただ爆笑。翻訳者には頭が下がる思い。筒井康隆的でもあるし、「人生 使用法」(未読)への序説ともなっている。「地下鉄のザジ」の著者であったことは読後に知った。装丁も含め良い読書体験でした。
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下記のリンクで全てかかれているのだが、すごいものである。
https://1000ya.isis.ne.jp/0138.html -
2007.8月
ダヴィンチの表紙で、松本潤氏が持っていた1冊。
シンプルな装丁と紹介文に惹かれて高校の図書館で借りた。
当時こういう本を始めて読んで衝撃を受けた。
同じ話が視点を変えるだけでこうも違って見えること、
もちろん文章の書き方も。
色々なことに気づかせてくれる一冊。 -
学生の時に読んで、ずっと手に入れたいと思ってた本。ようやく手に入れた。
表現の可能性の広がりを感じる。 -
図書館で借りる!
山本ナイルさんのSNSから興味
あまりタイプではなかったが、所々笑わせていただいた。 1つの出来事に対して99(正確には+3)の文章で表現されている。パラーっと読み飛ばしているところもあり。
訳者:朝比奈弘治のあとがきで、著者について表現力の幅広さを感じさせるとともに、ちんぷんかんぷんな文章も作成していることから言葉・文章の空虚さについて指摘している、めちゃ同感
私は、フィクションよりもノンフィクションがタイプ。ノンフィクションは私と同じ世界で生きてる人の実体験を体感できるのが魅力。だけど、当人が経験した事実をどこまで言葉で伝えられるかというのは、考えどころ。フィクション作品によっては、ノンフィクションよりありありと世界観が描き出されてるものもあるはず。そんな作品に出会ってみたいな。
どこまで〇〇で伝えられるかっていうのは、「写真」にも言えることだと思う
写真展とかあるけど、テーマとか解説がない限りアーティストの想いがわからない(イメージすることも必要なんだと思うけど)
本探しの旅は終わらないね
2、読みづらい
11、言葉をそのまま使うんじゃなくて、並列だったり逆説例えて使っているのがすごい面白い。
19.アニミズム→帽子が主語になってるの面白い
人じゃないのが主語の本読みたい
74.よめないやん、品詞に分けてる
80.事実とは真逆のことが書いてある、あり得なくて面白い -
レーモンクノーとボリスヴィアンの関係が気になる
2023/10/10 追記
まさか山中智恵子とレーモンクノーが繋がるとは思わなかった。掘らないといけない。「ことば」 -
読了日 2023/07/30
Podcast「超相対性理論」で渡邉康太郎さんが紹介していた本。
一つの出来事を、99通りのやり方で描くという「文体練習」を収録した本。翻訳が大変そう。 -
コメント
99の文体で書かれたストーリー。
お楽しみください。
桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
https://indus.andrew.ac.jp/opac/book/231868 -
同じ内容を色んな文体から見方を変えたりとかして、ひたすら別の文章に置き換えていく。
うん、確かに文体練習ってタイトルの通りだと思う。
日本語に訳せたのも素晴らしい。
ある意味で課題曲とかを自分の味付けにする、印象を変えるなど試行錯誤するとここまでいろいろ出来るんだなって感動する。 -
いろんな言い回しがあって面白いなと思った