1こでも100このりんご (えほん・ワンダーランド 25)

著者 :
  • 岩崎書店
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感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (28ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784265011254

感想・レビュー・書評

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  • 小さい子から大きい人にも読み聞かせできそう。やさしい言葉と絵で、伝えたいことがはっきり伝わる。

  • 町の中のくだもの屋に,りんごが1こかざられています。そこを通る人が,りんごへの思いをそれぞれに語ります。100人がリンゴを見れば、100通りの見方がある!

  • こどもと一緒に読みました。
    同じものでも、見る人によってこんなにも見方が変わるなんて!

  • たった1個のリンゴがお店に並んでいましたが、通りかかる人それぞれがそのりんごを見て違った感想をもち、その感想をもとに、りんごがその人が誰だかを当てる…というストーリー。
    個体(事実)は一つであっても、人によって様々な捉え方があるんだよ、と教えられた1冊。
    子どもと一緒に、コメントをもとに、それが誰なのかを想像しながら読むのも楽しいな、と思いました。

    2016/10/12

  • 絵柄は古いけど、内容が面白い。
    りんごとりんごの前を通りかかるお客さんのお話。お客さんの発言でどんな人か考えるりんごのお話。

  • 同じものでも視点が違えば違って見えるってことね。

  • 岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
    http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00162885

    町の中のくだもの屋に、りんごが1こかざられています。そこを通る人が、りんごへの思いをそれぞれに語ります。
    (出版社HPより)

  • 2021.6.18 4-4

  • 7分

  • 2019 3-3
    7分

  • くだものやさんに、赤いりんごが飾られています。サラリーマン、農家の人たちなど様々な人がりんごの前を通り、様々な感想を述べていきます。同じ一つのりんごでも人それぞれ見方が違うことがわかる絵本です。
    19k019

  • 果物屋さんの店先に飾られた1個のりんご。
    通りかかる人々が、それぞれにりんごへの思いを語る。
    ある人は「懐かしいなあ」、またある人は「良い色だ」、またある人は無言でぽろぽろ涙を流す、という風に。

    りんごは1個だけど、100人いれば100通りの見方がある。「1個でも100個」という逆説的な言葉に、(年齢的には)大人の私も思わずはっとさせられました。

    例え同じものを見ても、人によって着眼点や考え方・感じ方は全然違う、というのは、集団の中で生きていく上でものすごく大切な事ですよね。それなのに、ちょっと気を抜くとすぐに忘れてしまいがちなのが尚更怖い。
    「こう考えるべきだ」「こう思わない奴はおかしい」そんな思考に囚われて息苦しくなっている時は、このりんごを思い出してクールダウンしなきゃなあ。

    最後のページで誇らしげに輝くりんごを見て、清岡卓行氏の評論「ミロのヴィーナス」を思い出してしまいました。

  • なるほど…りんごは 1こだけど 見る人 100人いたら…考えさせれる!!

  • 果物屋の店先にある1個のりんご。
    それを見た通りすがりの人々がそれぞれ漏らす言葉を聞いて、りんごは人々が何の仕事なのかを想像する。
    忙しそうなサラリーマンは子供のころの遠足を思い出す。
    農家の人たちはりっぱなりんごだと褒める。
    りんごの色を決めかねる絵描き。
    りんごは健康にいいと言うお医者さん。
    りんごの歌ならたくさん知っているという作曲家。
    子供たちが遠足に持って行く果物を選ぶ。
    ある女の子がりんごを選び、遠足で食べると周りの子供たちもりんごにすればよかったと思う。

    りんごは自分は1つだけれど、それを見た人が100人いれば自分は100通りのりんごになる。
    1個でも100個のりんご、だと思うのだった。

    思いは人それぞれ。

    全体的に白黒でりんごだけが赤い絵が印象的。

  • 1このリンゴでも見る人が変わればそれだけのりんごがある。見た人の数だけりんごの物語がある。

  • 第一回 ブックバイキング

    5分
    選書したのは全員女子でした。
    職業を一部クイズ形式にして読みました。

    同じりんご1こでも、人それぞれ何とおりも見方があるよ!というお話でした。堅くなった大人の頭にもお薦めします!

  •  くだものやさんの1このりんご。その前を通る人は、同じりんごを見ているんだけれど、それぞれにいろいろなことを考える。りんごだけが赤く、カラーで描かれている。

  • 図書館で借りました。

     絵本。リンゴの独白。個性重視というか、千差万別?
     リンゴ視点。
     八百屋さんの店先に出されたリンゴ。
     それを見た通りすがりの人たちは一言ずつ、リンゴに関するコメントをして、リンゴはそれから相手の職業を推測していく。
     リンゴは一つだけれど、百人の人がリンゴを見ればいれば、百のリンゴになる、というお話。

     水墨画のように白黒の絵に、リンゴだけが赤く彩色されている。これは上手いやり方だなあと思う。
     最後にリンゴが女の子にたべられてしまうときだけ、全体に彩色。
     たべられる瞬間も痛々しさはない。
     可愛らしい話。絵も木訥で淡く、無夜の好み。

  • まちの中のくだものやさんにりんごがひとつ並んでいます。その前をいろいろな人が通り、りんごを目にとめ感想を言うのですが…みんな感じ方はいろいろ。
    農家の人たちはいい畑で育ったりんごだろうと感心するし、画家はすてきな色、描くのに難しい色だと悩むし、学校の先生は3個買うとおつりは・・・といった具合。中には職業不詳の気になる人も…。

    それぞれのセリフから、誰がいっているのかを当てるもの楽しいし、黒白で描かれた絵に赤いりんごが映えて絵も面白いです。
    みるひとが100人いれば1個のりんごも100通り。
    あなたはこのりんごにどんな感想を持ちますか?

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著者プロフィール

福岡県出身。
代表作に『マラソンマン』『POLICEMAN』(いずれも講談社)などがある。2013年より東京工芸大学芸術学部マンガ学科講師に就任。

「2020年 『講談社 学習まんが 日本の歴史(4) 平安京遷都』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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