なきすぎてはいけない (えほんのぼうけん3) (えほんのぼうけん 3)

著者 :
  • 岩崎書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784265070237

感想・レビュー・書評

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  • おじいちゃんから 孫の男の子に送る 手紙…

  • 人はなくなってもその子供に、その孫にず~とず~と受け継がれていく。
    その人と過ごしたことを忘れていても、何かの拍子に思い出す。
    同じ体験をしている。
    だからなきすぎてはいけない、亡くなった人たちは、いつでも大切な人たちをずっと見守っているのだから。
    輪廻というとオーバーですが、魂はずっと受け継がれていく、だから生きているときは目の前にあるもの、身近な人達との時間の大切さを感じました。

    平成28年11月8日(火)  5年1組

  • 三葛館児童書・大型本 E||UC

    亡くなったおじいちゃんが孫にあてたメッセージが綴られた一冊。
    おじいちゃんの言葉は終始柔らかで、残された人の幸せを願う深い愛情ややさしさに胸が熱くなり、読み進めると、自分と親や大切な家族とのこれから先訪れる別れに思いを馳せて、悲しい気持ちになるかもしれません。けれど、おじいちゃんは「やがて時が経ち、悲しみを忘れても、いつか子供や孫ができ、同じ光景が繰り返される…」ことを続けて語りかけ、読後は、人間の命の絆は死で断ち切られるものではないこと、大切な人からもらった命のバトンの温もりを感じながら、私たちも一日一日を大切に生きていきたいと感じるでしょう。
    淡いパステル調の挿絵も優しさに溢れていて、おじいちゃんのメッセージの温かさをより引き立てています。
    読後は、悲しいけれど温かな気持ちに包まれる本書。大切な人を失ったときも、自分が子どもや孫を持つ立場になってもずっと読み続けたい一冊です。
                                  (かき)

    和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=55175

  • 大切な人を失った子たちへ

  • なきすぎてはいけない
    笑ってる君が好き

  • 色んなことを思い出して、読みながら泣いた。
    絵本は短い言葉で心にズドンと来る。

  • 雨がいいなぁ。

  • 3分半
    とても静かな気持ちになる絵本
    読み手が泣かないように注意

  • 愛する人の死という重いテーマを、温かみのあるやわらかな挿絵とともに描いています。愛する人をなくした友へ贈りたい絵本。

    読み聞かせにも、ちょうど良い長さ。
    低年齢の子には、内容的に難しいと思われる方もいるでしょう。しかし、いつだって別れは突然です。子どもだって一年に一度ぐらい、年齢を問わずこのような絵本と向き合ってもいいんじゃないでしょうか。

    【注:以下、ネタバレです!】 
    本文より抜粋。

    「なくなったものは だれも
    いきているものの しあわせをいのっている
    (…)
    だから ないてもいいけど
    なきすぎてはいけない
    (…)
    わたしが すきだったのは
    わらっている おまえだったのだから」

    たぶん、共に過ごした月日よりもはるかに長い時間をかけて、見送った人は歩みます。

  • バトン
    つなぎたい

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著者プロフィール

《ありえる》
父は桃太郎。母はかぐや姫。妻は白雪姫。
エッセイ『絵本のことば 詩のことば』
詩集『ことばの遊園地』『たちつてと』
《ありえない》
1941年、福岡県大牟田市生まれ。
絵本『ともだちや』。

「2024年 『ありえない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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