君色パレット 多様性をみつめるショートストーリー (3) SNSで繋がるあの人 (君色パレット多様性をみつめるショートストーリー)
- 岩崎書店 (2022年2月28日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784265090631
作品紹介・あらすじ
YouTuber仲間、世界的ダンサー、顔も知らないネットの人たち、学校のとある有名人。
多様性をテーマに『SNSで繋がる人』を描く4つの物語。
あの人のこと、そして自分自身のこと。物語を「君色」でみつめて。多様性をテーマに主人公と様々な距離間の人たちとの物語を収録したアンソロジー。
感想・レビュー・書評
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SNSで繋がるあの人。
自分は自分らしく。
調べ学習でネットを使わないで。正しい情報でといった先生は、半分正しく、半分正しくない。
ネットの情報は全てを否定してはいけない。
正しさを見極めて。SNS相手との付き合いも考えて。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
どの短編も今を生きる子どもたちに響きそう。
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SNSでつながることの利便さと危うさを書いたアンソロジー。
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SNSで繋がるのは、いい人も悪い人もいる。
でも、SNSで出会った友達が、かけがえのない、人生を共にするような友達になることもある。 -
30分くらいで読めた。
私が高校生の時はガラケー、メル友がいた時代で、ただの文字をやりとりする時代w(なかにはメル友と付き合ったりする人もいたw)
今はスマホでSNSのいろんな媒体からつながりが持てて、YouTubeでゲームの実況仲間を作ったり、Twitterで変な人とつながってしまったり、
使い方でその人の人生がよくも悪くも左右されるなと感じた。
共通して大事なのは
自分の軸をもったうえで、正しくSNSを使いこなすことかな〜 -
読みやすくて、良い本だった。
多様性って、言葉にするより、お話にした方がわかりやすいかも。 -
多様性がテーマの短編集。
SNSの楽しさ、怖さなど色々描かれていて、道徳や総合の授業で扱ってもよさそうな内容。
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ゾクっとするものもあれば、スッキリ良くやった!などの4つのショートストーリー。
内容はすべてSNS絡みで、その対象が小学校高学年や中学生。
あ〜〜それはやっちゃダメ〜!っと親心でヒヤヒヤしてしまった(汗)
中学生子どもの進路調査表の、将来なりたい職業欄に「YouTuber」って書かれたら、親である私だったらどんな対応をするんだろう?
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SNSで繋がるあの人は……
ユーチューバーにあこがれる中学生──「プロジェクト・チュウニ」如月かずさ
〈ただ、こんなふうに毎日学校に通うことに、なんの意味があるのかと思ってさ〉
盆栽園の祖父と孫娘──「BONSAIラブ」おおぎやなぎちか
〈視点を変えると、物の見え方が違ってくる……?〉
SNSにはまっていく6年生──「にぎやかな孤独」朝比奈あすか
〈自撮りとか、送ったほうがいいですか。〉
SNSで見つけた親友──「ジルと柚」佐藤まどか
〈自分にとって、本当に大切なのは、なに?〉
《多様性をテーマに様々な視点から描くアンソロジー》──出版社サイト
若手からベテランまで実力のある児童書作家4人の多様性が発揮された短編集
「君色パレット 多様性をみつめるショートストーリー」シリーズ全3巻
『ちょっと気になるあの人』2022年1月刊
『いつも側にいるあの人』2022年2月刊
『SNSで繋がるあの人』2022年2月刊
《この世界に生きるあらゆる人たち、
そして自分自身のことを、
大切に見つけるきっかけとなりますように。》──「シリーズによせて」
佳奈がシンプルに描く人物の表情が魅力的
同時期に刊行された小学校中高学年の女の子を主人公にした「女の子たちのぼうけん」全3巻の姉妹編