七匹の蛾が鳴く (ランダムハウス講談社文庫) (ランダムハウス講談社 テ 1-2)
- 武田ランダムハウスジャパン (2008年4月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
- / ISBN・EAN: 9784270101728
感想・レビュー・書評
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前作から読めばよかった…。
蛾に始まり蜘蛛とか蚊とか節足動物てんこ盛りでゾワゾワしながら読んだ。そういう手口もありなのかと感心したりもしたんだけど、詳しい人から見たらどうなんだろう? これは有り?
なんとなく犯罪の手口に目がいってしまい、狂気をあまり感じられなかったのが残念。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
以前に読んだ『タルタロスの審問官』の続編で、『死者の部屋』と同じ著者。
『羊たちの沈黙』と同じ蛾がでてきたりと、ゾクゾクしながら一気に読みました。前作同様、完璧なハッピー・エンドじゃないけど、シャルコの精神がおかしくなってしまうのもわかる気がする…でもそれはそれで幸せなのかしら?
続編出るかな? -
前作より断然好きだが、これを読むためには絶対に前作を読まないとダメだろう。
しかし凄い話を思いつく人がいるのもです。『眠りなき狙撃手』を読んでそんなに日が経っていないのにまた凄まじい主人公の精神面の葛藤を見てしまった。そういえば『眠りなき〜』の主人公はテリエ、と言うのでしたな……。そう大したことない符号である。
もしかしてこれはフランスのお国柄なんだろうか。流石トンプスンが好きな国。
もうちょっとこっちの方でいろいろ探してみよう。
ティリエも、もう何冊か読んでみたい。
シャルコの続編は出なさそうで寂しいが……。
シリーズものは主人公の命が安泰なんであまり好きじゃないんですが、ここまでやってくれりゃあ話は別ですね。
面白かった。人にも勧めたい。
2008/11/19