- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784272331031
感想・レビュー・書評
-
2022年11-12月期展示本です。
最新の所在はOPACを確認してください。
TEA-OPACへのリンクはこちら↓
https://opac.tenri-u.ac.jp/opac/opac_details/?bibid=BB00601800詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
昨今、性別における平等や経済格差の是正 などを目標とした「SDGs」、「LGBT」という言葉が聞かれる一方で、昨年もアメリカの黒人男性が警官の発砲により死亡するという事件が起こっています。ヘイトスピーチやSNSなどでの誹謗中傷も看過出来ない問題です。しかし著者は、例えば障害者にかけた「希望を持ってください」という言葉も、現在の障害者の暮らしに「希望がない」ことを前提とするもので、悪意がなくとも、相手を傷つけるものであることを指摘しています。
本書は、人種に対する差別から、出身国、職業、学歴、性別などに基づく差別、そして前述の悪意によらぬ「差別」などを1つ1つ検証することで、「自分は差別などしない」と思い込む固定観念の危うさと、差別を自覚することによる差別の無い社会の実現を模索しています。
京都外国語大学付属図書館所蔵情報
資料ID:649641 請求記号:361.8||Kim -
brown の little Mermaid に対する否定的なコメントに悲しんで驚いてなぜなのか?という思いから購入。
昔の自分のことを思うだけでも無自覚に差別していた自覚があるし、タイトルどおり、差別するのは本当に自覚がない人。
上述のlittle Mermaidに関するコメントでも「これは差別ではなく…」という謎の前置きが散見された。
いやそんな前置きつけたら発言が差別じゃなくなるってそんな免罪符じゃないやん(笑)アリエルは白人じゃなきゃ嫌って、言ってることレイシストそのものなのに、まずそこから認識できない不思議。
自分もいつ無知ゆえに誰かにリスペクトのない発言するかもしれないという危機感を持ち、定期点検してこうと思った。 -
女性教育会館パッケージ貸出図書(テーマ:ダイバーシティ)
2階 階段前に展示中(10-12月利用可能)
通常の貸出枠とは別に
一人 3冊・14日間まで貸出可 (学内者限定)
通常開館時間中に、1階カウンターで貸出返却手続きしてください -
自分の中にあるアンコンシャスバイアスを自覚し、日々アップデートしてかないとすぐにでも差別的になってしまいがち。
どこの国でもまったくもーーーってこともたくさん
-
[NDC] 361.8
[情報入手先]
[テーマ] でーれーBOOKS2023/エントリー作品 -
韓国事情が多めだけどアメリカの事例も出てきたり、読みやすい。一読で十分かも!
-
わりと敏感な方ではあると思うけど、いつ何時、自分が差別する側になってしまうかわからない。気をつけないと。
-
日常に溶け込みすぎて差別だと気付かないこと、自分の利益のために不平等を維持していること。悪意がないならいい、というわけではなくて、「差別しないための努力」を積み重ねていかなきゃいけない。
時折、問いかけるような文章で締められていて、自分はどうだろうかと内省する。差別に対する不満がする側からも、される側からも出てきている今を変化の時と捉える。平等な社会の側へ向かっていけるかが試されている。 -
平等の定義とは何か。包容力、寛容、多様性を含む普遍性。特権。反応しないという反応。
皆が相手を思いやる気持ち、相手側にあるものへの想像力を持てたらどんなに優しい世界になることか。差別とは何か、平等とは何か。私自身はどうなのか。考えるきっかけをくれる良書だった。